2023年3月6日月曜日

2023.03.06 シェルターガーデン日光 4-1

● 冬の日光の星空は,それは見事なものだろう。ただし,ぼくが住んでるところもまぁまぁ遜色ないんじゃないか。人工灯がなくて暗いという点では,日光とさほど変わらないからね。
 冬の星座は絢爛だが,そろそろ終わりですな。

● その日光にまたやってきた。シェルターガーデン日光に泊。ここはオーベルジュだといよいよ堅固に思うようになっている。食事に来るところであって,泊まるのはついで。
 ところが,その泊まりも快適だ。今回も無料で猫足バスタブのある部屋にアップグレードしてもらった。その分は何かの形で使わねば。

● オーベルジュたる由縁の夕食。前菜の前
菜(アミューズ)の後に兵庫県産ホタルイカ
と菜の花をディルソースで。当然,白ワイン。

● スープは那須高原牛のコンソメ。今回はここから日本酒に切り換えることにした。益子町の外池酒造の「望」と鳳凰美田。
 日本酒というのは大したもので,肉にも魚にも対応する。まぁ,ぼくが日本人だからそう思うのかもしれないけど。

● 魚はオマール海老のソテー。ソースは当然にしてアメリケーヌ。
 いやいやいや,ワタクシごときにはもったいないものです。

● 肉は,栃木やしおポークの赤ワイン煮込み。たまり醤油を使っている。そのたまり醤油の加減が絶妙。
 和が入るわけで,ここで鳳凰美田をもう1杯。ここに来ると普段は飲まない日本酒を飲むので,ホテルのスタッフからは日本酒オヤジと思われている(に違いない)。

● デザートはスイートポテト。なんだけど,イチゴのジャムを使ったケーキでもあり,タルトでもあり。
 ブラックのアイスコーヒーで食べたんだけども,最後に鳳凰美田の残りを流し込んで,試合終了。

● 温かくなってきたからだろうか,初めて来たときに比べると,お客さんが増えている。今日は一人で席に着いている人がいるのを初めて見た。30代前半の男性だったが。
 このホテルは積極的にお客に話しかけるのをモットーにしているようで,一人で飲みに行ったときに女将が話しかけていれるような按配だ。一人客は助かるかもしれない。
 一方で,話しかけるのが苦手なスタッフには,この方針はなかなか苦痛であるかもしれない。

● 17時半から始まった夕食が終了したのは20時頃だったのじゃないかと思う。ホロホロに酔って,早めに寝た。いつもは3時頃まで起きているのだけど,22時前に寝てしまったのじゃないかと思う。
 というのは,何時に寝たのかはっきりとは憶えていないからだ。日光の星空を見ることもなく寝てしまった。

● 一夜明けて,さっそく朝食。和洋両方が出る。全部は食べ切れない。ご飯が旨いのでお代わりしちゃうから。
 パンも旨い。特に,とんがったフランスパンの方。でも,さすがに入らないわ。
 朝はご飯と汁,そして少しの野菜(漬物)があればいいかもしれんね。

2023年3月5日日曜日

2023.03.04 中野と東高円寺へ

● 3月中に使わなきゃいけないメトロ24時間券が4枚残っている。造作もなく使えると思ってたんだけど,なかなか厳しそうだ。
 と言って,600円の24時間券を使うために,用もないのに東京に出かけるのも,何だか違う気がするしね。無理やり用事を作るのも本筋じゃないよなぁ。どうしたもんかね。

● 今の時期には “青春18” もありますんでね。メトロ24時間券だと当然ながら東京に縛られる。“青春18” なら動ける範囲が広がる。
 ところで。“青春18” は名が体を表さなくなった。使うのは爺さんばかり。JRが実施している老人福祉事業の観を呈している。老人には“大人の休日倶楽部” があるんだから,“青春18” は止め時ではないか。

東武宇都宮駅
● 結局,用事がなくても東京に出ることにした。東武で東京に出ようと思う。
 JRだと「休日おでかけパス」を買ってしまう。たいていのところはそれで行けてしまう。もちろん,メトロの方がきめ細かく動けるのだけれども,JRでも徒歩を加えれば何とかなる。

● 東武を使うと何が問題か。時間がかかることだ。わが家から東武を使うと「小さな旅」感がでる。
 最寄駅からJRで宇都宮に出て,東武駅まで25分ほど歩く。それから新栃木,南栗橋と乗継を繰り返して,浅草(or 押上)まで乗ることになるのだが,JRならそんなことをせずに宇都宮で乗り換えればすむわけだから,要する時間がだいぶ違う。
 が,メトロ24時間券を使うのであれば,東武で行った方が24時間券が活きる。ので,つべこべ言わずに東武にしましょ,と。
 それに,東武の株主優待乗車証が金券ショップで850円で買える。1,700円で東京まで往復できるのでね。

● JR駅から東武駅までは宇都宮のかつては赤線青線だったエリアをキョロキョロしながら歩くこともできる。今でもその残り香が感じられる。ニッチな用途の商店もあって,オヤっと思ったりする。質屋なんかも残っている。
 元々の宇都宮市街の狭い市域の中に,表と裏がギュッと詰まっている。風情があると言ってはいけないのかもしれないが,宇都宮の都市性を感じられるのはこういうエリアからだ。

