2022年6月7日火曜日

2022.06.07 外国人旅行者を受入れ?

● 遅れに遅れたが,日本国政府も外国人旅行者を受け入れることにしたらしい。そのニュースを見た。

● しかし,よくわからないことがある。ツァーで来る外国人しか受け入れないってこと?
 欧米人がツァーで来るなんてあるんだろうか。彼らはツァーなどに頼らないだろう。
 そういう独立独歩の人には門戸を開かないのだろうか。ツァーでしか来れないお馬鹿さんだけ来てちょうだいね,ってことなのか。

● マスク着用が「日本ルール」だなんて誰が決めた? 少なくとも,厚労大臣は必要ないとアナウンスしたのではなかったか? どうも今の日本は考え得る最悪の状況に堕ちている。つまり,ルールを持てていない。
 そもそも,コロナに対して日本ルールなんてものがあること自体がおかしいのだが,じつはルールですらなく,何の根拠もなくバラバラに行われてきた自主規制にすぎない。それを国として外国人に求めるのは無理だろう。

● 来たければ,しょうがない,入れてやる,というトーンだ。日本としては,円安打開と経済のテコ入れのために,どうぞ日本に来てくださいと,外国人にお願いする立ち位置だろう。
 今の日本はマスクしてまで行きたい国ではない。つまり,これでは誰も来ない。

● コロナはほとんど脅威がないものになったのだが,あくまでも “ほとんど” であって,完全に消えたわけではない。そういうときは脅威はあるものとして対応すべし,という声がどうしても優位になってしまう。
 過度に慎重という言い方しかできない。そういう慎重さを知的だと思っているかのようだ。知的とは正反対のものだろうに。
 ここでも過ぎたるは及ばざるに劣るのだ。リスク(というほどのものではないのだが)を取ることができないのが日本(人)の特徴なのかと悲観したくなる。

● 医師(の一部)が,自分の専門としている分野は国民生活に大きな影響を及ぼす重要なものであるはずだという,専門家・専門職が陥りがちな陥穽に落ちてしまっている。
 自分の専門分野での部分最適を求めるあまり(命に関わることなのですぞ),全体最適を考慮できなくなっている。部分最適が全体最適でもあると信じて疑わないかのようだ。
 コロナに対する警鐘を鳴らすこと自体を自分のミッションとしてしまっている。念仏を唱えるがごとく,マスクをはずすなと言うだけになっている。
 だものだから,一般人はいよいよ踏ん切りがつかない。

2022年6月4日土曜日

2022.06.04 税金で旅行費用を補填してもらって

● 先週,今週と,“かながわ旅割” というやつで,川崎のホテルに連泊した。かながわ旅割というのは,関東広域連合(東京都を除く関東各県)でやってる地域版GoToのようなものだ。
 旅行費用が1人あたり1万円を超える場合は5千円の割引に加えて,2千円分のクーポンが付く。ので,2人で宿泊費が2万円のホテルに泊まれば,宿泊費が1万円になったうえに,4千円のクーポンが付くわけだ。そのクーポンはホテルで食事をするのに現金代わりに使えるし,土産を買うのにも使える。
 関東広域連合でやっているんだから,“とちぎ旅割” や “さいたま旅割” もあるわけだろう。4月から始まって5月までだったのが(ただし,黄金週間中は適用除外),1か月延長されて,6月までになった。

● ホテルの現場では面倒な書類作成や作業が増えて,ブッチャケあんまり歓迎できないってところじゃないか。
 実際のところ,“かながわ旅割” を受け入れているレストランや土産物屋はさほどに多くない。たぶん,業者側にすればかなり面倒くさいか,話が急で対応しきれなかったのだろうと推測する。

● “かながわ旅割” を利用するには,3回目のワクチンを接種しているか,陰性証明が必要になる。欧米諸国では外国人観光客の入国も無条件であることと比較すると,日本はとても世界で戦える国ではなくなったのだなと思わざるを得ないわけだ。
 知的水準があまり高くない層からの批判を忖度して,予めそれに対するエクスキューズを用意したのか。利用者があまり増えても困るから,とりあえず制約条件を設けてみたのか。とも想像するのだが,意味のない条件ではある。

