● 大晦日は自分的には恒例になっているコンサートを聴いた。終演はぎりぎり2018年。会場を出て数分も歩くうちに2019年になるという感じ。
なので,帰宅する術がない。大晦日はJRは終夜運転をしており,以前は宇都宮までは辿り着くことができた。今はたぶん小山までになっているのではないか。
小山だろうと宇都宮だろうと,そこから先は始発を待つしかない。一度は宇都宮まで戻って,朝までやってる飲み屋に入って,暖を取るなんてこともしたことがある。が,体力の消耗がきつくて,さすがにそれを二度やる気にはならなかった。
● ので,泊まったほうがいいという結論。ところが,大晦日の東京の宿はなかなか取れない。取れたとしても,とんでもない額になる。ビジネスホテルでもシティホテル並みの料金になる。
となると,空いているのはカプセルホテルしかない。出せる額的にもカプセルホテルしかない。
● 昨年は山谷の安宿に泊まった。その前は馬喰町にあるドミトリー「北斗星」に。それぞれ得がたい体験ができたと思うんだけど,今回は元に戻して上野にあるカプセルホテルに泊まることにした。3年ぶり3回目の利用。
もちろん,予約は必須。大晦日はカプセルホテルといえども,フリーで泊まれるとは思わない方がいい。
● 大浴場がある。スマホの充電も可能。コンセントはある。寝るだけなんだから,カプセルで充分だ。
Wi-Fiもあるが,ぼくは使えなかった。パスワードがわからないのだ。そういうものはカプセル内に掲示しておいてもらいたいと思った。
● 大晦日の深夜,例年より人通りが多いような気がした。数年前は,大晦日の上野は閑散としていた印象がある。みんな海外に出かけたか田舎に帰省したのだろう。ガランとしていた。
が,今年は人がたくさんいた。外国人が多いのは確かなんだけれども,色々変わっているなぁと思った。
それから。ホテルまで歩く途中,韓国人の女性に二度か三度,声をかけられるのが常だった。一緒に飲みませんかというわけなんだが,要は私を買ってよというね。それが今年はなかった。
● ところで,寝るだけなんだからカプセルで充分だ,という考え方は正しいか。
おそらくだけれども,高級ホテルよりカプセルホテルの方が儲かっているんじゃないかと思う。客1人あたりの占有スペースがぜんぜん違うからだ。
これだけの人数を押しこめるんだから,単価は安くても,儲けは大きい(と思う)。商売はよろず,金持ちより貧乏人を相手にした方が儲かるものだ。と思うと,何だか面白くない。ブロイラー扱いをされているような気分になる。
というようなことを考えても詮ないことではある。ここにしか泊まれないんだから。が,寝るだけなんだからと簡単に割り切らない方がいいのかもしれない。
● カプセルホテルを家代わりにして長期滞在できるかと考えてみた。実際,長期滞在者もいるように思われる。
コインランドリーがあるから,洗濯はOKだ。(このカプセルホテルでは)食事も館内で摂れる。酒も飲める。料金を見るとかなり安い。
が,自分には無理という結論だ。たとえばノートパソコンを広げて作業をするところがない。ダイニングバーでそれをやることはできなくもないけれども,当然,何かを注文しなければいけないし,毎日ダイニングバーに行くわけにもいかないだろう。
カプセルの中でできるだろうか。胡座をかいて座ることはできるから,胡座の上にパソコンを載せることもできそうだ。が,その姿勢では短時間で疲れてしまいそうだ。
● 去年泊まった山谷の安宿はどうか。布団を敷くと身の置き場がなくなるあの部屋でパソコンを開いて作業ができるか。小さな折りたたみ式のテーブルがあった気がする。
布団をたたんでそのテーブルに載せて作業ができる。つまり,山谷の安宿なら長期滞在も可能かもしれない。
でもね。立って半畳寝て一畳というけれども,立ってばかりはいられないわけで,まぁ四畳半くらいのスペースは欲しいやねぇ。
● 山谷の安宿は入浴時間が部屋ごとに決められている。ここがちょっと。馬喰町のドミトリーはそもそも風呂はなかったような気がする。シャワーだけ。ところが,シャワーだけで身体を洗うことが,ぼくはうまくできなくて。
ま,実際には1泊しかしないのだから,つまり家代わりにするなんてことはあり得ないのだから,あまり細かく考えることはない。以上は,かっこよく言えば観念の遊びというやつね。
● 年のせいにはしたくないのだけども,最近,忘れものをすることが増えた。今回も3つほど忘れてきた。
まず,スマホの充電器を忘れた。ダイソーならば300円で揃うんだけども,コンビニで買ったら2,000円を超えることになった。しかも,家に帰れば要らないものなのだ。こういうものは忘れてはいけないということ。
スマホ自体をしばしば忘れて,家を出る。ぼくの場合,スマホが絶対必須ではないからなんだけど,忘れていいときといけないときがある。充電器も同じ。泊まるのに充電器を忘れてどうするよ。
● もうひとつ。いつも飲んでるサプリメントを忘れてきた。
じつはもうひとつあって,明日は(いや,もう今日だが)東京の悪場所を歩いてみようと思っている。地図に色々と印を付けているんだけど,その地図を忘れてきた。何度も見てるんで,だいたいは頭に入ってるんだが。
● 途中,コンビニに寄って,ロングの缶ハイボールとナッツを買って,入浴後にカプセル内で飲んで寝た。一応,飲物の持ち込みはいけないことになっている。
ということで,2時過ぎに寝て,6時半に起きた。睡眠は4時間強。それだけ寝てりゃたくさんだろと言う人がいるに違いない。ぼくはこれが苦手。ロングスリーパーなのだ。最低でも7時間は寝ないと,日中に眠くなることがある。
● カプセルは上段だった。登るのに難儀した。というのは,10年ほど前,仕事始めの日に自転車通勤したときに,20kmほど走ったところで右の膝が痛くて動かなくなった。左足1本で漕いで,職場に到着。その日のうちに痛みは引いたんだけど,以後,寒くなると痛みが出るようになった。
だんだん,そこまで出なくていいぞと言いたいくらいに出るようになった。ので,上段まで上るときに右膝に体重をかけられないようになっている。
第一に老化。第二に体重の増加。いややなぁ。洒落にならんでなぁ。
● サクッと朝風呂に入った。が,このあと問題発生。ロッカーキーを紛失してしまったのだ。露天風呂に入るときに外して脇に置いたのを,そのままにしてしまったような気もするし,脱衣場に忘れてきたような気もする。
どちらも確認しに行ったんだけど,どちらにもなかった。色々探したけど,なし。万策尽きて,フロントに謝りに行った。ら,フロントに届けられていた。ありがとう,親切な人。
● ホッとして朝食に行く。空いている席はあったが,前の人のが片づけられていない。8時過ぎ9時前が最も混む時間帯だったか。
仕方がないので,そのうちのひとつに席を取ったが,注文を取りに来ない。食べ終えてそのままいると思われたのだろう。合図して来てもらった。何だかなぁ。元日の早朝から働いている娘さんに文句を言うつもりはまったくないけれども,こちらの不慣れのゆえの不手際かもしれないんだけれども,でもやっぱり何だかなぁ。
● が,これで650円なんだから,良心的だと思う。朝食としては充分すぎる内容だ。味噌汁のほかに,鮭,生卵,牛蒡のきんぴら,納豆,海苔,ふりかけ,漬物。
しかも,バイキングではなくて,こちらのテーブルまで運んでくれるのだ。
問題はむしろ,おかずが多すぎることだ。途方に暮れてしまう。どうやって食べればいいのだ? どうしても納豆が残ってしまう。納豆にふりかけを混ぜて,納豆だけを食べた。
● テーブルを見回してみると,朝から飲んでる人がけっこういる。中には焼酎のボトルを置いて,本格的に飲む体勢の人もいる。
長期に泊まっている人で,さすがに今日は仕事がないんだろうかなぁ。普段は大変なんだろうからな。元日くらいはゆっくりできないとな。
● で,チェックアウト。追加徴収があった。サウナ深夜料金というのが1,080円。過去にはなかったものだ。だいたい,深夜にサウナを使ったかどうかなんて,どうやって確認するのだ?
