2016年8月27日土曜日

2016.08.26 ロボットと人工知能

8月26日の読売新聞
● 右の記事を読んで考えた。介護用ロボットが実用化されて普及する将来はかなり明瞭に見えてきたし,金融機関のトレーダーまで人工知能で置き換え可能だという。銀行マンなんて全国で5,000人もいれば充分という時代になるらしいぞ。
 人間に変わってかなりの業務を人工知能を備えたロボットがやってくれる。

● では,人間は左うちわで遊んでいられるようになるのか。そんなわけないよな。ロボットや人工知能ではできない仕事に集中することになるんだろう。
 なかなか大変な話じゃない? これからの人は大変だよ。

● ロボットや人工知能の導入余地が最も広いのは,おそらく公的セクターだろうな。
 財務省の予算査定なんて,実際はさ,人工知能がすべてやってのけてくれるんじゃないか。しかも1時間もあれば査定は全て完了だ。
 市役所の窓口に人を貼り付けておく必要もなくなる。

● 一見,人間がやった方がいいと思われるものの中にも,じつは人工知能の方がうまくやるというのはたくさんありそうだ。
 たとえば,福祉関係の大半がそうじゃないか。経験知や暗黙知と言われるものも,人工知能に担わせることが可能になりそうだ。“相談”は人間より機械を頼った方が上手く行く。
 機械がやれるものは機械にやらせた方がいいな。機械は人を不愉快にしないから,基本。

● だけど,大変だよ,これからの人は。考えてみりゃさ,今までは機械でもできる仕事を人間がやっていたから,多くの人に仕事がいきわたっていたわけだからさ。
 これからは人間の仕事って,芸術関係とエンタテイメントだけになったりしないかね。

● オーケストラの演奏だって,いずれロボットでもできるようになるのだろう。しかも,情感豊かに表現してくれるだろう。ここはちょっとミスした方がかえってリアリティーを増すなんてときには,きちんとミスもするだろう。
 ただ,その演奏を聴きたいと思う人がいるかどうかは,別の問題。

● で,そういう仕事しか人間には残されないってことになるのかなぁ。その方面の才能がない人はどうすりゃいいんだよ。

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