● とはいえ,旅行者側にすればお得感はハンパない。費用を半分にしてもらって,さらに小遣いまでもらえるようなものだから。
 空いているシーズンでもある。忙しく働いている人たちや学校に通っている子どもたちは,行きたくても行けないから,空いているわけだ。
 いくら安くなっても,彼らは行けない。お金がないから行けないんじゃなくて,時間がないから行けないのだから。
 なら,毎日が日曜日のロートル組がそれを埋めればいい。ありがたく行かせていただこう。

● 一方で,東京のホテル業界には気の毒だ。東京は少し遅れて,都民割りを実施しているようだが,関東広域連合に比べれば,業界にとっても都民にとっても,魅力は落ちるだろう。
 関東各県から東京に来る人はだいぶ少なくなる。ぼくらも東京を素通りして神奈川に行ってしまうわけだから。
 川崎は三鷹や町田よりは都心に近い。“川崎に泊まって東京観光” は充分以上に成立する。

● GoToも復活するんだそうだ。タイミングとしては明らかに遅すぎる。
 緊急事態宣言が終結したらすぐにやらなければ意味がない。もう遅いのだ。

● が,やるのだろう。おそらく夏休みに合わせるんだろうか。
 であれば,現役組と子供たちのために,ぼくらロートル組は遠慮すべきだろう。ロートルはいつだって行けるんだから。
 その時期にしか行けない人たちが優先されるべきだ。ので,GoToはたぶん使わないと思う。

● この夏はGoToを使って旅行しようと考えている方々へ。
 GoToについては色々と批判がある。旅行費用を補助するくらいなら,もっと困っている人に現金給付しろ,とかね。
 意見は色々だが(バカにも意見を持つ自由はあるから),あなたは国策に協力するのだ。堂々と楽しんできて下さい。

● その場合,もう予約を入れた方がいいですよ。GoTo実施が正式に決まるのを待っていてはダメです。それでは旨味がかなり減ります。今すぐ予約を。慌てる乞食の方が貰いは大きいとしたものです。
 どういうことか。今はホテルが自己負担でGoToをやっているようなものなのです。国が負担することになれば,本来の値付けに戻します。それが正当だからです。
 そこからGoToで割り引かれた額は,現在の提示額とさほど違わないものになるはずです。今のうちに予約しておけば,現在額からGoTo分が引かれます。

● 昨年のGoToのときはそうだったんですよ。今は当時と比べれば通常価格に近づいているので,正式に決まってから予約してもGoToの恩恵を受けられるでしょう。
 とはいっても,予約は早いに越したことはないと思いますな。

● オミクロンになって,感染力は増したが,病気としての深刻度は大きく低下した。もう新規感染者がいくら増えても,緊急事態宣言は出ないだろう。経済を考えれば,出せる状況ではない。したがって,GoToも今度が最後になる。
 あなたはちゃんと納税しているのだから,税金で旅行費用を補填してもらうことを恥じる必要などない。しっかりリフレッシュして,またいい仕事をして税金を納めてください。

2022年6月3日金曜日

2022.06.03 横浜をちょこっと散策

● 川崎に泊まっていながら,日中は東京に出かけたりする。川崎についてもいくつかの点を知ってるに過ぎないのはわかってはいるつもりだけれど,川崎市内を南武線で移動するのは何とはなしに億劫だ。
 生田緑地は新宿や渋谷からアクセスすべきもので,川崎駅から行くのでは腰が重くなる。岡本太郎美術館や藤子不二雄ミュージアムにも行ったが,東京に泊まっているときだった。
 路線バスを乗りこなせるなら,また違うと思うんだけどね。

● 書店でガイドブック的な情報を得ようとしても,鎌倉,箱根,横浜のガイドブックしかない。神奈川県全体のガイドブックは見あたらなかった。
 神奈川県のそれ以外のエリアは観光的にはないも同然らしい。三極構造で全てを押さえたことになるっぽい。んなバカなと思うんだけどさ。さてさて,どうしたものか。

● 今日は,東京ではなく横浜に行ってみることにした。京浜東北線で山手に来た。
 セレブのエリアなのだろうし,たしかに坂が作る独特の風情があると思うのだけども,風情を維持するための代償が大きすぎる。年寄りにはきつかろう。運転にも気を遣う。
 俗物の権化で申しわけないのだが,ここには住めない(そもそもが経済的に無理だけどさ)。低い平地がいい。

