2022年5月16日月曜日

2022.05.16 45歳以上の高学歴男性は友人と食事をしないからダメ?

 45歳以上「高学歴男性」が持っていない3つのモノとは,居場所,友人,趣味であるらしい。
 現時点で定期的に人と交流するために行く場所(家と職場は除く)がない男性は約7割にのぼり,趣味をもっていない男性,読書をしない男性も少なくない。
 さらに,友人の数をみると,「自分よりも年齢が10歳以上若い友人の数」「悩みごとを相談できる友人の数」「SNSなどでやりとりする友人の数」では0人が最も多く,過去1年以内に新しい友人や親しい知人を作った男性は,約3割にとどまっている。
 「地域」の人と食事をしたことがない男性は72.9%にのぼり,「学生時代の友人」や「社会人になってからできた友人」とも食事をしていない男性も約3割存在している。地域の人だけではなく,友人とも食事をする機会が少ないのである。
● おいおいおい,何なの,これ。まず主張したいジャーナリスティックな結論が最初にあって,それに必要なデータを集める調査(っぽいもの)をして,やっぱりこうなんですよ皆さん,と提示する。
 45歳以上の高学歴男性という括りも問題で,現在の45歳大卒は男女問わず,高学歴には該当しないのじゃないか。だって,誰もが大学に行くようになってたでしょ。彼らが18歳のときには,事実上,選ばなければ誰でも大学に行けるようになっていたんじゃないか。

● 45歳にもなってSNSなんかやってるようじゃしょうがない,という意見もありそうだがな。
 友人や知人は作るものではなくて,できるものだ。大人の常識というものではないのかねぇ。
 10歳以上若い友人を持つのは至難だろう。女性でもあまりいないだろう。自分は友人のつもりでも,相手はそう思っていない場合が多いのではないか。
 読書をしないのも45歳以上の高学歴男性に限った話ではない。

● 「地域」って何よ? ぼくは退職して家にいるけれども,地域の人と会うこと自体がない。皆さん,昼間は仕事に出ているから,外を歩いていても人とすれ違うことがない。
 自治会に関して言うと,2020年には班長が回ってきたのでやったけれども,コロナでね,自治会の行事は軒並み中止になった。翌年もそう。それで困ったことが起きたかというと,そんなことはない。自治会なんて要らないじゃん。多くの人がそう思っていたと思うんだけども,それがコロナで明らかになってしまった。
 で,2022年から自治会を抜けた。まったく何も困らない。ゴミ出しなどの情報は町役場のサイトに全部書いてある。“隣は何をする人ぞ” は都会の高層アパートに限らない。田舎でもそうなってきている。

● 「学生時代の友人」や「社会人になってからできた友人」と食事をしていない男性が3割しかいないなんて,信じられない。
 ぼくなんか,大学を卒業してから大学時代の友人に会ったこと自体,一度もない。誰とも一度も会っていない。それが普通だと思っていたよ。
 45歳を過ぎているのに学生時代の友人を食事をするとは,何をやっているのだ。卒業してから20年以上も経つのに,その間,何をしてきたのだ。

● 友人と食事をしているかいないかで何事かを測ろうとするのは,拠って立つ前提に疑問がある。よほど世間知らずなのか(若いのか),そうでなければバカなのか。大学時代に学んだつもりのことがすべてだと思っていて,それをモノサシにして世間を斬る的なコントが大好きな人なのか。
 ま,筆者は人と食事をするのが好きな人なのかもしれないけどね。SNSも好きでよくやっているのだろう。

● 新しい知見を何も提供していない。これは(アカデミズムではなくジャーナリズムの世界で)大昔から言われていることだ。それに社会学の衣装を着せてみましたよということか。
 頭の良くない学部生の論文のようだ。こんな薄っぺらいものを載せてて大丈夫なのか,東洋経済。

