2015年1月8日木曜日

2015.01.08 カプセルホテルは貧者のオアシス

● 昨年末にカプセルホテルを二度利用した。3千円前後で泊まれるんだから,ありがたい。寝るだけなら何も支障ないからね。
 カプセルホテルの方が,世に言う高級ホテルよりも利益率は高いだろうね。人手を省けるもんね。

● カプセルホテルを利用するときって,飲みすぎて終電に乗れなかったときが第一。タクシーで帰るより安いし,睡眠時間も長く確保できる。
 でも,どうも長逗留している人もいるっぽい。どういう人たちなんだろ。団体さんに出くわしたこともある。

● それと,外国からの旅行者。中国とか韓国とかの若者たち。わかるね,これ。
 だいぶ前になるけど,山谷を歩いていたら,外国人のバックパッカーをやたら見かけた。安宿街になっているんでした。個室で1泊2千円からとなれば,バックパッカーにとっては魅力的だろう。昔は知らず,今の山谷は安全だ。治安の良さは日本クォリティーだ。
 カプセルホテルもその流れで利用されているようだ。

● ただし,山谷は欧米系のバックパッカーが多かったけれども,カプセルホテルはアジア系がメイン。少なすぎる見聞からの断定なんだけど。
 カップルで歩いているバックパッカーは欧米系に多い。カプセルホテルは女性は泊まれないから(数のうちには,泊まれるところもあるのかもしれないけど),いきおい山谷ってことになるのだろうと,これまた少なすぎる見聞からの推定。

● ともかく。寝るだけならカプセルホテルで支障なし。が,寝ること以外の諸々をやろうとすると,エコノミー症候群の心配をしなくちゃいけなくなるかも。
 ビデオ(つまり,アダルトビデオのこと)見放題はあたりまえになってますね。でも,カプセルで見る気になるか。
 読むのも書くのも辛い。Wi-Fi完備といったって,カプセルでパソコンを操作するのは厳しいだろう。

● かといって,そうしたことのできる共用スペースもない。また,オフにパソコンをいじるような人が宿泊しているとも思いにくい。
 カプセルホテルでできることは,寝る,風呂に入る(大浴場があるのはありがたい),自販機で買った(または持ち込んだ)缶ビールを飲む,くらいのもの。
 でも,それでいいという需要は,けっこうなボリュームであるのじゃないかと思う。

● 印象的な人がいた。筋肉質な人で,カプセルにしか泊まれないというオーラをぜんぜん出していない。貧者のオアシスだなんていう発想をまるでしなさそうな人。
 今の状況を淡々と受け入れているような風情で,格好いいなと思った。

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