● 横浜中華街の華錦飯店。この店,3回目になる。あんかけ五目ラーメンとチャーハンに杏仁豆腐が付いて,税込み800円。しかも旨い。中華街,やっぱスゲ~や。
 と,浮かれているんだけども,閉店したところもある。コロナ禍を耐えに耐え,やっと収束しかけたところで力尽きたという感じですか。
 ぼく一個はこの2年余,緊急事態宣言下の首都圏に親の敵を取るように出かけてきたが,そんなものは屁のつっかい棒にもなりはしない。当たり前だが。

● ところで。山手駅から石川町方面に行こうと思って,駅前に設置してある市街図を見てあるき始めたのだが,逆の方向に歩いていた。
 どうもおかしいので駅に戻って電車に乗ることにした。その際,あらためて市街図を確認した。ぼくらが方向音痴なのではなくて,地図がおかしい。
 道路の向こう側に設置するんだったらこれでいいんだけれども,この場所に設置したのでは現在位置からして間違っている。方向も逆になる。

2022年6月2日木曜日

2022.06.02 川崎の雑多感が心地いい

● 川崎に移動。鎌倉を発って川崎駅に降り立った瞬間,帰ってきたという気分になった。ぼくの家は栃木の在で,川崎じゃないんだけども。
 雑多感が心地いい。自分がここにいてもいいんだと思わせてくれる。身体が寛ぎだすのがわかるというか。

● 鎌倉人はわりと気位が高いかな。神奈川県民の間でも,鎌倉のヤツらは,ってのがあるんだろうな,たぶん。
 で,その場合の鎌倉人には大船人は含まれないのだとも思う。昔から鎌倉と呼ばれたところの住民のみで,おまえらは鎌倉人じゃねーよ,気にすんなよ,ということになっているだろう。

● ぼくは京都をほぼ知らないので,まったくの想像でしかないのだが,京都市の中京区,上京区,下京区は,近隣住民から同じように見られているのではないか。同様に,京都市は近隣の市町民からそのように見られており,京都府は他県民からそのように見られがちだろう。
 ということは,そういう固定観念が昔から存在していて,見る側がその固定観念に絡められて,勝手に転んでいるという見方もできるかもしれない。ぼくが鎌倉に感じた印象も同じかもしれないな。

● しかし,そういうこととは別に,川崎の雑多感は心地いい。それぞれ勝手にやっていて,それを縛ろうとする空気が薄いというかな。
 川崎駅東口。ストリート演奏家が何組か出ているのだが,客を呼べているバンドがあった。トランペットをしばらく聴いたが,なるほど巧いのだった。
 川崎駅東口の仲見世通りのアーケード入口に乗っかってる男。バーボンを瓶から直接飲んでる(バーボンということにしておきたい)。それとも,こいつ,ラッパーなのか。
 生身の男じゃないんだけど,こういう意匠も雑多感に溶け込んでいて,なかなかいいなと思ってしまうのだ。

● ホテルもメトロポリタン鎌倉からメトロポリタン川崎に平行移動。
 同じメトロポリタンでもだいぶ様子が違う。鎌倉にはとりすました感じがある。干渉しないで放っておく,という感じに近い。あるいは,ちょっと違うのだが,慇懃無礼。
 鎌倉に合う演出をすると,とりすまし感は避けがたいのだろう。川崎の方はフレンドリー。
 どちらが好ましいか。受けとめる人の好みによるとしか言いようがない。

 “とりすまし感” は,いわゆるラグジュアリーホテルにはわりと普通にあるもののような気がする。常連客になるとこの “とりすまし感” は消失するのであろうから,大袈裟に言うと宿泊客に階層を作る契機になっているかもしれない。
 そもそも,高級感の中には  “とりすまし感” が含まれることが多い。仏像でいうと,地蔵は親しみやすいが,観音はやや近づきがたい。高級なのは観音の方だ。

● メトロポリタン鎌倉はラグジュアリーに分類されるホテルではないが,鎌倉を背負っている。
 “とりすまし感” を纏った方が,ホテル側としては無難なのだろうと思う。それを好む宿泊客が多いのでもあるだろう。

● では,お前はどうなのか。鎌倉は今回が初の1泊目なのに対して,川崎には何度か泊まっているので,こっちが基準になってしまっているところがあってね。
 が,フレンドリーな方に希少性があるのは確かで,その分,川崎の方がいいかなと今は思っている。

2022.06.02 江ノ島半日観光

● ホテルで江ノ電の1日乗車券を買った。ホテルでも扱っているんですね。もちろん,江ノ島に行ってみるかというわけだ。
 平日の正午を過ぎたところ。かなり乗車率はいいんですよね。観光客ばかりじゃないと思うんですよね。鎌倉って,車の運転はしずらそうだ。運転を避けて江ノ電で移動しようとする人もいるんだろうか。
 スマホいじり中のお婆ちゃんがけっこう目立つ。お婆ちゃんの識字率,じゃなくてITリテラシー,わりと高め?