2022年5月5日木曜日

2022.05.05 コロナウィルスの無料検査という益体もない愚行

● 宇都宮駅コンコースにこんなものが。コロナウィルスの無料検査をやっているようだ。
 誰が何を考えてこんな益体もないことを始めたのかは知らない。

● 検査をしてもらおうと来ている人はあまりいないようだ。そりゃそうだ。
 第一にオミクロンは脅威ではない。年寄りに関してはこの限りではないが,年寄りは3回目のワクチンを打っとけという話だ。
 オミクロンは感染力だけは強いから,ワクチンを打ったからといって感染しないという話ではないが,感染しないことが重要なのではなく,感染しても重(中)症化しなければいいのだ。
 若い人はそもそも感染したってどうということもないのだから,何もしなくたっていい。コロナ以前のように自由にやりたいことをやればいい。

● 第二に,にもかかわらず,もし陽性になれば家族や会社の同僚にどえらい迷惑をかけてしまう。現在でも濃厚接触者とか感染経路の確認とか,そういうのは生きているのだろう。
 パンデミックのあとに感染経路の確認をしているなんてどれだけ馬鹿なんだとは,素人でもわかる話だと思うのだが,専門家や厚生官僚の考えることは素人の理解を超える。

● 今回のコロナ禍もマイナスばかりではなく,プラス面がある。リモートワークが一挙に進展したのはそのひとつだ。
 コロナが収束したあとも,リモートワークは残るだろう。雇用者にとっても被雇用者にとってもメリットがある。
 もし,コロナが収束したのだからリモートワークは全廃する,コロナ以前のように会社に集まって仕事せよ,という企業があれば,優秀な社員から辞めていくことになる。
 リモートワークでもきっちり仕事ができる人は,それだけでかなり優秀な人のはずだ。そういう人ほどリモートワークのメリットを痛感している。

● プラス面のもうひとつは,医療専門家の馬脚が馬脚だと露わになったことだろう。専門家の言うことを聞いているとロクなことにならない,と多くの人が思うようになった。
 SNSで頓珍漢を撒き散らしながら,まともなことを言う人に対して,専門領域で論文を書いて査読に耐えて雑誌に掲載されるという経験をしてから反論しろ,としか言えないのだから。幼稚園児なのかおまえは,ということだ。その査読もどこまで合理性のあるメソッドになっているものやら。
 人文系の専門家はバカの代名詞になって久しいのだが,医学においても専門家とはこの程度のものだとわかったことは,収穫と言っていいだろう。

● さらにもうひとつ。自治体(とりわけ都道府県)の無知無能が白日の下に晒される結果になったことだ。
 今までは中央集権は悪で地方分権が善だと無邪気に思っていたけれども,これで地方分権が進んでしまっては大変なことになる,と考えるに至った人も多いのではないか。
 それに関しては東京都知事の貢献が大だが,それをはるかに凌ぐ無能知事が存在することも明らかになった。
 都道府県格差があることも多くの人が知るところとなった。その格差はおおむね知事が作っているということもだ。ちなみに,ぼくは宮城県が羨ましい。

● ともあれ。何を考えてこんなことを始めてしまったのか。何もしないのが最善手という局面で,何もしないでいることに耐えられなかったのか。
 ウィルス検査をするのに1件あたりどれほどのコストがかかるのか知らないが,税金をドブに捨てているようなものではないのか。
 動員されている職員も,せっかくの黄金週間なのに何の意味もない仕事をさせられて気の毒なことだ。家族と過ごさせてやればいいのに,と思う。

2022年5月2日月曜日

2022.05.02 東武鉄道の株主優待乗車証 VS 東武東京メトロパス

● JR宇都宮駅前の金券ショップで東武の株主優待乗車証を4枚買った。6月30日が使用期限。6月になると12月31日使用期限のものが販売される。
 東武は株主に年2回,この乗車証を配っているのだろうね。株主は金券ショップに持ち込んで換金し,それをぼくらが買うという循環だ。

● 850円で売られている。この乗車証で東武線の全線に乗ることができる。ただし,何度でも乗り降りできるわけではなく,一度降りたらそこで終わりなのだが,東武宇都宮から浅草まで乗れば,1,220円のところ850円ですむんだから,こちらを買ってしまうわけだ。
 JRで宇都宮から東京まで行くと,片道で1,980円だ。株主優待乗車証を使って東武に乗れば,往復してもJRの片道運賃より安いのだ。