あるいは一律に取ることにしたんだろうか。おそらくだけれど,ぼくのロッカーキーが発見された場所が浴場だったので,推定課金されたということではないかと思う。
● ともあれ,トータルの料金が7,128円になった。都内で大晦日だとはいえ,カプセルホテルで7,000円を超えるとは。宇都宮だと3千円だがな。
来年はどうしようかな。山谷の安宿にするかな。大浴場があって快適だとはいえ,この料金ではなと,セコいことを考えている。
2019年1月1日火曜日
2018年12月29日土曜日
2018.12.29 東京の別荘,3日目
朝からカレーもあるので,以前は,ご飯と味噌汁のあとにカレーも食べたりしたもんだけど,さすがにそれは卒業。
● ホテルの庭園。今年は紅葉が遅かったんだろうか。まだ紅がかなり残っている。
ところで。庭園の小径を“哲学の道”と名づけることにした。歩きながら深淵なことを考えるからだ。今日の昼飯は何を喰おうかなとか,今日は帰らなくちゃいけないのか,帰省ラッシュとかち合ったらめんどくせーなーとか。頭が痛くなるほど考えるのだ。
● この3日間,毎日サウナを使わせてもらった。相方は部屋の風呂にゆっくり浸かるのを好む。男の人ってサウナ好きが多いよね,性差? と言う。
たしかに女性はじんわりするのを好む印象。砂風呂とか岩盤浴とか。男性はサウナのような短期決戦タイプに走る。何でかね。
● あと,あれだね。脱衣場で洋服を着脱するときに寒くないのがいい。わが家では脱衣場に暖房が入っていないので。
ともあれ。浴槽が大きければ,温泉じやなくてもいいなと思う,今日この頃。ジャグジーの必要もないと思っている。
● サウナの後,休憩室で爽健美茶で水分を補給して,備え付けの週刊誌を読んでボーッとするのが,超贅沢。
ロビーで人を見てるのもいいんだけど,今回はサウナの休憩室で過ごす時間の方が長かった。
● シェラトン都でも,各部屋にスマホを配備して,ご自由にお使いくださいというサービスをしていたのだけど,これは廃止された。需要がないのだろう。自分のじゃないスマホなんか使いづらくて,したがって使う気にならない。
ロビーにはインターネットにつながったパソコンも何台か置かれている(Link@Sheraton)。これも使っている人はあまり見かけない。時々,所在なさげにいじっている人がいるけれど。これもやめてしまっていいのではないか。もし継続するなら,キーボードを何とかしてほしい。けっこうガタが来ている。
● そうして,今回,最後のラウンジ。ア
フタヌーンティーと言えればいいのだが,炭水化物の大量摂取に走ってしまうオレ。上海焼きそばが旨かったんですよねぇ。
● チェックアウト。去年は
30日までは安いプランがあったので,大晦日の昼までいられたんだけど,今年は今日(29日)から高くなってしまう。オリンピックの影響とかではないと思うんだけどねぇ。
2018年12月28日金曜日
2018.12.28 「YEBIS STYLE」
● 恵比寿に行くと,このフリーペーパーをもらってきて読むのも,楽しみのひとつ。57号の表紙は富永愛。懐かしい。
特集も彼女のインタビュー記事。彼女の発言をいくつかピックアップしておこう(いずれもP7)。
「恵比寿おとなレストラン」と題する,恵比寿のレストランの紹介が続く。「恵比寿シネマ案内」も。他に,コラム的なエッセイがいくつか載っている。
● それぞれにプロのカメラマンが撮った見応えのある写真が添えられる。あるいは,写真が主役かもしれない。
紙質も良くて,こんなに格調高いフリーパーパーのタウン誌は,ぼくが知る限り,他に存在しない。フリーペーパーにありがちなセコサがまったくない。
発行はサッポロ不動産開発株式会社。潤沢な資金があるんだろうな。
● で,この「YEBIS STYLE」のたたずまいが,恵比寿が標榜する街のイメージを形にしたものなのだろう。ハイソで知的な大人の街というね。
光があれば影も絶対にあるはずなのだが,その影はとりあえずないことにしておく。少なくとも,恵比寿ガーデンプレイスにはないことになっているはずだろう。
特集も彼女のインタビュー記事。彼女の発言をいくつかピックアップしておこう(いずれもP7)。
あの頃の自分を愛おしいと思うし,あんな子がいたらおもしろがると思う。あの頃の私を,まわりの大人たちがおもしろがってくれたように。
『負けたくない』という感情はまだ私の中にあって,それが原動力になっている。
根本的にモデルの何が好きかというと,自分を好きな自分を楽しめるからだと思う。自分を好きじゃないと,たぶんあんな顔をして歩けないと思うから。
『こういうスタイルがモデルだ』という大前提があった時代とは違う。だからこそ私は私のスタイルで,モデルとはなんなのか追求していきたい。● 次が巻頭の特集記事にちなむ書籍の紹介。「フカボリ! 恵比寿」というタイトルの恵比寿の街を紹介する連載。
「恵比寿おとなレストラン」と題する,恵比寿のレストランの紹介が続く。「恵比寿シネマ案内」も。他に,コラム的なエッセイがいくつか載っている。
● それぞれにプロのカメラマンが撮った見応えのある写真が添えられる。あるいは,写真が主役かもしれない。
紙質も良くて,こんなに格調高いフリーパーパーのタウン誌は,ぼくが知る限り,他に存在しない。フリーペーパーにありがちなセコサがまったくない。
発行はサッポロ不動産開発株式会社。潤沢な資金があるんだろうな。
● で,この「YEBIS STYLE」のたたずまいが,恵比寿が標榜する街のイメージを形にしたものなのだろう。ハイソで知的な大人の街というね。
光があれば影も絶対にあるはずなのだが,その影はとりあえずないことにしておく。少なくとも,恵比寿ガーデンプレイスにはないことになっているはずだろう。
2018.12.28 東京散歩 白金~広尾~代官山~恵比寿
● 寒いし風もある。ホテルでヌクヌクしてた方がいいんけど,付近をまとめて歩いてみようと思う。
とはいえ,どこを歩けばいいのか。地図を見てコースを考えたものの,特に行きたいところはない。ホテルの近くにある行きたいところには,すでに行った。
● でも,せっかくだから,どこかに行ってみよう。徒歩圏内に聖心女子大をはじめ女子大がいくつかあるので,女子大めぐりをするのもいいかもしれない。学生がいないときに建物だけを見ても仕方がないか。
