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2025年4月12日土曜日

2025.04.12 宇都宮で豪遊(?)

● サイゼに行ってみたくなった。青豆とミネストローネで白ワインを飲もうかな,なんちって。
 リュウジさんの YouTube にサイゼの使い方(?)を指南する動画があるじゃないですか。豆にチーズをどっさり載せて,黒胡椒をこれでもかというほどかけて食べるのが旨そうでねぇ。やってみたいと思ったんですよ。

● いや,最高でした。ワインがいくらでも飲める。500ml ほど飲んだかなぁ。
 最強の居酒屋ですよ。最安の居酒屋でもあります。凄いぞ,サイゼ。

● どうすればこの価格でこれだけのものを出せるのかはわからないけれども,サイゼがあれば生きていけるという安心感を与えてくれるじゃないですか。セイフティネットじゃないけれども,千数百円あれば豪遊感を味わえる。
 ぼくは行ったことがないのでわからないんだけれども,少々敷居の高いイタリアンレストランと比べても,そんなに遜色あるとは思えないんですよ。これで充分じゃありません?

● 外に出たら雨になっていた。いや,降り出しそうな雲行きになっていた。まもなく降ってきた。けっこうな降り。
 傘はない。この雨の中を帰るのは億劫だ。けっこう酔っているしな。ええぃ,宇都宮に泊まってしまえ。
 というわけで,「リッチモンド・アネックス宇都宮駅前」に投宿。1328号室。近く改修工事に入る。再開は8月になるようだ。

● そのまま爆睡モードに入っちゃいました。起きたのは20時。5時間くらい寝たのか。寝不足だったわけじゃないんですけどねぇ。昼間の酔いは効くんですかねぇ。
 20時から鯛茶漬けのサービスがある。同じものが朝食にも出るんだけども,こういうのって何だか嬉しいよね。

● 5時間も寝て元気になっちゃった。宇都宮テラスの日高屋。肉野菜炒めとかバクダン炒めとかは浮気の対象。結局はニラレバ炒めが心の故郷。ホッとするわ。
 汁なしラーメンを初めて食べた。日高屋は炒めものを肴に酒を飲むところと心得ているので,麺を食べるのはたぶん2回目。汁なしラーメンは,でも旨かったッス。

● 宇都宮テラスは賑わっている。賑わいははっきり西口から東口に移った感がある。
 できた当初,トナリエや駅ビルから客を奪うどころか,早々に撤退するテナントが続出して,商業施設として保たないんじゃないかと思ってたんですよ。
 ところが,さにあらず。LRT が予想を超えて歓迎された。が,LRT 効果だけで説明できるかといえば,そうではない(と思う)。飲食施設に人が入っている。ちょうどツボにはまる飲食店が入ってくれたってことですかね。ぼく的にはその代表が日高屋ってそとになるんだけどね。

● ちょっと駅周辺を散歩。田川沿いの枝垂れ桜。夜桜もいいけど,桜はやはり昼間,空の青さとの対比で映えるものでしょうかねぇ。
 西口の方にもラーメン店だの居酒屋だのがある。チェーン店と違って入るには少しだけ踏ん切りが必要な感じ。でも,どこもお客さんは入っている。宇都宮,なかなか凄いじゃないか。

● 一夜明けて,リッチモンド・アネックスの朝食。鯛茶漬けを朝食でも食べられる。でもって,これが頭抜けて旨い気がする。
 佐野ラーメンも作ってくれる。佐野ラーメンは佐野まで食べに行ってくだぁさい。ニラそばもあり。これもね,鹿沼まで食べに行ってくだぁさい。
 デザート。黒ごまプリン,美味なるべし。
 リッチモンドは盛岡と仙台でも泊まったことがある。朝食が充実してますよねぇ。

● 田川の枝垂れ桜,昼間はこんな感じです。今日まで宮桜祭なんですな。宇都宮共和大学が主催しているらしい。
 川沿いにいくつかの屋台が出てます。賑わうのは,当然,夜になるわけね。静かさを好む人は昼に来るべし。
 ただし,清楚に控えめに咲いているから,ソメイヨシノのように人を狂わせるような妖しい風情はない。