江ノ電 藤沢駅
● 藤沢まで乗って,駅の周辺をウロウロした。湘南の中心地なんでしょ。大きな街だ。藤沢駅はJRと小田急の結節駅でもある。飲屋街もそちこちにありそうだ。
 が,今回は藤沢でやりたいことがあるわけでもない。やりたいことなどなくても街中をブラブラすれば良さそうなものだが,今日のところは引き返すことにする。

● 江ノ島駅から江ノ島に歩く途中に,スマートボール・射的の店があった。こういうのって,昔は温泉場には必ずあったものだが,ほぼ消えた。江ノ島だから残っている。観光地,行楽地として,お客を呼べる吸引力が落ちていないからだ。
小田急 片瀬江ノ島駅
 が,江ノ島といえでもいつまで残れるか。店主が生きている間は,たぶん・・・・・・。

● 小田急の片瀬江ノ島駅を過ぎて,着いたところが「カプリチョーザ」。江ノ島まて来てカプリチョーザか。さよう,然り。カプリチョーザなんでありますよ。
 昼間からビール。昼間からアルコールを飲
むってのは,非日常感を演出する最も簡便にして効果的な手段だ。昨日といい,

今日といい,非日常感の中に漂ってい
る。

● 江ノ島に渡る手前にマンション群が現れる。週末だけ滞在するセカンドハウスとして購入してる人もいるのかね。週末,ここに来てみっちりサーフィンを楽しんで,日曜の遅くか月曜の早朝に東京に戻るみたいな。
 ホテルに泊まるより,自分の部屋を持っちゃった方が話が早いよ,サーフボード抱えてホテルをウロウロしたくねーわ,と。
 もしそういう人がいるなら,羨ましいっちゃ羨ましい。それだけの財力があるということにではなく,そうまでしてやりたい趣味というか娯楽があるということに。
 江ノ島に行くと民宿も多いのだが,まだハイシーズンではないので,ガランとしている。

● 江島神社。まったく憶えてないのだが,相方によれば一度来ているらしい。
 竜宮城を模したという瑞心門。模したって,君は竜宮城を見たことがあるのかね,と突っこみたくなるよね。ま,竜宮城の想像画は大昔からあって,それに従ったものであるわけだけど。
 参道の両側には食べもの屋や土産物屋がびっしりと並んでいる。江島神社も島民に雇用を作ってきた。今は島外から通ってきてる人が多いのだろうけど。
 加齢による体力の衰退と先ほど飲んだビールのせいで,頂上に着く頃には息が切れた。歳をとるとこうなるのかと思い知らされることが多くなった。

● 下に降りて,海辺に出てみた。決してキレイとは言い難い湘南の海。ここには飛び込みたくないな。バッチィもん。
 いやいや,それ以前にぼくは泳げないのでね,飛び込めないんだけどね。そんな人間が何で江ノ島に来ているのかね。
 ちなみに,自分の人生を振り返って,やっときゃよかったなと思うことが2つあってね。ひとつは,泳げるようになっておくこと。もうひとつは,茶道を習っておくこと。この2つができていれば,少し人生が変わったかもしれない。

● そのキレイとは言えない海辺で,10代の女の子3人が,キャッキャッと言いながら遊んでいた。かけがえのないものの典型例として思いつくのは,この光景だ。10代の女の子が意味もなく言葉と体力を発散して,自分を開放している様。
 ぼくらが市民として守るべき第一が,この光景ではないかと思う。それさえ確保できていれば,あとはその彼女たちがたいていのことはどうにかしてくれるのではないだろうか。

● 江ノ島はコロナ前の人出に戻っている。焼きイカもだいぶ売れているようだ。
 日に焼けた人はかなりの割合でマスクをしていない。よしよし,さすがに活動レベルの高い人は,自ずと合理に基づいた行動になるものですな。
 っていうか,この暑さでマスクをするのは普通に辛い。マスクをするにも体力がいることが痛感される。しかし,そんなことで体力を使いたくはない。