が,他に名案も浮かんでこない。大学と女子校をつないで歩くコースを考えた。ホテル~聖心女学院(高校,中学)~北里大~聖心女子大~日赤看護大~東京女学館~國學院大,と歩くコース。
● 予め用意した地図を持って出かけた。ダイソーで買った薄いA4の透明ファイルケースに入れているのだが,なかなか便利だ。
● ホテルから目黒通り(日吉坂)を少し上り,右に折れる。狭い道を歩いていく。左折するとすぐに聖心女学院に至る。
地図によれば敷地を通って抜ける道がありそうだ。が,校門前に部外者は入るなとノーティスが出ている。無視すれば不審者以上の疑惑が生じる。
● ので,引き返して先に進む。三光坂というらしい坂を下ると,都道305号線に出る。そこを左折。東京はどこに行っても坂だらけ。
● 路上に停めている車がある。運転しているのは普通のおばちゃん。おばちゃん,こんなところに停めてちゃダメだよ,と言いたくなるのだが,その車がベンツだったりする。
たしかにこのあたり,外車とレクサスの比率が高いような気がする。
● しばらく行くと,北里大学と付属研究所,付属病院がある。その手前に懐かしさを誘う文具店があった。中には入らなかったけど,品揃えはけっこうすごいっぽい。懐かしいなどと侮ってはいけない。
北里大学もいわゆるキャンパスという“らしさ”はない。都心の大学は皆同じ。この点,たとえば宇都宮大学とは趣を異にする。
“らしさ”を大事にするなら,地方の大学か,都心でも東大とか,そうした雰囲気を保っている大学に
入学するしかない。そんな“らしさ”は時代にそぐわなくなっているとぼくは思っているが。
● どんどん行くと,明治通りに至り,少し進むと天現寺橋
に。その横断歩道橋を渡って外苑西通りに出る。
右下は歩道橋からの写真。左の茂みの向こう側が慶応幼稚舎。
歩道橋を降りれば,そこは広尾。渋谷区。
● 地下鉄の広尾駅を過ぎると,聖心女子大学。このあたり,女子校や女子大が多い。ってか,おまえがそういうルートを選んでるだけじゃねぇかと言われると,まったくそのとおりであるわけだが。
とっくに冬休みに入っていて,学生さんはいない。無機質なコンクリートの箱が並んでいるだけ。女子大らしさというのは,特に感じることがない(女子大らしさなんてものがあるのかという,そもそもの疑問があるが)。
● そんなことは気にしないで,先に向かう。広尾ガーデンヒルズなる高級マンション群が現れる。高級ではあっても,要は鉄筋高層アパートの群れだ。いずれは多摩ニュータウンや高島平と同じ軌跡をたどることになるのは免れないと見る。
● そのマンション群の隣が日赤医療センター。日赤看護大も同じ敷地に。日赤看護大が女子大かどうかは知らないけれども,とにかく冬休みで学生さんが全然いないのが残念。
日赤医療センターを縦断して,少し進むと,次は東京女学館。知らない人がいるかもしれないので,念のために言っておくけど,畏れ多くもここは夏目雅子様の出身校にあらせられるぞ。
● その東京女学館の角を左折すると,日本ユダヤ教団の建物がある。ずんずん直進すると,國學院大学の敷地に入っている。
敷地を分断して道路が走っているんですな。道路の両側に敷地があるというか。
● そこを抜けると氷川神社。さほどに大きくはない。が,何人かが参拝に来ていた。元日には混むのだろうか。
このあたりは,区立広尾
中,都立広尾高が隣り合っていて,文教地区になっているっぽい。住むにはたぶん不適。
● それはともかく。これから代官山に向かおうと思っているんだけど,どういうルートを辿ろうか。結局,いったんは恵比寿駅に出ることにした。
地図を片手のひとり歩きはそれなりに緊張するもののようで,恵比寿駅に着いたときにはホッとした。ここは勝手知ったるところだからだ。痛くなってきた足を休めた。
● なぜ代官山かというと,代官山 T-SITEに行ったことがないので,一度は見ておきたいと思って。蔦屋書店ね。
恵比寿駅西口から駒沢通りを西に向かって,旧山手通りを上がると,まもなく。迷いたくても迷えない。
蔦屋書店って,ぼくはG-SIXに入っている銀座店しか知らない。で,銀座店はぼくには手も足も出ないという印象。
代官山はどうなんだろうか。代官山の方は銀座に比べればだいぶ庶民的というか,自分の居場所を確保できる余地があると思えた。
● T-SITE以外にも,代官山はたしかにお洒落な街なんですな。お洒落だけじゃそれこそ洒落にならないけれども,内実を表現するとお洒落になるという感じの街,という印象。
帰りは,代官山駅の方から細道をたどって恵比寿駅に帰着。気安そうな飲み屋もたくさんあって,少し立ち去り難い気分になった。
● せっかく恵比寿にいるんだし,さすがにもう歩きたくない気分なので,休憩がてらヱビスビール記念館1杯だけ飲んでいこうと思った。
が,あら残念。27日から年末年始の休みに入っていた。
● 恵比寿からは,くすのき通りを東進。外苑西通りを潜って,東大医科学研究所の西側の道路から目黒通りに。
白金台って意外に飲食店が少ないなと思ってたんだけど,とんでもなかった。いろんな店がある。しかぁし。ステーキ屋にしろ飲茶屋にしろ,どれもこれも高級そうで,おいそれとは入れない。
● 結論。ホテルでヌクヌクするのもいいけれど,とりあえず知らないところを歩いてみる方がもっと楽しい。
とはいえ,どこを歩けばいいのか。地図を見てコースを考えたものの,特に行きたいところはない。ホテルの近くにある行きたいところには,すでに行った。
● でも,せっかくだから,どこかに行ってみよう。徒歩圏内に聖心女子大をはじめ女子大がいくつかあるので,女子大めぐりをするのもいいかもしれない。学生がいないときに建物だけを見ても仕方がないか。
が,他に名案も浮かんでこない。大学と女子校をつないで歩くコースを考えた。ホテル~聖心女学院(高校,中学)~北里大~聖心女子大~日赤看護大~東京女学館~國學院大,と歩くコース。
● 予め用意した地図を持って出かけた。ダイソーで買った薄いA4の透明ファイルケースに入れているのだが,なかなか便利だ。
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| 聖心女学院校門 |
地図によれば敷地を通って抜ける道がありそうだ。が,校門前に部外者は入るなとノーティスが出ている。無視すれば不審者以上の疑惑が生じる。