● かれこれ30分ほど,ベンチに座ってボーッとしてた。気持ちのいい4月の中旬。
 新入社員の皆さんにとっては,桜は憂鬱の象徴になってるかもしれませんねぇ。残るか退くか。悩んでる人も多いんじゃないかと思いますけどね。どちらを選べばいいのか。軽々なことは言えませんねぇ。

● さほど空腹ではなかったんですけどね。テンションを上げなきゃ。そういうときは「すし華亭」。
 まず,センベロ。付属の酒は惣誉でぇす。この千円はお値打ちですよ。ガッとテンションが上がりましたよ。
 セリの天ぷらでさらに1合半ほど飲んじまいました。青森八仙のあと,惣誉を追加。

● 栃木の地酒なら惣誉ですかねぇ。あまり地酒にこだわるタイプではないと,自分では思ってるんですけどね。
 惣誉は,奇を衒わず,軽佻浮薄に走らず,という印象がありますよ。一発狙いはしない,と言いますかね。

● 北海道のウニ3種盛り。豪華でしょ。テンション,上がりまくるでしょ。
 生クジラ。臭みなんかないんですよ。馬刺しを喰ってるような感じですかねぇ。あと,ニンニクの芽に梅肉を載せたものね。いや,テンション上がりました。

● 問題は,帰宅後にドサッと下がってしまうことね。上がったまんまでいてくれればいいんだけれども,そうは問屋が卸してくれませんわねぇ。

2025年4月7日月曜日

2025.04.07 宇都宮のホテルに泊まってみた

● 宇都宮からふた駅のところに住んでるんですけどね,今日は宇都宮のビジネスホテルに宿泊。慣れ親しんでいる宇都宮を旅行者の眼で見ようというわけです。
 旅行者の眼で見ようとするなら,旅行者になるのが一番いいですからね。酔眼で眺めるのが次善の策ですかねぇ。

● 実際にはね,それでも旅行者の眼を持つのは難しいんですけどね。観光地に行くつもりは端からないしねぇ。
 見慣れているところを見て,いつも行っているところには行くだけですし。まぁ,半分は洒落のようなものですよね。

● 宇都宮駅構内に登場,餃子犬じゅうべえ。餃子像に続く冗談の第2弾ね。耳が餃子に似てるってことかい?

● 宇都宮テラスの「すし華亭 匠」。テンション,上がるわぁ。日本酒は「陸奥八仙」と市貝町の「惣誉」。魚も旨いしね。旨いものはテンションを上げてくれますよ。
 テンションが上がると青森に行きたくなる。「おさない食堂」でカイヒモとヒラメの刺身で「田酒」を1合,飲みたくなる。

● 全国の酒を飲み比べたわけではもちろんないけれど,日本で一番旨い日本酒は「田酒」だと思っているんですよ。他の純米大吟醸より「田酒」の特別純米酒(「田酒」の最もグレードの低いやつだと思う)の方が旨いと思ってるんですよね。
 けど,普通に乗車券と特急券を買って行くんじゃ,おいそれとは行けないよなぁ。

● 泊まったホテルは,リッチモンド・アネックス宇都宮駅前。鯛茶漬けのサービス(無料,というか宿泊費込み)がある。この鯛茶漬け,なかなか旨いんですよ。
 この種のサービスではドーミーインの “夜鳴きそば” が知られているけど,それが標準になりつつあるんですかね。

● 宇都宮テラスに日高屋ができたことの効用が大きすぎる。毎日でも行きたいもんね。
 バクダン炒めでレモンサワー。ホルモンかと思ったんだけど,普通に豚コマでした。
 テーブル間の距離が近いから,お客さん同士も近くなる。飾らない健全な庶民が集っている感じなのがいい。落ち着くわぁ。