● 紀州鉄道だとか紀伊國屋だとか,江ノ島には紀州絡みの屋号がけっこうあるんだが,和歌山県と何か関係があるんだろうか。和歌山県からの漂流者が拓いたとこなんですか。

● 江ノ島駅からは特等席に座ることができた。じつは最後尾なので,遠くに去っていく光景なんだけども,いやそれでもこれはね,何だか嬉しい。
 こんなところもあってね。車の運転にも相当気を遣うよ,これは。ドライバーにとって,江ノ電は呪いたくなるほど邪魔な存在でしょうよ。
 とはいえ,アンタの車より江ノ電の方が価値が高いってことでねぇ。江ノ電は4両がユニットになっている。JRの車両
に比べれば,同じ1両でもだいぶ小さいんだけれども,それでもこれだけの人が乗っていて,それを1人の運転士が運んでいるわけでね。

● 電車から眺める分には,きれいな海だ。いわゆる1つの絶景です。そうこするうちに極楽寺に着いた。特に行きたいところがあったわけではないんだけれども,降りてみた。
 けっこう秘境感がある。栃木県でいうと,栗山にこんな感じのところがあったような気がする。が,この秘境は文字どおりのスポットであって,少し移動すれば秘境は終わることがわかっている。栗山とはそこが違う。

● 極楽寺は16:30で営業終了。いわゆる観光寺院ではないのかもしれないが,観光客に媚びない感じが清々しい。
 それよりも,こんな地蔵堂が残っている。導地蔵という。地元で残してきたのか,市役所が管理しているのか。こういうものにこそ価値があると,ぼくは思う。
導地蔵


2022.06.02 鎌倉に初めて泊まった-メトロポリタン鎌倉

● 初の鎌倉泊。ホテルはメトロポリタン鎌倉。外観は横浜のピア8に似ている。5階建て。それ以上高い建物は許されないのだろう。
 随所に和の設え。1階のエントランス
には幽幻の演出。エレベ
ーター前にも。さらには客室トイレの個室にも。
 中庭がある。パティオというより,中庭という呼称が合う。

● 開業は2年前。開業そうそう,コロナの大陸弾道ミサイルの攻撃を受けてしまったわけだ。
 今どきのホテルはレイアウト設計が進歩してるんだろうか。実面積より広く感じる。
 リビングスペースを一段高くしているのも特徴。ここで靴を脱ぎたくなる。これも和を取り入れたってこと?

● フロントは2階。オープンスペースが充実。
 コーヒーの無料サービスがあるので,テラスのテーブル席で語るも良し,ノートを開いて何事かを書くのも良し。
 今,そのテラス席にいるのだけど,なかなか腰が上がらない。朝までここにいたいくらいだ。

● 1階には無印良品が入っている。朝食もMUJI食堂で摂ることになる。
 2階から上にはMUJI色はないので(ひょっとすると,客室をどうするかについてもMUJIの意見を聞いているのかもしれない。木材の使用が多い),コアすぎる無印ファンにはアピールしないだろう。
 銀座のMUJIホテルとこちらのホテルのどちらがいいかは,まさしく各人の好みによる。

● さて,1泊して朝になった。フロントの横に無料のコーヒーサーバーを用意してある。テラス席での無料コーヒーは癖になりそうだ。
 鎌倉観光はやめて,ずっとここに座っていたい。居心地が良すぎる空間だ。動こうという欲望(?)を奪ってくれる。
 鎌倉に来たら鎌倉に泊まりましょうね,皆さん。横浜まで引返さないでさ。

● このホテルにはこんなものも部屋に用意されている。入浴剤,アイマスク,足ひんやりシート。
 もちろん,女性に宛てたものだ。家人も喜んでいた。女性客を掴めば男性もくっついて来るのだから,女性客にアピールすれば大成功だ。

● ホテルはこのくらいが程が良くて,ちょうどいい。これ以上のいわゆるラグジュアリーはかえって邪魔かも。
 というか,1人あたりの購買力で韓国にも抜かれ,貧しくなった今の日本では,1泊するのに5万も6万も出せるのは,ほんのひと握りだ。ツインなら朝食付きでも2万円が目安になる。それで料金以上と思ってもらう工夫を施すのに知恵を絞っている。その答をこのホテルで見ることができる。

● インバウンドの全面解禁も間もなくだが,中国人は中国の事情で来ることができない。従って,爆買いの再現はない。
一方,3年にも及ぶコロナ禍の引きこもり生活で,大方の日本人は引きこもりのノウハウを身につけた。
 では,宿泊業界はまだまだ大変か? そうではなくて,個々のホテル間の格差が広がると見る。抜け出すところと沈むところにくっきり分かれて,新たなバランスが生まれる。
 今までだってそうだったではないか? そのとおりだが,速度が速くなる。