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| 三光坂下 |
● ので,引き返して先に進む。三光坂というらしい坂を下ると,都道305号線に出る。そこを左折。東京はどこに行っても坂だらけ。
● 路上に停めている車がある。運転しているのは普通のおばちゃん。おばちゃん,こんなところに停めてちゃダメだよ,と言いたくなるのだが,その車がベンツだったりする。
たしかにこのあたり,外車とレクサスの比率が高いような気がする。
● しばらく行くと,北里大学と付属研究所,付属病院がある。その手前に懐かしさを誘う文具店があった。中には入らなかったけど,品揃えはけっこうすごいっぽい。懐かしいなどと侮ってはいけない。
北里大学もいわゆるキャンパスという“らしさ”はない。都心の大学は皆同じ。この点,たとえば宇都宮大学とは趣を異にする。
“らしさ”を大事にするなら,地方の大学か,都心でも東大とか,そうした雰囲気を保っている大学に
● どんどん行くと,明治通りに至り,少し進むと天現寺橋
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| 天現寺橋 |
右下は歩道橋からの写真。左の茂みの向こう側が慶応幼稚舎。
歩道橋を降りれば,そこは広尾。渋谷区。
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| 聖心インターナショナルスクール |
● 地下鉄の広尾駅を過ぎると,聖心女子大学。このあたり,女子校や女子大が多い。ってか,おまえがそういうルートを選んでるだけじゃねぇかと言われると,まったくそのとおりであるわけだが。
とっくに冬休みに入っていて,学生さんはいない。無機質なコンクリートの箱が並んでいるだけ。女子大らしさというのは,特に感じることがない(女子大らしさなんてものがあるのかという,そもそもの疑問があるが)。
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| 広尾ガーデンヒルズ |
● そんなことは気にしないで,先に向かう。広尾ガーデンヒルズなる高級マンション群が現れる。高級ではあっても,要は鉄筋高層アパートの群れだ。いずれは多摩ニュータウンや高島平と同じ軌跡をたどることになるのは免れないと見る。
![]() |
| 日赤看護大 |
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| 東京女学館 |
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| 国学院大学 |
敷地を分断して道路が走っているんですな。道路の両側に敷地があるというか。
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| 氷川神社 |
このあたりは,区立広尾
中,都立広尾高が隣り合っていて,文教地区になっているっぽい。住むにはたぶん不適。
● それはともかく。これから代官山に向かおうと思っているんだけど,どういうルートを辿ろうか。結局,いったんは恵比寿駅に出ることにした。
地図を片手のひとり歩きはそれなりに緊張するもののようで,恵比寿駅に着いたときにはホッとした。ここは勝手知ったるところだからだ。痛くなってきた足を休めた。
● なぜ代官山かというと,代官山 T-SITEに行ったことがないので,一度は見ておきたいと思って。蔦屋書店ね。
恵比寿駅西口から駒沢通りを西に向かって,旧山手通りを上がると,まもなく。迷いたくても迷えない。
蔦屋書店って,ぼくはG-SIXに入っている銀座店しか知らない。で,銀座店はぼくには手も足も出ないという印象。
代官山はどうなんだろうか。代官山の方は銀座に比べればだいぶ庶民的というか,自分の居場所を確保できる余地があると思えた。
● T-SITE以外にも,代官山はたしかにお洒落な街なんですな。お洒落だけじゃそれこそ洒落にならないけれども,内実を表現するとお洒落になるという感じの街,という印象。
帰りは,代官山駅の方から細道をたどって恵比寿駅に帰着。気安そうな飲み屋もたくさんあって,少し立ち去り難い気分になった。
● せっかく恵比寿にいるんだし,さすがにもう歩きたくない気分なので,休憩がてらヱビスビール記念館1杯だけ飲んでいこうと思った。
が,あら残念。27日から年末年始の休みに入っていた。
● 恵比寿からは,くすのき通りを東進。外苑西通りを潜って,東大医科学研究所の西側の道路から目黒通りに。
白金台って意外に飲食店が少ないなと思ってたんだけど,とんでもなかった。いろんな店がある。しかぁし。ステーキ屋にしろ飲茶屋にしろ,どれもこれも高級そうで,おいそれとは入れない。
● 結論。ホテルでヌクヌクするのもいいけれど,とりあえず知らないところを歩いてみる方がもっと楽しい。
2018.12.28 東京の別荘,2日目
● というわけで,あまり眠れなかったのだ。ただ,ぼくはロングスリーパーで,最低7時間。6時間だと“あまり寝てない”になる。
● 今日から大寒波が来てしばらく居座るらしい。申しわけない。セーター姿でスマホを叩いている。快適避寒ライフ。ライフといっても,明日限りなんだが。
ホテル内の「四川」で朝食。カットフルーツとトマトをたらふく喰ってやった。あと,ご飯大盛りね。
育ちの悪さが露呈する。満腹するまで食べてしまう。いやいや,満腹を過ぎても食べてしまう。満々腹になるまで食べる癖がいまだに続いている。
● その「四川」,空いている。今日あたり混んでいるはずはない。役所も今日が仕事納めだ。
● このホテルから最も近いところにある名所は泉岳寺だと思う。けれども,すでに2回行っている。高野山別院にも行った。あそこは一度行けばいいかなぁと思っている。
ので今日は,そっち方面じゃなくてこっち方面,白金から広尾,代官山を歩いてみることにした。相方は銀座に行ってみるという。
● というわけで,歩いてきた。ホテルに戻ったのは15時半の頃。行ってみたいところには行ったという満足感がある。
これだけ歩くと足がしびれている。朝食は大食いしたけれど,昼は抜きで歩いたので,腹ペコでもある。相方はすでに戻っていた。浅草まで行ってきたらしい。
昨日と同じく,LINEで連絡を取り合って,ホテルのラウンジで落ち合った。水分と糖分を補給。
