2018年7月13日金曜日

2018.07.13 鰻資源は枯渇??

● 右は今日の下野新聞。
 鰻資源は専門家の努力もあるし,いずれ回復する。さほど心配することはない。が,今年や来年という話ではない。
 しばらく前に鮪について同じことが言われた。鮨屋から鮪が消える的な。しかし,そういうことにはならなかった。百均寿司でも鮪はふんだんに出ている。

● 鰻はこの世からいずれ消える,今のうちに食べておかないと,と煽られるような気分になったときには,ちょっと待てよと立ちどまってみるのがいいだろう。まず,この報道で儲かる人間はいないかと考えてみる。

● 鮪がなくなることがそんなに大変なことか。そのことによってあなたは死ぬのか。鰻がなくなったら,あなたの人生は成立しなくなるのか。
 まずは,そこから出発だ。ぼく一個についていえば,鮪も鰻も好きだけれども,ないと絶対に困るものではない。
 鰻資源は回復するとぼくは見ているけれども,なくなればなくなったで別にかまわないくらいに思っている。多くの人がそう思うようになると,世の中,だいぶ静かになるのにな,とも思っている。

● 目下のところは資源が減っているんだから,需要が変わらなければ,末端価格が上昇するのはあたりまえ。その価格を払ってでも食べたい人が食べればいい。
 価格が上がったことじたいを批判するのは(そんな人はいないかもしれないが),感情論以前の的外れだ。地球と月が引き合っているのはけしからん,と万有引力に文句をつけるようなものだ。

● 土曜丑の日に鰻というのは,バレンタインデーのチョコレートと同じで,業界の誰かが作ったものだろう(平賀源内という説もあるけれど)。その人は知恵者だと尊敬はするけれどもね。
 鰻もチョコレートも旨いものなんだから,食べたいときにちょびっと食べるのがいいのでは。つまり,需要がピークになるとき日に,わざわざ食べなくてもよかろうと思うわけだが。
 ぼくは東京に行った折に,「おむすび権米衛」で“うなぎむすび”を買って食べようと思っている。

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