● 22時を過ぎると,宇都宮駅周辺は閑散としてくる。明日は月曜日だもんね。
 学校も新学期が始まる時期ですか。そうそう遊び呆けてもいられませんよね。

● ホテルの朝食。「庄や」とタイアップしてるようで,今回はその「庄や」で。昨日食べすぎているので,これだけにしました。

● そうして,午前中に帰宅しました。帰宅後は,庭(というほどのものではないけど)の草むしりをしましたよ。雑草を根っこから引抜くのに快感を覚えるんですよ。始めるとなかなかやめられない。

2024年6月28日金曜日

2024.06.28 青森から宇都宮へ

● 青森駅の周辺を歩いてみる。前に正午前に行列ができてた食堂があった。「お食事処おさない」とある。海鮮からラーメンまで何でもあるっぽい。さすがに腹がパンパン之助なので,列に並ぶことはしなかった。
 駅ビルのサイゼリヤも時間帯を問わず,お客さんが入っている。サイゼリヤっていうと中高生御用達のイメージがあるんだけど,青森は違うぞ。爺婆の語らいの場になっているようだ。コメダ珈琲的というかな。

● サイゼリヤの隣のスタバでイチゴバナナフラペチーノ。こういうところにいると,どこにいるのかわからなくなってくるね。
 耳を澄ませてみるんだけど,津軽弁は聞こえてこない。

● さて,帰らなくちゃいけない。青森駅から新青森駅までのわずかな距離を移動するのが,やっぱりちょっと億劫かな。
 青森駅の長いホームに2両編成の電車がポツネンと停まっている。かつては,長大編成の特急やら寝台列車やら機関車が引っぱる客車列車が,このホームに発着したわけだ。
 まぁ,この光景はひとり青森駅に限った話ではないのだけれど。

● 奥羽本線の13:35発弘前行きも2両編成。始発駅から乗っても座れなくて立つことになったんだけども(すぐに着くから座る必要もない),若い外国人(白人)のお嬢さん。
 きっちり化粧をしているが,だいぶお疲れの様子。荷物を席に置いてお休み中。おそらくだけれども,売春を生業にしているんじゃないかと察せられる。彼女の人生に幸多かれ。

● 新青森発14:09の はやぶさ30号 に乗車。この列車は宇都宮には停まらないから,仙台で やまびこ62号 に乗換えるのだが,はやぶさ30号 は臨時列車にもかかわらず,指定席は完売らしい。この1本前のは取れなかった。
 仙台からの やまびこ62号 も家人と並びの席は確保できず,バラバラに座ることになる。

● 何でこんなに混んでるんだろうと思うわけですよ。大人の休日倶楽部パスの爺婆のせいかと,またしても思うわけだけれども。
 ところが仙台に着いて,向かいのホームに停車していた 16:01発の やまびこ216号 を見たら,自由席がガラガラなんですよ。じゃ,これにしようか,と迷うことなく,やまびこ216号 の自由席に乗り込みましたよ。すこぶる快適でした。

● こんなに空いてるのは,新白河にも那須塩原にも泊まる各駅停車だからでしょう。はやぶさ があんなに混んでいたのは,仙台の後は大宮まで停まらない最速型だからだよね。
 何だかな,あんた方,そんなに忙しいのかね。
 ただね,暇人でも速いのに乗りたがる,混んでいてもいい,と考えるものだということは,知っておいた方がいいよね。

● というわけで,無事に宇都宮に着。
 東北を経巡って宇都宮に戻ってみると,宇都宮は明らかに仙台ではなく青森型。人口圧も感じなくてすむ。いい街なのかもしれないよ。
 その割に,けっこう人がセカセカしている感じを受けるんだけどね。

● 昔,東北新幹線がなかった頃。東京本社から宇都宮に転勤辞令が出ると,奥さんは同行を嫌がり単身赴任になるが,仙台だと奥さんもついてくると言われたことがあった。都会に慣れちゃうとそうなるかね?

