● スポニチがネットでSMAP解散のあれこれについて連載記事を載せている。今日は,“キムタク 解散の“元凶扱い”に異論「自分自身は変わっていない」”と題するもの。
木村君,自分は昨年末からずっと意見を変えていない,と言っている。ではなぜ,他の4人が裏切りというのか。元マネージャーが木村君も同調していると4人に説明したからだ,ということにこの記事ではなっている。
● 30年近くも一緒にやってきたのだから,お互いの性格はわかっているはずだろう。こういう状況にはこう反応するということも手に取るようにわかるはずだ。
木村君がいったんは独立に同調したものの後に変節したのか,そうではないのか。そういうことは元マネージャーがどう説明しようが,わかるはずのものだろう。
● SMAPって,中居・木村が引っぱり,あとの3人はそれに付いていく側だったようにも見えた。付いていく側がもういいやと言うのだから,これは解散する以外にない。
主義主張のぶつかり合いというより,単純な仲違いなのだろうか。結局,金属疲労のようなもので,具体的な原因を探っても仕方がないのだろうか。何がどうであっても,解散に至るしかなかったのだろうか。
● ただ,一点だけ,腑に落ちないところがある。今年1月からのSMAPの活動はほぼ止まっていたし,来年は名実ともに消滅する。それによってジャニーズ事務所が被った損害は膨大なものになるだろう。
得られたはずの利益の逸失もさることながら,ジャニーズ事務所のイメージが汚れたことが問題だ。これを金額に換算するとどれくらいになるだろう。
で,腑に落ちないのは,経営体であるジャニーズ事務所のなかで,その責任を取った人がいないと思えることだ。
● ほとんど情報を持たない中での推測だけれども,今回の原因のほぼすべては,先の見込みが立たないにもかかわらず,独立を画策した元マネージャーにある。勝ち目のない戦争を仕掛けてしまって,案の定,負けた。
ただし,元マネージャーも馬鹿ではなかったはずだ。勝ち目がないと知りながら,そこに行かざるを得なかったのだろう。彼女をそこに追い込んだのは,メリー副社長のようだ。しかも,その原因になったのが週刊誌の記事だとすれば,ほとんど洒落にならない愚行だろう。
その彼女がなぜ職を辞さないのかがわからない。
● さらに。社長が解散回避に具体的に動いたのに,結局,回避できなかった。しかし,メンバーは全員事務所に残る。普通の会社だったら,これはあり得ない。
トップの方針に従えないと明確に意思を表示しているのに,それに対するペナルティがない。これまでの貢献度を考えればそれが当然というのはあたらない。
近い将来に,事務所を離れるメンバーも出るのかもしれないけれども,今回のジャニーズ事務所の対応を見ると,企業体として長く存続するのは難しいかもしれないと思える。
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