● その後はサウナ。今日は例のジイさんたちはいなかった。
足(特に右足)がだいぶ痺れている。サウナでスパッと取れるというわけにはいかない。いかないが,サウナは気持ちいい。
● 夜は夜で,バーボンのハイボールを飲む。十年一日のごとし。今夜はローストビーフはなし,小エビのから揚げもなし。
代わりにタコのカルパッチョ。スープはビーフシチュー。スープというよりメインの一品になるでしょ。
この中で相方が食べられるのはビーフシチューしかなかったようだ。ぼくは好き嫌いはないので,っていうか食べられないほど嫌いなものはないので,何の問題もなくハイボールを飲むことができた。
● 今夜も家族連れがいた。が,今日の家族連れは貴族。静かなものだった。凄いなと思う。慎みがあるというのは少数派だから,それだけでかえって存在感を増すのだ。
ちなみに,わが家はその他大勢の庶民派だった。息子はうるさく騒ぐ方ではなかったけれども,やはり庶民派だったろうと思う。
● さらに,夜も遅くなった頃,コーヒーを飲みに行く。
これが効いたせいではないと思うんだけど,前の晩あまり眠れずに,今日はかなり歩いたにもかかわらず,サウナにまで入っているにもかかわらず,どうもうまく眠れない。
ホテル内の「四川」で朝食。カットフルーツとトマトをたらふく喰ってやった。あと,ご飯大盛りね。
育ちの悪さが露呈する。満腹するまで食べてしまう。いやいや,満腹を過ぎても食べてしまう。満々腹になるまで食べる癖がいまだに続いている。
● その「四川」,空いている。今日あたり混んでいるはずはない。役所も今日が仕事納めだ。
● このホテルから最も近いところにある名所は泉岳寺だと思う。けれども,すでに2回行っている。高野山別院にも行った。あそこは一度行けばいいかなぁと思っている。
ので今日は,そっち方面じゃなくてこっち方面,白金から広尾,代官山を歩いてみることにした。相方は銀座に行ってみるという。
● というわけで,歩いてきた。ホテルに戻ったのは15時半の頃。行ってみたいところには行ったという満足感がある。
これだけ歩くと足がしびれている。朝食は大食いしたけれど,昼は抜きで歩いたので,腹ペコでもある。相方はすでに戻っていた。浅草まで行ってきたらしい。
昨日と同じく,LINEで連絡を取り合って,ホテルのラウンジで落ち合った。水分と糖分を補給。
● その後はサウナ。今日は例のジイさんたちはいなかった。
足(特に右足)がだいぶ痺れている。サウナでスパッと取れるというわけにはいかない。いかないが,サウナは気持ちいい。
● 夜は夜で,バーボンのハイボールを飲む。十年一日のごとし。今夜はローストビーフはなし,小エビのから揚げもなし。
代わりにタコのカルパッチョ。スープはビーフシチュー。スープというよりメインの一品になるでしょ。
この中で相方が食べられるのはビーフシチューしかなかったようだ。ぼくは好き嫌いはないので,っていうか食べられないほど嫌いなものはないので,何の問題もなくハイボールを飲むことができた。
● 今夜も家族連れがいた。が,今日の家族連れは貴族。静かなものだった。凄いなと思う。慎みがあるというのは少数派だから,それだけでかえって存在感を増すのだ。
ちなみに,わが家はその他大勢の庶民派だった。息子はうるさく騒ぐ方ではなかったけれども,やはり庶民派だったろうと思う。
● さらに,夜も遅くなった頃,コーヒーを飲みに行く。
これが効いたせいではないと思うんだけど,前の晩あまり眠れずに,今日はかなり歩いたにもかかわらず,サウナにまで入っているにもかかわらず,どうもうまく眠れない。
2018年12月27日木曜日
2018.12.27 東京の別荘へ
● 東京の別荘に泊まる。今回は2泊3日。別荘滞在にしては異様に短いが,諸般の事情でやむを得ない。主には経済的な事情ね。
● ここまで相方とは別行動。ちなみに,夫婦仲を毀損させないテクニックの第一は,一緒にいる時間を取り過ぎないことかもね。お互い,別々に好きなことをした方が我慢しないですむし,相手にも我慢させないですむ。
我慢が限度を超えると,夫婦を維持するのが難しいレベルにまで至ってしまうことがあるかもしれない。
● 今回,スーツケースは宅配便で送ってあった。身軽だとホテル(もとい,別荘)に入るまでの時間の使い方に制約がなくなる。これはコスト以上の便益を享受できると思う。
帰りはたいてい送ってたんだけど,往きもそうすればいいと考えたのは,ぼくではなくて相方のファインプレー。が,そのファインプレーを生んだのはぼく。
あまり自慢できることではないけれども,2泊しかしないのに大きめのスーツケースに満杯の荷物ができてしまう。あれもこれも持っていこうとするんだよねぇ。ホテルでお洒落をしたいからと言うんだけど。
でも,ぼくが文句を言うものだから,彼女も考えたらしい。それが,荷物を送ってしまえば,バカなダンナも文句を言うことはないだろう,という今回の対処法だったんでした。
● その相方と別荘のラウンジで落ち合った。相方はすでにチェックインをすませて,先に来ていた。こういうときのやり取りはLINE。
LINEって便利だなと感じることは2つあって,ひとつはこういうときのやり取り。電話よりもはるかに簡単だし,間違いがない。
もうひとつは,海外にいるときの無料通話。ケータイが海外でも使えるようになったときは,すげぇ,ここまで来たのかと思ったことを思いだした。そんなに昔のことじゃない。それが国際電話も無料になるところまで来た。もちろん,相方との通話は国内でもLINEでやっている。
逆にいうと,それ以外にLINEの有難味を感じる局面はない。それですべて。つまり,LINEの友だちは相方しかいないので,それ以外の局面じたいがないからだ。
● サウナに行ってみた。平日のこの時間,たいていジイさんたちが何人かいる。ホテルの宿泊者ではない。何者だろうと思っていた。たぶん,ゴルフ帰りなのだろうと思う。ゴルフの話をしているから。
けっこうな上流階層らしいのだ。自分のことをぼくと言う。ぼくもブログでは一人称に「ぼく」を採用しているけれど,普段しゃべるときはそうじゃない。
● 都内に一軒家を構えているらしい。今日は車の話をしていた。日産のGT-Rの話。走りだけを見れば,ポルシェのターボと同じかそれ以上だとか,最低でも1,100万円はするけど,手放すときにも値が崩れないんだよとか。本で得た知識ではなくて,経験したことを語っているようなのだ。ぼくの知らない世界の話だ。