2023年3月3日金曜日

2023.03.03 宇都宮城址公園に河津桜を見に

● 宇都宮城址公園に来た。目あては河津桜。去年は4月に来たのだが,もうあらかた散ってしまっていた。ので,今年は早めにと思って。
 まだ少し早かった。しかし,これくらいを見頃とする人もけっこう多いかもね。爛熟の満開はすでに盛りを過ぎた状態と見做す人が。

● けれども,河津桜で花見をする人はいないだろう。花見をするにはまだ寒すぎるということもあるけれども,花見に誘う誘引力が河津桜にはない。
 「ねかはくは花のしたにて春しなん」と西行が歌った花はソメイヨシノであったろう(河津桜は1955年に河津町で発見されたらしい)。河津桜には「あやしうこそものぐるほしけれ」にさせる妖力が欠ける。端正なピンクの花を咲かせるが,楚々としている。ソメイヨシノのような熟女っぽさを発散しない。

● まだ早いとはいえ,けっこうな数の人たちがいる。眠くなるほど,のどかで平和で。ウクライナのこともトルコのことも,遠い遠い向う岸で起きている話。わが事にあらず。叱られるだろうけど。
 11日に桜まつりが開催されるようだ。そのあたりが満開なのだろう。12年前に東日本大震災が起きた日だ。わが家でも屋根は全面的に崩壊し,家具や食器棚は全処分になった。こういうことがないと,自分事にならない。

● 城址公園の隣に豪邸というのは違うけれども,立派なお屋敷があった。ここがナベサダの実家だよ,と教えてもらった。そうか,ナベサダはお城の隣で育ったのか。
 城址公園には,昔,スケートリンクがあったらしい。このあたりも昔とは様変わりしたのだろう。

2023年1月16日月曜日

2023.01.16 カンデオ宇都宮,4泊目

● 一昨日に1泊したカンデオ宇都宮にまた投宿。通算4泊目。地元だからこんなこともできる。
 カンデオクーポン(フロントの隣にあるカンデオデリカで買物ができる)3500円分と朝食付のプランで,元々の料金は18,000円。そこから全国旅行支援をはじめ,ポイント利用とかで,12,116円になった。
 さらに,旅行支援のクーポンが4,000円分(1人2,000円)付いてくる。

● 同じ宇都宮テラスにあるヨークベニマルで惣誉の「初しぼり」と白菜のお新香を買った。雨に煙る宇都宮の街を見下ろしながら部屋飲み。
 しみじみ贅沢してる感。すまんです,皆さん。
 ところで。「初しぼり」は4合瓶。半分までは飲まなかったと思う。が,胃がかなり重くなった。このところ,毎晩飲んでいるからだ。よろしくないねぇ。

● ヨークベニマルにはもう一度行った。22時まで営業しているのだけども,相方は21時過ぎにまた行ったらしい。いろんなものが安くなっていたようで,パンやら弁当やらうどんの麺なら,たくさん買い込んできた。
 どうするんだ,それ,と訊くと,家に持ち帰って食べるのだと言う。いや,そんなに食べられないだろうよ。消費期限が明日までのがどっさりあるんだから。

● まぁ,でも,彼女にはこれが愉悦的な娯楽であるようだ。安くなたのを買うということが。
 近くに住めば,毎日ここに来れるのね,と言う。そうしたいのならしてもいいけど,ひとりで住んでくれよ,とぼくは思った。
 自宅の近くのスーパーと違って,売場に華があるのかもしれない。多分に慣れの問題かもしれないけど。慣れちゃうと,愉悦も自動的に消滅するのかもしれないよねぇ。

● カンデオ宇都宮の朝食。今回もシラス丼を作りましたよ。この上にゴマをふりかければなお良かった。あと,定番の肉じゃが。今回,初めて食べたのが手作り豆腐の冷や奴。あぁ、これも旨いや。
 第2ラウンド。野菜の中華風旨煮をご飯に載せて,中華丼。キノコのけんちん汁。
 けんちん汁はオニオンスープと交替で出ているっぽい。毎日ではなくて。中華風旨煮も一昨日はなかった。
 パンプディングとヨーグルト。はい,今日はこのあと,何も食べてはならぬ。