● 以前は800円だった。有効期限が近づくにつれて安くなった。最も安く買えたのは630円。ところが,もう5月になったのに,依然として850円なのだ。安くならない。
 この値段だと,東武が正式に発行している「東武東京メトロパス」を使った方がいいかもしれない。東武宇都宮駅からだと2,450円。850円の優待乗車証を2枚使って往復し,都内はメトロ24時間券で移動すると,2,300円になる。
 差額は150円だが,東武東京メトロパスは東武の浅草(押上)~北千住間が乗降り自由になる。曳舟や東向島で下車するのであれば,東武東京メトロパスを使った方がむしろ安くなる。

● 東武線は押上からメトロ半蔵門線に直結するが,優待乗車証+メトロ24時間券 の場合は,押上で下車しなければならない。優待乗車証で改札を出て,メトロ24時間券で入り直す必要がある。
 押上で降りないで,たとえば三越前まで行ってしまうと,押上から三越前までの運賃を現金(or Suica,PASMO)で払わなければならない。で,三越前駅でメトロ24時間券を買うことになるわけだ。わずか170円のことだが,24時間券でカバーできない区間を作ってしまっては面白くない。

● 東武東京メトロパスなら,押上で降りる必要はない。東武線とメトロを完全に1本の路線と見做せる。その1本のフリー区間(メトロは全線,東武線は北千住以南)では乗降自由となる。
 東武は半蔵門線の他に日比谷線にも乗り入れているし,北千住で千代田線に乗り換えることもできる。そこでメトロと東武線を区別しなくていいのは,けっこう大きなメリットではないか。

● 一方で,優待乗車証とメトロ24時間券を組み合わせることのメリットもある。第1に行き先が東京でない場合。この場合は東武東京メトロパスは使えない。
 第2に,往きは東武で復りはJRを使おうとする場合。第3に,東京で1泊する場合にも東武東京メトロパスは使えない。有効日は購入日の当日限りだからだ。
 とはいっても,宇都宮から東武に乗って,行き先が東京じゃないことはほぼないだろうし(春日部から野田線で船橋に出るくらいのもので,相当なレアケースだ),東京は,基本,宇都宮からなら日帰り圏だ。

● 今はメトロ24時間券が10枚ある。うち4枚は今月中に使わなければならない(残り6枚は6月いっぱい)。
 これを使い切るまでは850円でも株主優待乗車証を買うけれども,それを消化できたら東武東京メトロパスを買うことになりそうだ。

2022年4月12日火曜日

2022.04.10 春爛漫,ブースター接種

● 春を通り越して初夏。っていうか,熱中症の心配をしなきゃいけないくらい,暑い。外を歩いていると汗ばんでくる。

● 眼を楽しませてくれるものに事欠かない時期でもある。
 敷地内に桜を植えている家もある。これをできるのが田舎。元々の農家って敷地広いからね。
 いや,春夏秋冬,いつでも眼を楽しませてくれるものはあるんだけどね。冬は星座がきれいだし。夏は雲に特徴があるし。

● こうした景色を愛でながら,目的地に着いた。3回目のコロナワクチン接種。
 13:30の予約なのだが,手続きはサッサと進み,13:30になったときには接種まで終わっていた。
 初モデルナだけれども,副反応は心配していない。副反応は若い,特に女性に出るもので,ジジイが副反応を心配するなど滑稽の極みだ。ともあれ,まずはひと安心。
● んで,また,眼を楽しませながら,家まで歩いて戻った。

● 現時点(21:04)で副反応はまったくない。少し寂しい。熱よ,出てもいいぞ,ちょっとくらいなら。

(追記 2022.04.12)

● 寝る時刻(午前3時)になったら,悪寒が。上下の歯がガチガチ言いだした。とっくに押入にしまった掛布団を引張りだした。自分で額に手をあててみたところでは,発熱はなかったようなのだが。
 あと,30分おきに連続3回,トイレに呼ばれた。水分を絞り取られる感じ。これじゃ寝れない。