その話がジイさんたちの間でスイスイと進んでいくのだ。トンチンカンなことを言う人はいない。
● 仕事もしているようなのだ。明日の午前中で終わりだよ,とか言ってる。かといって,サラリーマンなら定年を過ぎているはずなんだよね。
30日までゴルフの予定が入っていると言ってるヤツもいれば,今年はスキーに行くことになりましてね,と話しているヤツもいる。
● このことを相方に話したら,会社の社長さんたちじゃないの,と言う。ライオンズクラブとかロータリークラブとか,よく知らないけれど,そういうところの連中なのか。社長じゃなくても役員たちの集まりか。
いや,このサウナは都ヘルスクラブが運営してるんだけど,会員とビジターからなっている。ホテルにある施設だから宿泊者のためのものと思っていたのが迂闊だった。ぼくはビジターなのだ。
メインは会員のはずで,ジイさんたちは会員なのだろう。たぶん,団体会員なのだろうな。
● 夜もラウンジで1杯。っていうか,3杯。肴はローストビーフ,小エビのフライ。トマト味のスープもあった。これも肴になる。
〆はナポリタン。当然,生パスタ。セモリナ粉だけじゃなく,普通の小麦も混ぜている(と思われる)。ナポリタン,普通は食べないんだけども,美味でありましたよ。
● 小さな子供を連れたいわゆる家族連れ。庶民と貴族がくっきりと分かれるのが,この家族連れだと思う。大半の庶民とたまにいる貴族。
今日は昼も夜も庶民にあたった。庶民の特徴はうるさいことだ。子供がうるさいのはいいのだ。子供は騒ぐのが仕事だから。親がうるさい。猿よりうるさい。
共生,共生と,自分に言い聞かせてみる。
● 眠れなかった。前の晩もあまり寝てないんだが。このホテルでは初めてだ。
23時に就寝して3時までは一睡もできず。何度もベッドを出た。半端に酔ったからかなぁ。飲み過ぎたとは思わないのだけど。暑かった(暖房の効きすぎ。設定温度はかなり下げたんだが)。加湿器の電動音。そんなのが理由か。
● ここまで相方とは別行動。ちなみに,夫婦仲を毀損させないテクニックの第一は,一緒にいる時間を取り過ぎないことかもね。お互い,別々に好きなことをした方が我慢しないですむし,相手にも我慢させないですむ。
我慢が限度を超えると,夫婦を維持するのが難しいレベルにまで至ってしまうことがあるかもしれない。
● 今回,スーツケースは宅配便で送ってあった。身軽だとホテル(もとい,別荘)に入るまでの時間の使い方に制約がなくなる。これはコスト以上の便益を享受できると思う。
帰りはたいてい送ってたんだけど,往きもそうすればいいと考えたのは,ぼくではなくて相方のファインプレー。が,そのファインプレーを生んだのはぼく。
あまり自慢できることではないけれども,2泊しかしないのに大きめのスーツケースに満杯の荷物ができてしまう。あれもこれも持っていこうとするんだよねぇ。ホテルでお洒落をしたいからと言うんだけど。
でも,ぼくが文句を言うものだから,彼女も考えたらしい。それが,荷物を送ってしまえば,バカなダンナも文句を言うことはないだろう,という今回の対処法だったんでした。
● その相方と別荘のラウンジで落ち合った。相方はすでにチェックインをすませて,先に来ていた。こういうときのやり取りはLINE。
LINEって便利だなと感じることは2つあって,ひとつはこういうときのやり取り。電話よりもはるかに簡単だし,間違いがない。
もうひとつは,海外にいるときの無料通話。ケータイが海外でも使えるようになったときは,すげぇ,ここまで来たのかと思ったことを思いだした。そんなに昔のことじゃない。それが国際電話も無料になるところまで来た。もちろん,相方との通話は国内でもLINEでやっている。
逆にいうと,それ以外にLINEの有難味を感じる局面はない。それですべて。つまり,LINEの友だちは相方しかいないので,それ以外の局面じたいがないからだ。
● サウナに行ってみた。平日のこの時間,たいていジイさんたちが何人かいる。ホテルの宿泊者ではない。何者だろうと思っていた。たぶん,ゴルフ帰りなのだろうと思う。ゴルフの話をしているから。
けっこうな上流階層らしいのだ。自分のことをぼくと言う。ぼくもブログでは一人称に「ぼく」を採用しているけれど,普段しゃべるときはそうじゃない。
● 都内に一軒家を構えているらしい。今日は車の話をしていた。日産のGT-Rの話。走りだけを見れば,ポルシェのターボと同じかそれ以上だとか,最低でも1,100万円はするけど,手放すときにも値が崩れないんだよとか。本で得た知識ではなくて,経験したことを語っているようなのだ。ぼくの知らない世界の話だ。
その話がジイさんたちの間でスイスイと進んでいくのだ。トンチンカンなことを言う人はいない。
● 仕事もしているようなのだ。明日の午前中で終わりだよ,とか言ってる。かといって,サラリーマンなら定年を過ぎているはずなんだよね。
30日までゴルフの予定が入っていると言ってるヤツもいれば,今年はスキーに行くことになりましてね,と話しているヤツもいる。
● このことを相方に話したら,会社の社長さんたちじゃないの,と言う。ライオンズクラブとかロータリークラブとか,よく知らないけれど,そういうところの連中なのか。社長じゃなくても役員たちの集まりか。
いや,このサウナは都ヘルスクラブが運営してるんだけど,会員とビジターからなっている。ホテルにある施設だから宿泊者のためのものと思っていたのが迂闊だった。ぼくはビジターなのだ。
メインは会員のはずで,ジイさんたちは会員なのだろう。たぶん,団体会員なのだろうな。
● 夜もラウンジで1杯。っていうか,3杯。肴はローストビーフ,小エビのフライ。トマト味のスープもあった。これも肴になる。
〆はナポリタン。当然,生パスタ。セモリナ粉だけじゃなく,普通の小麦も混ぜている(と思われる)。ナポリタン,普通は食べないんだけども,美味でありましたよ。
● 小さな子供を連れたいわゆる家族連れ。庶民と貴族がくっきりと分かれるのが,この家族連れだと思う。大半の庶民とたまにいる貴族。
今日は昼も夜も庶民にあたった。庶民の特徴はうるさいことだ。子供がうるさいのはいいのだ。子供は騒ぐのが仕事だから。親がうるさい。猿よりうるさい。
共生,共生と,自分に言い聞かせてみる。
● 眠れなかった。前の晩もあまり寝てないんだが。このホテルでは初めてだ。
