● 右は今日の下野新聞。
記事中の「土地価格の二極化が進む」というのは誤解を与える表現ではないか。栃木県内で価格上昇の見込める土地なんてあるんだろうか。
LRTができようが区画整理がされようが,人口が減るんだから土地価格が上がる道理がない。要は,下げるところと,より大きく下げるところの2つがあるだけだ。
● 現時点ではゆいの杜あたりは活気があるけれども,すでにその活気に見合った価格になっているだろう。
これからLRTが通り,利便性がさらにあがるんだから,土地の価格もあがるだろう,よし買っておけ,とは行かない方がお利口なのでは。
● 宇都宮市内の二荒山神社の参道脇にできた高層マンションは完売しているらしい。でも,夜に見ても灯りがついている部屋はそんなにない。
投資用に買った人が多いと言われているとおりだろう。すでに家を持っている人が買っている。開業医が多いとまことしやかに噂されているけどね。
投資用とはつまり,誰かに貸すということだろうけど,借り手がいるのかという話だ。しかも,マンションは経年劣化を免れない。時々刻々と価値が下がっていくのだ。
● 不動産投資の時代は終わり。東京の一部にはバブル期を抜く水準を更新しているところもあるけれど,その首都圏でも空室率は増加している。よほどの目利き以外は,手を出すべからず。
ま,ぼくは(たぶん,あなたも)不動産に手を出せるほどのキャッシュを持っていないから,そもそもが関係のない話ではあるのだが。
● 不動産はもはや投資の対象にならない。というより,資産のうちに数えない方がいいくらいではないか。
自分が住む家だって,買うより借りる方が賢い時代になった。ローンを組んで持ち家をというのは,自分で自分の首を絞めるようなものだ。
今なら金利が安いからとか,家賃を払うつもりで月々のローンを返していけば,いずれは自分のものになるのだからという,昔から言われているセールストークを今でも真に受けるような,杜撰な頭脳の持ち主に明日はない。
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