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2017年12月7日木曜日

2017.12.07 NHK受信料に関する最高裁の判決

● 内容は次のとおり。
 放送法は合憲。契約の成立時期は,契約を承諾しなかった人に対してNHKが提訴し,契約を命じる判決が確定したとき。ただし,受信料の支払い義務は,テレビを設置した時から発生する。
 NHKとして受信料を払ってもらえばいいのだろうから,結果だけを見れば,NHKの全面勝訴といっていい(契約を拒否する人がいれば,いちいち提訴しないと受信料は取れないわけだから,NHKにとっても厳しい判決だという人もいるけれど)

● 妥当な判決でしょうね。というか,裁判所としてはこれしかないという判決だろう。法律解釈が司法の職務であって,放送政策をどうするかというのは国会なり政府の仕事だ。裁判官が口を出していいところではない。
 だから,政策の是非の判断を裁判所に求めるというのは,その発想そのものが歪だとしか言いようがない。法律万能主義者とはそういう人たちのことを言う。

● これについてネットに次のような意見が載っていた(→こちら)。
 なるほど,そうか。「NHKの電波にスクランブルをかけ,受信料を払った人しか見られない有料放送にすればいい」のか。
 ここでも問題は技術で解決できるんだな。言葉の応酬は要らないんだ。

● テレビを1秒も見ないようになって4,5年が経つ。それで何の支障もないんだけど,受信機はある(相方が時々見ている)のでNHKに受信料を払い続けている。
 ぼくとしては,NHKがこの方法を採用してくれれば,ありがたいんだがな。

● ワンセグであっても受信料の支払い義務が生じるというのがNHKの見解。これについてはどうなのか。ワンセグなどスマホから外してしまえというのがぼくの意見。
 テレビを見ないんだから,ワンセグのお世話になることもない(かつてはワンセグって便利だと思った時期もあったんだけどね)。いまどき,リアルタイムで見なきゃいけない番組なんてあるのかい。
 リアルタイムにこだわらなければ,見る方法は(録画以外に)いろいろあるだろうよ。ワンセグなんてもう時代遅れでしょ。
 なので,自分はワンセグ機能なしのスマホを使っている。

● テレビを見ないくらいだから,ぼく一個はNHK不要論者だ。唯一,通勤の車のなかでFMを聞いているけど,これも絶対必須かと問われれば,否。スマホから電波を飛ばして好きな音楽を聴けばいいだけのことだ。
 テレビと新聞は生活の邪魔。新聞なんか会社で取っているやつを見るか,週に一度図書館でサッと見出しをながめればそれで充分だろう。

● ニュースはネットで見ればいいということではなくて,ニュースなんて知っている必要があるのかってことなんですよ。
 アメリカの大統領が誰なのか知らなくたって,困ることなんか何もないよ。なんだったら,日本の総理大臣が誰か知らなくても,たぶん,生きていくのに何の支障もないと思う。

● そんなものより,白菜や大根の値段の方がずっと重要な情報でしょ。そんなの,テレビでは取りあげないし,新聞にも載ってないもんね。

2016年8月31日水曜日

2016.08.30 ケータイのワンセグはNHKとの契約不要

● 左の写真は今日(8月30日)の読売新聞。ケータイのワンセグはNHKとの契約不要というさいたま地裁の判決。妥当な判断だと思う。

● だいたいが,NHKは契約の当事者の一方にすぎないんだから,NHKの放送法解釈を強制される筋合いはない。法令に明示されていないのなら,裁判所の判断にしたがうのが,ルールを遵守するということだ。
 控訴はするんだろうけど,地裁の判断が維持されれば,まさかNHKはルールを遵守するんだろうな。

● 「件数としては多くないものの,ワンセグ携帯を所有する世帯と受信契約を結んだ例はある」というのなら,契約を解除して受信料の全額を返還するところから初めてはどうか。得てはいけない不当利得なのだから。
 ぼくもつい最近まで数年間,アパート暮らしをしていたんだけど,NHK(の委託を受けた業者)がワンセグを持っているなら受信料を払えとうるさかったぞ。それにけっこう高圧的。それに負けて受信料を払っている人って,じつは「件数として多くな」くないんじゃないか。

● 昔は,NHKが映らないようにすれば受信料を払わなくていいんだよと聞いたことがあるんだけど,今はそういう小細工をしてもダメで,テレビがあれば問答無用で受信料を徴収するんでしょ。
 それは法律が認めているところだと思うんだけど,受信料を税金化するのはどうなんだという意見は以前からあるだろう。そこまで業者の都合を優先させていいのか。

● ぼくもテレビは見なくなった。全くといっていいほど見ていない。ニュースはネットで見るのに慣れたし,エンタテインメントもテレビに頼る度合は減った。
 放送法が古くなったというより,そもそも公共放送という概念が成立するのかという状況に突入していると思う。
 究極のところ,ぼくはNHK不要論者だ。教育テレビも含めて要らないと思う。

2015年9月26日土曜日

2015.09.24 NHKの受信料

● ま,払っていますよ。ぼくはテレビはまったく見ないんだけど,家族は見ますのでね。テレビ受像器もあるので。
 が,少々わけあって一人暮らしをこの4年ほど続けている。そこにもNHKの受信料請負人がやってくるわけですよ。

● 事情を話せばすむのかもしれないけれども,それってかなり面倒だし,アパートにはテレビもない。ので,NHKの受信料は払っていないことを伝えた。
 ら。ケータイは持っていないかという。ワンセグでも持っていれば受信料を払ってもらわなければならない,と。

● ぼく,ケータイはガラケーとスマホの2台持ちだ。どちらもワンセグは受信できる。ガラケーのほうはだいぶ古い機種なので,受信できるかどうかわからないけれど。
 しかし,ワンセグ機能のあるケータイでも持っていればNHKに受信料を払わなければならないというのには,少々以上にカチンと来た。

● こちらがカチンと来たことを察してか,そのケータイはiPhoneかと訊ねてきた。ここでそうだと答えれば,話はそれですんだのだと思う。iPhoneはワンセグ機能がないわけだから。
 が,こちらとしては半ば以上にけんか腰で,いや,そうではない,ワンセグ機能の付いたケータイだと答えた。

● となると,そこから先は感情のぶつけ合いになる。もっとも,相手はそうじゃないんだけど。彼はNHKの社員ではないわけだから,ああまで言う必要はなかったかなと反省した。こういうのって後味が悪いね。
 けれども,ワンセグでも受信料の対象だっていうのはどうなのよ。NHKが勝手に決めたことだろう(総務省の承認は得ているんだろうけど)。放送法の68条でしたっけ。あれに該当するのかね,ワンセグって。

● もしそうなら,キャリアや端末製造メーカーも販売時にそのことを消費者に伝えないといけないでしょ。それならワンセグなんか要らないと言うユーザーもいるだろう。その場合は,ワンセグ機能を外せるようにしておかないといけないんじゃないか。

● ワンセグのみでNHKの受信料を払っている人って,どのくらいいるものなんだろう。
 裁判所の判断はまだ出ていないらしい。支払いを拒否している人をNHKが訴えたことがないからだろう。これで訴えるのはちょっと無理筋のような気がする。だとすると,素直にNHKの言い分にしたがった人は,かなりの程度バカを見ていることになる。