23時に就寝して3時までは一睡もできず。何度もベッドを出た。半端に酔ったからかなぁ。飲み過ぎたとは思わないのだけど。暑かった(暖房の効きすぎ。設定温度はかなり下げたんだが)。加湿器の電動音。そんなのが理由か。
2018.12.27 東京散歩 お茶の水
● お茶の水に来た。10年ぶりか。若い頃は,東京とはつまりお茶の水のことだったのだが。
学生街という言葉が生きていた頃だ。中央大,明治大,日大,東京医科歯科大,順天堂大,ちょっと足を伸ばせば東大。ここは他とは違うという感じだったんですよね。学生街だから(いや,そうではないのかもしれないけど)大型書店や古書店も密集していて。
ところが,お茶の水で降りることはまずないようになった。こちらの変化も当然ある。が,この街の変容も理由のひとつだと思っている。
● まずは聖橋を渡ってみる。ここに来るとたいてい絵を描いてる人がいる。
今日はいなかった。穏やかで悪くない日和だと思うんだが。あれは休日限定なんだろうかな。
● 聖橋で真っ先に思い浮かべるのは,さだまさしの「檸檬」。昭和男の性というべし。
まるで この街は 青春たちの 姥捨て山みたいだと 言う
ねぇほら そこにもここにも かつて 使い棄てられた 愛が 落ちてる
時の流れという名の 鳩が 舞い降りて それを ついばんでいる
スクランブル交差点というのができて間もない頃のこと。今は斜めに渡るのはあたりまえになってて,スクランブル交差点という名称じたい,あまり使われなくなった。
何だかねぇ,若いというのは愚かということでもあって,しかしその愚かさには抗し難い魅力もあってねぇ。
● 湯島聖堂。ここに来るのは二度目。神田川が区境になっているから,JRお茶の水駅は千代田区にあり,湯島聖堂は文京区になる。
スッキリしたいい空間だと思う。必要な建物が必要なだけあって,それ以外の余計なも
のがないという印象を受ける。つらつら思うのは,昔の人は寒さに強かったのだなぁ,ということ。
こういうものをちゃんと残してきたのは大したものだと思うし,残しておきたくなるものだろうなとも思う。東京って,こういうところがけっこうあって,そこが東京の凄いところだ。日本最大の観光地は東京だけれども,それにはそれなりの理由がある。
● 湯島聖堂の北隣りが神田明神。このあたり,区境が入り組んでいて,神田明神は千代田区になる。というか,神田明神を取り込むように千代田区が突きだしている。
ここには初めて来た。ずいぶん立派なお社だ。
門前の食堂には銭形平次の名を冠した定食(そばセット)があった。素通りした。こういう場所でこういうものを食べるのも悪くはないと思うんだけど,今日はその気にならなかったので。
● 善男善女が次々にやってくる。善男善女とは何かといえば,願うだけでご利益を得ようとする人のことね。図々しいといえば図々しい。願う暇があったら努力しろよってことだろうからね。
が,人生は苦でできている。努力でどうにかできることなどほとんどない。である以上,ぼくらは誰もが善男善女にならざるを得ない。温かい目で見てやってくださいよ,お願いしますよ。
● さて,ここで引き返すことにする。再び,聖橋を渡って,ニコライ堂。正式名称は東京復活大聖堂教会。ロシア正教の教会だ。ぼくなんかは,これがイスラム寺院だと言われても,そうなのかと信じてしまうだろう。
300円を払って中に。宇都宮の松が峰教会とはちょっと違う。キッチュな感じは皆無。
● ぼくはどうもキリスト教会の荘厳には感応しないタイプのようで,ステンドグラスとか肖像画とか,少し飾り過ぎではないかと思った。密教にも同じ印象を持つんだけど,荘厳が過ぎてうるさいと感じてしまうんだな。
しばらく中のベンチに座って内部の雰囲気に浸ってみたが,特に何の感慨も湧いてこなかった。いや,縁なき衆生は度し難い。暴言多謝。
● 御茶の水駅の御茶の水橋口に戻って,駿河台下まで歩くことにする。若かりし頃,御茶の水といえばこの区間だったのだ。
シンボルは明治大学。明大通りというくらいだから。広い土地を求めて多摩に引っ越した大学もあれば,残って高層化に活路を求めたところもある。今となっては後者が正しかった。
大学は単体で完結することはないのだ。場の力というのがあるのだろう。大学が巷から隠居してしまってはダメだ。
● ひょっとすると,大学の教養過程で体育実技が必修になっていたから,運動場を確保しなければならないという事情もあったのかもしれないと思ってみる。
大学でどうして体育を必修にしておいたのか,今となってはよくわからないが,平成3年にいわゆる「設置基準の大綱化」と呼ばれる規制緩和が行われて,このバカげた規制は一応は消えた。遅きに失したのは常のごとしだが。
● 道路を挟んだ対面には日大のやはり高層ビル。何かとお騒がせの日大だが,幸いなことに,普通の人はかなり強度の健忘症だ。この騒ぎはじきに忘れられる。忘れられればなかったのと同じことになる。案ずることはない。
● このエリアのもうひとつのシンボル。山の上ホテル。泊まったことはない。作家先生をはじめ,文化人御用達のホテルというイメージ。ぼくなどが足を踏み入れてはいけない場所のひとつと心得ている。
心得ているけれども,気になるホテルのひとつだ。天ぷらが有名だけど,食の水準が高いホテルなんでしょ。
● で,天ぷらでわからないことがある。天ぷらは揚げたてを食べなければいけないと言われる。冷めてしまっては何にもならない。
ということはだね,天ぷらって酒の肴にはならない食べものなのか。たとえば冷たい日本酒を合わせるとする。日本酒はガブガブ飲むものじゃない。ビールじゃないんだから。チビチビとやる。当然,天ぷらは冷めてしまう。
ということはだね,酒の肴になるものは冷めてもかまわないものに限られることになるね。
● あるいはこういうことだろうか。つまり,酒というのは腰を据えて長時間飲んでるものじゃなくて,さっさと切りあげるものだ,と。エビを一尾か二尾,揚げてもらって,それが冷めない間に飲んで,それで終わりにしろ,と。
でなければ,少量ずつ揚げてもらえということかい。
● もうひとつ。天ぷらというのは,会話をしながら食べるものではないってことになるね。話に夢中になってたんでは,揚げる方は甲斐がないことになる。
天ぷらを食べてるときの会話量はラーメンを食べてるときのそれと同等であるべし,ってことか。となると,デートには使えないね,天ぷら屋って。