● 今の逆境下でも,利益を増やして伸びて行くところが出る。たとえば,スタート時点でコロナに見舞われたところから,次代のヒーローが出る可能性もあると思う。

2022年6月1日水曜日

2022.06.01 また,鎌倉散歩

● また,鎌倉にやって来た。わが家の最寄駅から鎌倉まで,電車賃は3,080円。
 セコいことを言って申しわけないけど,川崎で切ると200円ほど安くなるんだよね。もちろん,そんなことはしないで湘南新宿ラインで直行しましたよ。

● 小町通り。修学旅行の小中学生が沢山いてね,大変な賑わい。彼らにしてみれば,鶴岡八幡宮より小町通りの方がずっと楽しいよなぁ。

● 鎌倉といえばシラス丼と鳩サブレしか思い浮かばない,鎌倉初心者。そのシラス丼を食べてみようか。
 が,小町通りで食べるのは避けたい気分。賑わっている観光地の空気を感じながら食べたいと思う人もいるのだろう。お客さん,入っているようだから。でも,ここは小中学生にお任せしよう。

● このあたり,相方が研究熱心だ。彼女がササッと目星をつけた御成通りの「山助」さん。「まかない丼」というのを注文した。1,500円。
 これを見たら飲みたくなるでしょ。ハイボールを頼みましたよ。380円。良心的な価格です。2杯飲んだ。いやぁ,鎌倉はいいとこだぁ。

● 生シラス丼は売切れていた。10時半に店を開けるそうだから,明日は10時半に来て,遅い朝食を生シラス丼にしてもいいよな。
 ところで。地元の人はシラス丼って食べるんですかね。ラーメンとか海老フライ定食を食べてるんじゃないかなぁ。京都人だって京野菜なんて滅多に食べないのと同じでね。
 でも,シラス丼はね,自分でも作って食べるけどさ。大葉を散らしてね。あれは贅沢な一品ですよ。鰯を稚魚のまま大量に喰っちゃうんだからさ。

● 先週(5月27日),鎌倉駅から銭洗弁財天に歩く途中にあったスタバに来た。帰りに寄ってみようと思ってたんだけども,高徳院に回ったので,寄らずじまいになった。
 市役所の前にある。緑に包まれた西洋の山小屋風。

● ぼくはコーヒーフラペチーノ。相方は今日から登場のメロンのフラペチーノ。
 満席なのはメロンフラペチーノが理由だと相方は言う。みんな,これを飲みに来たのよ。
 たしかに,それを注文している人が多いんだけどね。昨日来ても満席だったんじゃないか,とも思いますよ。

● 夜の鎌倉はどんなだろう。20時の小町通りは人っ子一人いない。とまでは行かないけれど,昼間の喧騒は幻だったのかと思わせる程度には段差がある。場末の温泉街にこんな通りがあるよな。御成通りも同様だった。
 鎌倉駅も夜はただの田舎駅になる。夜の駅前風景が川崎とは対照的。普遍性があるのは川崎の方でしょう。あの程度の猥雑さがないと生きていくのが苦しくなりませんか。

鎌倉駅
● 飲屋街がない。鎌倉の人は仕事帰りに1杯ひっかけることをしないんだろうか。って,そんなはずはないよねぇ。一見の観光客にはわからない場所にひっそりとあるんだろうか。
 駅前から若宮大路が延びるから,法律か条例かで規制がかかっているのだろうが,その分,どっかで弾けているんでしょうねぇ。そう考えないと辻褄が合わない。

● 鎌倉に観光に来た人たちの多くは,鎌倉には宿泊しないで,横浜に泊まってしまうんだろうか。あるいは日帰り。
 ぼくも鎌倉には何度か来ているが,泊まるのは今回が初めてだ。と考えると,小町通りの昼夜の違いも納得できるというものだが。

● 夜の鎌倉を唯一,彩ってくれたのがこれ。鎌倉駅の東西改札口を結ぶ地下通路にかかっている,横山隆一さんの「鎌倉カーニバル」。
 “かかっている” と書いてしまったけれども,実際にはタイルに直接描かれている。原画は別にあるのだろう。「市制50周年記念事業 鎌倉古都展 1989.11.3」とある。