2015年1月16日金曜日

2015.01.16 正月が正月らしくないのは,悪くないと思う

● 新年とか正月とか仕事始めとか,そうした言葉が死語になっているとは言わないけれども,消えかかっているとは感じる。
 そうしたものって,年末年始の休みと表裏一体。ところが,この時期に休んでいる人は少なくなった。公務員(警察以外の)とか金融マンとか,むしろ少数になっているんじゃないですか。

● 元日から通常営業している店舗が普通になったもんね。コンビニと百円ショップは例外なしにそうだし,スーパーも営業時間は短くするものの,現実から営業しているところが多かった。
 ファストフード店やチェーンのカフェも,元日だからといって,普段と変わるところは皆無だった。

● サービス産業が優位になったことと,チェーン店が増えたのが原因だ。わざわざ言う必要もないくらいだね。
 結果,農耕社会に起源を持つ正月の習俗は形骸化しつつある。

● チェーン化が進むと,元からの商店街が寂れたり,シャッター通りになったとかって言うけれど,それだけが原因かなぁ。
 「チェーン化=画一化」だというのはそのとおりだと思うんだけど,では画一化する前の方がよかったかというと,ぼく的には疑問が残る。

● つまり,今の方がいいと思っている。
 ドトールとかスタバがバーッと拡がりだしたときには,ドトールやスタバ以外の喫茶店がないような街には住みたくないなぁと,生意気にも思ったりしたんだけど,今は何も感じなくなっちゃった。
 よくも悪くも慣れるんだね,こういうのって。

● そんな中で,ぼくの田舎でも頑張っている個人営業の店がある。普段も早朝からやっているし,大晦日も元日も営業。
 田舎なんだから,元日なんてお客がいるかどうかわからない。だから店を開けてもしょうがないというところに行かないのがたいしたものだ。
 こういう店は応援したくなる。ぼくの応援なんて知れてるわけだけど。

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