● 15日に二度,16日も朝食のあとにサウナに行った。都合三度。サウナの利用料まで考えると,宿泊料金はかなり安い(ただし,マットの交換頻度などは大衆店と同じ水準)。朝食は1,800円で食べられるのだし,サウナも1,200円で利用できるようなのだが,泊まってしまった方が話が早い,となる。
 旅行支援が継続している間はそういうことになるだろう。ホテル側にとっての問題は,旅行支援が終了した後に現在の単価を維持できるかということ。

2022年6月18日土曜日

2022.06.18 土曜日の夜のオリオン通りは,いよいよ活気を増してきた

● 20時過ぎのオリオン通り,賑わってるねぇ。ここはホントに宇都宮なのかと思うほどだ。日野町通りにも人が流れてきてるよ。
 店内よりも路面で飲むのを好む人が多いですな。何というのか,沖縄化というかアジア化というか。

● こういう光景を見ると,コロナは過去のものになったと思う。コロナ禍で友人と飲んで話すことがずっとできなかったのが,そのタガが撤廃されてやっと以前のように飲めるようになった。それが嬉しくてしょうがない,というふうにも見える。弾けているようだ。
 老若男女と言いたいが,土曜日ゆえか若い男女が多い。老人はあまりいない。それも弾けているように見える理由になっている。

● オリオン通りにも客引きが立つようになった。遠慮がちに声をかけてくる程度だけどね。
 以前よりもディープさが出てきたような気がする。といっても,オリオン通りがミニ歌舞伎町になる可能性はほぼ絶無だ。基本的に賑わいの中心は駅東に移ることになると思われるので,ディープさの色味が増していくことにはならない。

● はい,話題転換。すでに,ハワイでもどこでも自由に行けるようになっている。彼らが日本に来ることは,日本人が承知しないから,できないんだけどね。
 バカにも程があるぞ,日本人,と思うんだけども,日本においてもなし崩し的に入国規制は撤廃されていくだろう。このあと新規感染者数がどう推移しようと,もう緊急事態宣言が出されることはない。

● といっても,貧乏になった日本人は,経済的な理由で海外旅行には行けないっしよ。円安だし。
 かつては,海外旅行の方が国内旅行より安くすむので,国内旅行は贅沢だなどと言われたこともあったのだ。実際,東京に1泊するよりも飛行機代込みで2泊3日でソウルに行く方が安かった。へたすると,3泊4日で香港に行くこともできた。
 今はもちろん逆転している。東アジアや東南アジアからの不法入国やオーバーステイも今は昔のことになったのではないか。今の日本はそこまでのリスクを冒してまで行きたい国ではないだろう。自国の方がリッチになっているのかもしれないのだから。

● JR宇都宮駅の近くにも,台湾やベトナム料理の店がある。こうしたところに行って,彼の地に行った気になるくらいが関の山かなぁ。
 ぼくはそれすらする気にならない。かなり気持ちが内向きになっているね。せっかく,地方都市にもそういう店があるんだけどね。

2022年3月30日水曜日

2022.03.30 宇都宮の桜-春の訪れを告げるもの

● 宇都宮市明保野公園。ウクライナってどこだっけ的な気だるい穏やかさに満ちている。桜は満開にはまだ少し早い。けど,これくらいが一番いいかもね。鮮度を感じる。
 16,7歳の乙女という感じ。これがあっという間に熟女になって,ババアになって,そして散っていく。が,1年後には乙女に戻って帰ってくる。超速の死と再生のドラマ。
 そのドラマを繰り返しながら,桜の樹は人間よりもはるかに長く,この地球上にとどまっているわけだよね。

● こちらは田川の枝垂れ桜。桜のいわゆる名所ではないけれども,要は自分がいるこの場所が名所なのだと決めてしまえばいいんだよね。名所は自分に付いてくるのだと思い決めてしまう。
 いわゆる名所の桜はガイドブックに写真付きで紹介されているし,今どきはSNSにこれでもかというほどの素人写真が載る。その写真を見てりゃすむわけで
ね。わざわざ行くこともないと思ってるんですよ。

● こちらはついで。宇都宮駅。トワイライトタイム。
 トワイライトって,冬の日が短いとき
には現れないもんね。これも春の訪れを告げる,けっこう強力なアイコンになる。