● ロレックスの腕時計とかエルメスやヴィトンのバッグって,他社製品に比べて,値段ほどの違いがあるんですかねぇ。製造原価,どのくらい違うんだろ。
たぶん,最終価格ほどの違いはないんじゃないのかなぁ。
● ロレックスもエルメスも売れている。売れているんだから,それは適正価格なのである。そのことに異議はないんだけどね。
けど,値段ほどなのか。そこがわかりませんねぇ。
● 品質を横軸に,価格を縦軸にしてグラフにすると,幾何級数的な右上がりの線になるんだとは思うんですよ。飽和点に近づいてくると,品質をわずかに引きあげるのに大変なコストがかかる。そういうものだろうなとは思うんですよね。
わずかな違いが大きな違いとは,そういうことなんだろうな,と。
● いいから売れるのだとして。でも,いいというその認知がたんなる思いこみだとしたら・・・・・・。錯覚が現実を作る。あるいは,錯覚が現実を支える。
モノそれ自体ではなく,消費者がモノに込める思いが,モノの価格を決める。
いいから売れるのではなく,いいと思わせるから売れる。それで何の問題もないんだけれども。
● だとすると,強く思いこめる才能を持った人は,彼独自の世界を構築できる道理だ。そういう人を天才というのかもしれない。
してみると,天才と狂人はたしかに近しい関係なのかも。
という埒のないことをときどき考える。
● そもそも,消費者に商品の価値を見分ける能力なんてあるんだろうか。
もっというと,価値とは何かという問題に行ってしまう。客観的にこれが価値だという実在が存在するはずもない。個人とモノ(あるいはサービス)との関係性の中に立ち現れてくるものだ。
したがって価値とは相対的なものだということになるんだけど,これでは何も考えたことにならないな。
0 件のコメント:
コメントを投稿