2015年1月3日土曜日

2015.01.03 個の時代

● その「タリーズ」で。
 昨年末の某日の朝。ぼくの視界にいるお客さんは,ぼくを含めて8人。うち,男は2人。あとの6人は女性で,その6人はすべてお一人様だった。
 従業員は全員が女性だ。

● 曇りガラスのついたての向こう側の若い女性は,スマホを操作しながらノートに何かを書いている様子。学生さんには見えないのだが。
 横の中年女性はノートパソコンでお仕事モード。あの風情は学校の先生か。つまり,まるで垢抜けてないから(すみません)。

● この時間帯にここにいる女性って,たぶん独身だろう。朝の早い時間を思い思いに過ごしている。横並びとか空気読むとか,そういったところにはいないように思えた。
 昔,シンガポールの“ホーカーズ”に食事に行くと,かの地の女性が何人も一人で食べにきているのを見かけた。かっこいいなぁと思ったものだった。
 当時の日本じゃ,女性がひとりでご飯を食べに来るっていうのは,あまり見ることのない光景だったから。一人で動ける女性はかっこいいと思ったんですよね。

● 今は,日本もそうなりつつあるようだ。それぞれ,いろんなものを抱えているんだろうけど,この時間帯にひとりでそれぞれの時間を過ごしているのは,なんというか,見てて清々しいというか。
 ぼくも個でありたいと思った。

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