● 翌朝になると悪寒は収まっていた。これは副反応? いや,めでたやな。
 っていうかですね,ゴメンナサイ。モデルナをナメくさっておりましたよ。

● 11日も起きていられなかった。足元がふらつく。食欲皆無。無理に食べても味がわからない。コロナに罹患したようなものだ。
 熱を測ってみたら7度5分だった。昨夜は,おそらく38~9度の熱がでていたろうね。熱がないわけなかった。熱くなった掌で熱くなった額に触れても熱いと感じないという理屈だろう。

● 11日の夜,ショック療法を試みようとした。が,三口ほど啜っただけで,あとは身体に入っていかなかった。
 寝てるしかないんだけども,寝るにも体力が要るんだなと痛感するわけだ。腰が痛くて,寝ていても楽しくないんだよね。
 昼間しっかり動いて,夜は死んだように眠るという,そういう健康的な睡眠じゃないわけで。

● 12日。どうにか収まった。依然として食欲はないが,こうしてパソコンのキーボードを叩けるようにはなった。起きてはいられそうだ。
 何も食べないで約2日過ごし,熱もずっと出していたんだから,痩せましたよ。これだけはこのまま維持できればいいんだけども,そうはいかないんだなぁ。

2022年4月1日金曜日

2022.04.01 至るところに桜はある

● 右の写真は地元の図書館の一本桜。満開にはまだ。満開前の桜に人は群がらない。満開になるとドッと来て,満開が過ぎると,なだらかに減っていく。
 花は盛りをのみ見るものかは,問題。ぼく一個は,人が群がる満開は避けよという意見。満開の少し前にシフトせよ。満開を追いかけるな。これくらいが見頃ではないか。

● 満開になってしまっては遅いのだ。なぜなら,満開になってしまえば後は散るだけだから。先の楽しみがないではないか。
 満開の少し前なら,これから咲き誇ってさらに華やかになっていくという楽しみも味わうことができるのだ。

● 自宅から歩いて数分のところにある小さな公園。この時期になると,桜って津々浦々どこにでもあるんだなとわかる。人々は桜を愛でないではいられないんだな,と。
 こちらは20分ほど歩いたところの公園。ここにも桜の樹は何本もある。桜なしではすまされない。

● それゆえ,桜を愛でる機会は万人に平等に与えられている。貧富は関係ない。お金があればあるなりの愛で方ができるのだろうが,愛でること自体はお金がなくてもできる。
 お金がなくてもできることはたくさんあって,じつはお金がなければできないことはすぐに飽きてしまうものが多いのに対して,お金がなくてもできることはいくらやっても飽きることがないものが多い
(たぶん)

● 全体が貧しいうちはお金の効用は相対的に大きかったのだろうが,全体的に生活が底上げされてくると,お金の効用は小さくなる。
 大都市ではどうか知らないけれど,ぼくの町だと3万円の家賃で住めるアパートはたくさんある。つましくやれば月に10万円もあれば充分。それ以上のお金はあってもいいが,なくてもどうにかなる。ということになると,幸福の多寡を決めるものはお金ではなく,別の何かになる。

● それがつまり,至るところに桜はあるということだ。と,ぼくは思っている。

2022年3月30日水曜日

2022.03.30 長崎と京都のガイドブックを買った

● 交通費をかけて遠くへ行くより,その分を近場で使った方が賢いじゃん,と思ってきた。交通費分を宿泊費や食費に上乗せして,東京(首都圏)で使うのがいい。
 ホテルの水準はやはり東京がナンバーワンだろう。競争激甚な分だけ水準が底上げされている。東京のホテルに籠もって,アーバンリゾート満喫だぜ。

● いや,ホテルはホテル単体で完結するものではない。場が大切だ。たとえば,帝国ホテルは日比谷のあの場所にあるから帝国ホテルでいることができるのであって,他の場所だったらこんなに長く帝国ホテルを続けることはできなかったろう。
 浅草にあるのと日本橋にあるのと銀座にあるのと六本木にあるのとでは,たとえ同系列のホテルであってもだいぶ違った様相を呈することになるのではあるまいか。ホテルは客が作る側面もある。街が違えば客種も違ってくるといったところも理由のひとつかもしれない。

