ラベル BOOK-OFF の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル BOOK-OFF の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2021年8月20日金曜日

2021.08.20 BOOK-OFFとTSUTAYA

● 氏家まで散歩。JR線でひと駅分。ウォークマンのイヤホンを耳の穴に突っ込んで,音楽を聴きながら歩くので,田舎なれども特に車が走っていない田んぼ道を選ぶことになる。最短距離からは逸れる。
 けっこう歩いた感があるんだけども,片道で1万歩しかない。往復で2万歩。

● このくらいなら,たとえば銀座をうろついていると,知らない間に歩いている。田舎者は都市に行くと,たくさん歩いて健康になれる。
 とはいえ,毎日これをやれば,必ず痩せるだろう。足に筋肉もついて,見られる体型に近づけるかもしれない。

● 氏家のどこに行ったかというと,塩谷地区きっての文化とエンタメの殿堂,インドア派の聖地であるこちら。BOOK-OFFと新刊書店,TSUTAYA,ドトール,docomoショップが集積している。
 TSUTAYAを核とした書店(多くはうさぎや書店)とカフェ(多くはタリーズ)の複合施設は県内のそちこちにあるけれども,BOOK-OFFまで一緒にあるのは,ぼくが知る限りではここだけだ。

● 本が売れなくなったと言われる。その理由のひとつはBOOK-OFFが作っているだろうか。古書店ははるかな昔からあるけれども,基本,好事家のものだった。あるいは大学生が教科書を安く買うために行くところだった。
 それを普通の存在にしたのがBOOK-OFF。個人宅に死蔵されていた本の多くが,二度目のお務めで市場に出るようになった。つまり,供給が増えた。

● 少し待てば半値になり,ゆっくり待てば100円になる。新刊書店に影響が出ないわけがない。
 蔵書というのは,ほとんどの場合,経済的な価値はゼロであること,逆にいえばセンチメンタルバリューしか持っていないものだ,ということもBOOK-OFFが教えてくれる。

● 宮沢賢治を読んでみたくなったので,新潮文庫の『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『注文の多い料理店』『宮沢賢治詩集』の4冊を買った。
 これで1,000円ちょっとなんだからねぇ。状態もいい。線が引かれていたり書き込みがあるものは,BOOK-OFFでは引き取らないのだろうから,新刊書店で買うのと遜色のない状態の古本が手に入る。

● 線を引いたり書き込みをしながら読み進めるヘビーな読み手と,さらっと読んでいくライトな読み手は昔からいたのだと思うが(読まない層が圧倒的に多い。本を読まない層を大衆と定義しても,あながち間違いではなかろう),ライトな読み手がBOOK-OFFの存在基盤になっているはずだ。
 ヘビーな読み手はいったん本を買ったら,基本,手放さない(たぶん)。稀覯本は古書店に持っていくかもしれないが,そんなのは滅多にあるまい。

● 映画やTVドラマについては,Amazonプライムをはじめ,サブスクサービスがいくつもできて,現物(DVD)のレンタルサービスは役割を終えたと思っていた。
 ぼくもAmazonプライム会員になっているが,Amazonプライムで映画を見ることの何がいいかといえば,第1に安いこと。
 TSUTAYAでも月額1,100円で借り放題のサービスがあるけれど,Amazonプライムは年額4,900円で見放題。見放題の対象は膨大にある。

● 第2に借りに行く,返しに行くという手間が要らないこと(したがって,返し忘れもない)。
 第3に見終えたあとにブツが一切残らないことだ。コンテンツが載っているDVDは,VHSビデオに比べれば嵩は小さくなったけれども,空間を占拠する邪魔モノでしかない。文字が載っている本も同じだけれども,見終えた後,読み終えた後には,ブツもスッと消えてくれればいい。

● が,TSUTAYAだけはしぶとく残っている。緻密な工夫やノウハウがあるのだろう。が,そのTSUTAYAにしても,数を減らしてはいる。
 SUTAYAに頼りたいのは漫画本のレンタルだ。「TSUTAYAコミック定額」なるサービスがあるのだが,実施している店は少ないようだ。氏家のこの店でもやっていないし,わが家から近い宇都宮のTSUTAYAでもやっていない。

● ここからはゲスの勘ぐりになるのだが,TSUTAYAで一番儲かるのは漫画本のレンタルなのだろう。ここを定額にして借り放題にしなければならない理由が,現時点ではないということなのではないか。それはむざむざと儲けを減らすようなものだと思えるのだろう。
 コミックも電子化があたりまえになればネットに乗るが,現在のところではまだ紙が優勢のうえに,ネットに乗せることに制作側が反対しているのかもしれない。しかし,旧作に関してはネットで読むのがあたりまえになる時代はそんなに遠いことではないだろう。

● 動画や音楽,ゲームの中に「勉強より大切なこと」を発見できれば大成功だ。そのためには淫するところまで行かなくちゃいけないだろうから,生半ではダメでしょう。
 しかし,生半から脱してその先に行くことが,昔に比べればやりやすくなってきているし,将来はさらにやりやすくなるだろうことは,ほぼ疑いの余地がないように思われる。

2018年5月17日木曜日

2018.05.17 氏家のブックオフで

● ブックオフで,特に百円になった本が並んでいる棚を見て,思うことは,経済的価値に限定すれば,本も生鮮食品と同じだということだ。買ったらサッサと読まないといけない。放っておくと短期間で腐る。腐って捨てるしかないものになる。
 わが家の書庫にも昔から積ん読にしている本が,千冊か2千冊かわからないけれども,かなりの数,ある。その中にはブックオフに百円で並んでいるものがいくつもある。大半は百円の価値すらなくなっているだろう。