● 坂を下ったところで三省堂書店が出迎える。中に入ってみた。20年ぶりか30年ぶりか。隣にあった書泉グランデはなくなっている。
三省堂書店から小川町方面にブラブラ歩く。このあたり,千代田区の下町なんですかねぇ。何だか気持ちがイイなぁ。
今回の散歩はここまで。そろそろ,今夜の宿に向かおうと思う。
学生街という言葉が生きていた頃だ。中央大,明治大,日大,東京医科歯科大,順天堂大,ちょっと足を伸ばせば東大。ここは他とは違うという感じだったんですよね。学生街だから(いや,そうではないのかもしれないけど)大型書店や古書店も密集していて。
ところが,お茶の水で降りることはまずないようになった。こちらの変化も当然ある。が,この街の変容も理由のひとつだと思っている。
今日はいなかった。穏やかで悪くない日和だと思うんだが。あれは休日限定なんだろうかな。
● 聖橋で真っ先に思い浮かべるのは,さだまさしの「檸檬」。昭和男の性というべし。
まるで この街は 青春たちの 姥捨て山みたいだと 言う
ねぇほら そこにもここにも かつて 使い棄てられた 愛が 落ちてる
時の流れという名の 鳩が 舞い降りて それを ついばんでいる
スクランブル交差点というのができて間もない頃のこと。今は斜めに渡るのはあたりまえになってて,スクランブル交差点という名称じたい,あまり使われなくなった。
何だかねぇ,若いというのは愚かということでもあって,しかしその愚かさには抗し難い魅力もあってねぇ。
● 湯島聖堂。ここに来るのは二度目。神田川が区境になっているから,JRお茶の水駅は千代田区にあり,湯島聖堂は文京区になる。
スッキリしたいい空間だと思う。必要な建物が必要なだけあって,それ以外の余計なも
のがないという印象を受ける。つらつら思うのは,昔の人は寒さに強かったのだなぁ,ということ。
● 湯島聖堂の北隣りが神田明神。このあたり,区境が入り組んでいて,神田明神は千代田区になる。というか,神田明神を取り込むように千代田区が突きだしている。
ここには初めて来た。ずいぶん立派なお社だ。
門前の食堂には銭形平次の名を冠した定食(そばセット)があった。素通りした。こういう場所でこういうものを食べるのも悪くはないと思うんだけど,今日はその気にならなかったので。
● 善男善女が次々にやってくる。善男善女とは何かといえば,願うだけでご利益を得ようとする人のことね。図々しいといえば図々しい。願う暇があったら努力しろよってことだろうからね。
が,人生は苦でできている。努力でどうにかできることなどほとんどない。である以上,ぼくらは誰もが善男善女にならざるを得ない。温かい目で見てやってくださいよ,お願いしますよ。
● さて,ここで引き返すことにする。再び,聖橋を渡って,ニコライ堂。正式名称は東京復活大聖堂教会。ロシア正教の教会だ。ぼくなんかは,これがイスラム寺院だと言われても,そうなのかと信じてしまうだろう。
300円を払って中に。宇都宮の松が峰教会とはちょっと違う。キッチュな感じは皆無。
● ぼくはどうもキリスト教会の荘厳には感応しないタイプのようで,ステンドグラスとか肖像画とか,少し飾り過ぎではないかと思った。密教にも同じ印象を持つんだけど,荘厳が過ぎてうるさいと感じてしまうんだな。
しばらく中のベンチに座って内部の雰囲気に浸ってみたが,特に何の感慨も湧いてこなかった。いや,縁なき衆生は度し難い。暴言多謝。
● 御茶の水駅の御茶の水橋口に戻って,駿河台下まで歩くことにする。若かりし頃,御茶の水といえばこの区間だったのだ。
シンボルは明治大学。明大通りというくらいだから。広い土地を求めて多摩に引っ越した大学もあれば,残って高層化に活路を求めたところもある。今となっては後者が正しかった。
● ひょっとすると,大学の教養過程で体育実技が必修になっていたから,運動場を確保しなければならないという事情もあったのかもしれないと思ってみる。
大学でどうして体育を必修にしておいたのか,今となってはよくわからないが,平成3年にいわゆる「設置基準の大綱化」と呼ばれる規制緩和が行われて,このバカげた規制は一応は消えた。遅きに失したのは常のごとしだが。
● 道路を挟んだ対面には日大のやはり高層ビル。何かとお騒がせの日大だが,幸いなことに,普通の人はかなり強度の健忘症だ。この騒ぎはじきに忘れられる。忘れられればなかったのと同じことになる。案ずることはない。
● このエリアのもうひとつのシンボル。山の上ホテル。泊まったことはない。作家先生をはじめ,文化人御用達のホテルというイメージ。ぼくなどが足を踏み入れてはいけない場所のひとつと心得ている。
心得ているけれども,気になるホテルのひとつだ。天ぷらが有名だけど,食の水準が高いホテルなんでしょ。
● で,天ぷらでわからないことがある。天ぷらは揚げたてを食べなければいけないと言われる。冷めてしまっては何にもならない。
ということはだね,天ぷらって酒の肴にはならない食べものなのか。たとえば冷たい日本酒を合わせるとする。日本酒はガブガブ飲むものじゃない。ビールじゃないんだから。チビチビとやる。当然,天ぷらは冷めてしまう。
ということはだね,酒の肴になるものは冷めてもかまわないものに限られることになるね。
● あるいはこういうことだろうか。つまり,酒というのは腰を据えて長時間飲んでるものじゃなくて,さっさと切りあげるものだ,と。エビを一尾か二尾,揚げてもらって,それが冷めない間に飲んで,それで終わりにしろ,と。
でなければ,少量ずつ揚げてもらえということかい。
● もうひとつ。天ぷらというのは,会話をしながら食べるものではないってことになるね。話に夢中になってたんでは,揚げる方は甲斐がないことになる。
天ぷらを食べてるときの会話量はラーメンを食べてるときのそれと同等であるべし,ってことか。となると,デートには使えないね,天ぷら屋って。
● 坂を下ったところで三省堂書店が出迎える。中に入ってみた。20年ぶりか30年ぶりか。隣にあった書泉グランデはなくなっている。
三省堂書店から小川町方面にブラブラ歩く。このあたり,千代田区の下町なんですかねぇ。何だか気持ちがイイなぁ。
今回の散歩はここまで。そろそろ,今夜の宿に向かおうと思う。
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