● 浅草も日本橋も銀座も六本木も,それぞれに面白い。他に,上野,品川,御茶ノ水,渋谷,池袋,両国,向島などなど,いずれもとんでもない観光資源を抱えている。そこが東京の凄みでもある。
 しかも,東京ならわが家からだとJRで片道2千円で行ける。これが京都となると,さすがに新幹線という話になるだろうから,1万7千円ほどの運賃になる。往復で3万円の差。
 これを交通費ではなく宿泊費や食費に使ったら,さてさてどれほどの贅沢ができるだろうか。いや,贅沢などしないで滞在期間を延ばすこともできる。

● が,そのあたりがブレてきた。長崎に行ってみたくなった。ので,長崎のガイドブックを買ってみた。
 発行が2018年と少し古い。コロナ以後は改訂もままならなかった? が,細かな部分の最新情報が欲しいわけではない。たとえば,食堂やレストランの最新情報は要らない。

● 長崎,行ったことはある。行くには行った。今はなき寝台特急「さくら」にも乗った。
 オランダ坂だけは歩いてきた。駅前の食堂でチャンポンを食べた(ちなみに,皿うどんは諫早駅前の店で食べた)。が,それだけ。

● チャンポンや皿うどんは「リンガーハット」で充分だと思っているのだが,可能なら1週間くらい滞在して,ランダムに長崎の街を歩いてみたい。独特の空気がありそうじゃないですか。出島とか,大浦天主堂とか。
 路面電車にも乗っておきたい。もちろん,全線に乗る。オランダ坂をもう一度歩き,中華街をひやかしてみる。グラバー園も話の種に。丸山の風情はいかほどなのだろうか。

● ところが。ガイドブックをガーッと見ていったら,気がすんじゃった。長崎についていくらでも語れそうな気分になっちまった。
 これ,最悪のパターンですよね。活字で知った長崎のあれやこれやについて,同じ色で延々と語ってしまうって,どうしようもないですもんね。

● あと,京都。京都のガイドブックは先日買ったばかりなんだけども,この分厚いのが出ていた。辞書代わりにと思って買ってしまう。
 ところで,この「地球の歩き方」って,ダイヤモンド社から学研に身売りされたんですか。若者が激しく減っているんだから,激しく売れなくなっているとは思うんだけど。

● 京都はやはり特別な場所だという思いがある。さらに,京都は人を選ぶ街だ。京都に呼ばれる人と呼ばれない人がいる。呼ばれないのに近づいてみても,冷たくされて後味の悪い思いをするだけだ。
 ぼくは呼ばれなかった口なので,どうも京都とは関係を持てていないというか,ツルツルしている表面をちょっと撫でてみただけのような感じだな。

● だが,京都は特別という感覚は依然としてある。揉み手をして近づいてみようか。

2022.03.30 宇都宮の桜-春の訪れを告げるもの

● 宇都宮市明保野公園。ウクライナってどこだっけ的な気だるい穏やかさに満ちている。桜は満開にはまだ少し早い。けど,これくらいが一番いいかもね。鮮度を感じる。
 16,7歳の乙女という感じ。これがあっという間に熟女になって,ババアになって,そして散っていく。が,1年後には乙女に戻って帰ってくる。超速の死と再生のドラマ。
 そのドラマを繰り返しながら,桜の樹は人間よりもはるかに長く,この地球上にとどまっているわけだよね。

● こちらは田川の枝垂れ桜。桜のいわゆる名所ではないけれども,要は自分がいるこの場所が名所なのだと決めてしまえばいいんだよね。名所は自分に付いてくるのだと思い決めてしまう。
 いわゆる名所の桜はガイドブックに写真付きで紹介されているし,今どきはSNSにこれでもかというほどの素人写真が載る。その写真を見てりゃすむわけで
ね。わざわざ行くこともないと思ってるんですよ。

● こちらはついで。宇都宮駅。トワイライトタイム。
 トワイライトって,冬の日が短いとき
には現れないもんね。これも春の訪れを告げる,けっこう強力なアイコンになる。