● 本は読み終えたら処分すべきものだとも思う。保存しておくものではない。それをやっていいのは,その道の専門家が仕事で使う本や資料に限られるだろう。
 娯楽としての読書,消費としての読書,暇つぶしとしての読書の場合は,そのために買った本はサッサと読んでサッサと処分するのが原則だ。

● もう一度読むかもしれないなどと考えない方がいい。また読みたくなったら,それこそブックオフで百円になっているのを買えばいいのだし,図書館で借りればいいのだ。
 ぼくが買うような本はいわゆる駄本であって,多くの人が買うものだ。そういうものは,無料の貸本屋である市町村立の図書館にたいていある。御用とお急ぎでなければ,図書館でだいたい読める。

● というか,読み返すような本は滅多にないことは,経験則に照らしてわかっていることではないか。だから,百円の価値もなくなったものに屋内の空間を占拠させておいてはいけないのだ。

2015年9月29日火曜日

2015.09.28 ブックオフに立ち寄ってみた

● 滅多に行かないブックオフに久方ぶりに行ってみた。本は財産と昔は言われていたのではなかったか。が,まことに今は昔のことであるなぁ。
 知的生産の表現物である本は,少なくとも経済的には甚だしく経年劣化するものであることが,いやでもわかる。

● 柳田國男の全集があった。1冊300円。若い頃,ひと月分の給料をはたいて買ったのではなかったか。数十年を経て,それが1冊300円で買えるのだった。本はまったく傷んでいない。
 しかもだ。ぼくは結局読まないで今日に至っているのだ。全集を売った人も,たぶんぼくの同類だろう。

● 本は保存しておく必要はないなとも思う。ぼくが持っている本はほとんど図書館かブックオフにある。であれば,保存コストがもったいない。
 ブックオフで100円で買えるんだったら,必要に応じて何度でも買ったほうが保存しておくより安いかもしれない。
 もっとも,最近は保存することをやめている。読んだら,ブックオフには持っていかないけれども,地元の図書館のリサイクルコーナーにそっと置いてくる。図書館が古くなった本を開放するコーナーなんだけど,そこに置いてくることにしている。

● 本が売れなくなったというけれども,これじゃあたりまえかも。ちょっと待てば,新品同様の状態で安く買えるんだから。ブックオフの再販分も含めれば,決して減っていないのではないか。
 ブックオフができて本が回流するようになったのだろう。流れている本の総量はかえって増えているのじゃないかと思うほどだ。

● ここに来ると,本が特別なものではないことがわかる。消費されるものだ。古典であっても,その徴表物である本は,時間の経過とともに価値を減ずるものだというあたりまえのことが,ブックオフにいくとくっきりとわかる。

2014年5月15日木曜日

2014.05.15 準地元の文化的な空間

● さくら市にビッグワンTSUTAYAが進出してきた。って,最近のことじゃなくて,けっこう前なんですけど。当然,ドトールも併設。隣にBOOKOFFも転居してきて,ついでにdocomoショップまである。
 何だか,斬新なんですよ。ぼくはまだ3回くらいしか行ったことがないんですけど。

● それが斬新ってどんだけ田舎者なんだよってことになりますな。栃木県に限っても,いくつもあるじゃないかよ,って言われますな。
 それはそうなんだけれども,栃木でも県北に住んでますとね,こういうのがとても垢抜けて見えるんですよねぇ。

● BOOKOFFの百円均一コーナーなんか,けっこう掘り出しものがありそうな気がする。急いで読む必要のない本は,ここに並ぶのを待つのが吉かも。たいていの本は急いで読む必要なんてありゃしないわけで。ベストセラーはほぼ百パーセントの確率でここに並ぶでしょうしね。ハリーポッターの上下2巻3,800円のも並んでましたよ。
 百円なら読了後,安んじて処分することができる。本なんてとっておくものじゃない。

● ぼくは読まずにとっておいちゃった本を膨大に抱えているんだけど,百円均一にもならないだろうな。まったくな。バカっちゃバカだよなぁ。

● ドトールって,以前は圧倒的に安いっていうイメージがあったんだけど,最近はそうでもないんですか。スタバに近づいてるような感じもするんですけど。
 特にサイドメニューというか,アイスクリームなんかも扱っているんだけど,けっこういい値段だったりする。
 とはいえ,TSUTAYAやBOOKOFFで本やDVDを物色して,ドトールでひと休みして帰るっていうのは,何だかとってもアーバンな感じがするんですよね。県北に住んでいると。

● ついでに,ダイスキンとPreppyを取りだして,ちょこっと何かを書く,と。ワォ,文化的。
 文化的な空間って何じゃいな。美術館とか博物館とか科学館っていうのは,ぼくの場合,除外。条件は2つあって,ひとつは図書館でも書店でも,本を扱っている施設があること。もうひとつは,ノートとペンを使える喫茶コーナーがあること。ここはこの2つを備えている。

● 自転車で行ける距離。でもね,行かないよなってことはわかってるんですよ。それだけだとヒキが弱いでしょ。歩いていけるなら別だけれども,多少なりとも「わざわざ感」が出てしまうと,行かなくてもいいやってことになってしまって。
 何かあったときについでに寄るところになりそうだ。