● 今回は曳舟で乗り換えて,浅草から銀座線の人になった。赤坂見附で丸ノ内線に乗り換え,中野まで行く。
 中野に無理に用事を作ったのだが,要はメトロ24時間券を消費するためだ。ド阿呆な理由による小さな旅ということだね。

● 丸の内線に乗り換えた後に,間違いに気がついた。中野に行くには日本橋で東西線に乗り換えるんだった。
 が,丸ノ内線の新中野駅から中野駅まではさしたる距離じゃない。かえって,強制的に初めての場所を歩くことになるから,間違えてラッキーだったかも。

● 行き先は「なかのZERO」だった。紅葉山にある施設だ。新中野駅から行くと,その紅葉山という名前にも納得が行く。上り勾配になっているから。山というほどじゃないんだけど,山と名付けたくなるのはわからんでもない。
 紅葉山公園に展示してある蒸気機関車。お久しぶりですな。

● 帰りも新中野駅に戻ることにした。鍋屋横丁というのは青梅街道から南側の道を指すんだろうか。少し歩いてみたのだが,まぁ,普通の道ですな。
 ひと駅乗って,東高円寺。わざわざ来るのでなければ来ないところだと思ったからだけど,地面に上がったところで,一度来ていることに気がついた。蚕糸公園を歩いたことがある。

● 歩道を走る自転車が多くて閉口した。自転車通行可の歩道があっても,自転車は車道の左端を走るのが原則だぞ。ロードで歩道を走るバカもいて,怖くて車道を走れないなら,ロードになんぞ乗るな,このボケッ,と思ったよ。
 青梅街道から一歩奥に入ると,いわゆる閑静な住宅街。住宅街の中に新渡戸学園と女子美大があった。中野区との区境なのだけど,ギリギリ杉並区になるんですか。
 美大って建物の外観にも特徴がかるのかなと思ってた。けど,女子美大は普通にコンクリートの建物なんですな。それでいいんだと思うけどさ。

● 新橋に来た。ぼく的には東京のオアシスは1に新橋,2に上野。北関東の人間だからさ。新橋ってさ,本当は台東区の飛地なんじゃないかね。ホッとするよ。
 で,駅前の小諸そばで,今日初めての食事。2枚盛りイカ天付き。あまり考えないでこれにしちゃってますな。空腹に染みわたりましたよ。

● さて,銀座はスルーして,帰るとしよう。三越前で半蔵門線に乗換えて,押上から東武。
 何だか疲れたぞ。メトロ24時間券を消費するために東京に出るのは疲れるんだわ。が,これをあと3回やらなければならないのだよ。

2023年3月3日金曜日

2023.03.03 宇都宮城址公園に河津桜を見に

● 宇都宮城址公園に来た。目あては河津桜。去年は4月に来たのだが,もうあらかた散ってしまっていた。ので,今年は早めにと思って。
 まだ少し早かった。しかし,これくらいを見頃とする人もけっこう多いかもね。爛熟の満開はすでに盛りを過ぎた状態と見做す人が。

● けれども,河津桜で花見をする人はいないだろう。花見をするにはまだ寒すぎるということもあるけれども,花見に誘う誘引力が河津桜にはない。
 「ねかはくは花のしたにて春しなん」と西行が歌った花はソメイヨシノであったろう(河津桜は1955年に河津町で発見されたらしい)。河津桜には「あやしうこそものぐるほしけれ」にさせる妖力が欠ける。端正なピンクの花を咲かせるが,楚々としている。ソメイヨシノのような熟女っぽさを発散しない。

● まだ早いとはいえ,けっこうな数の人たちがいる。眠くなるほど,のどかで平和で。ウクライナのこともトルコのことも,遠い遠い向う岸で起きている話。わが事にあらず。叱られるだろうけど。
 11日に桜まつりが開催されるようだ。そのあたりが満開なのだろう。12年前に東日本大震災が起きた日だ。わが家でも屋根は全面的に崩壊し,家具や食器棚は全処分になった。こういうことがないと,自分事にならない。

● 城址公園の隣に豪邸というのは違うけれども,立派なお屋敷があった。ここがナベサダの実家だよ,と教えてもらった。そうか,ナベサダはお城の隣で育ったのか。
 城址公園には,昔,スケートリンクがあったらしい。このあたりも昔とは様変わりしたのだろう。

2023年2月27日月曜日

2023.02.27 日光の瀧尾神社

● 日光に来ている。日光で最も気になっていたところに行ってみることにした。
 それはどこかというと,瀧尾神社だ。日光発祥の地だと何かで読んだことがある。行ってみたいと思っていて,果たせないでいたのだ。

● と言っても,瀧尾神社はすぐそこにある。宿泊しているホテルのすぐ脇を流れる稲荷川を渡れれば,対岸から数十メートルのところにあるはずだ。その稲荷川はちょっと大きめの沢といった感じで,造作もなく渡れると思う。
 ところが,スタッフに訊いたら,以前は渡れたんだけども,今は立入禁止になってしまったらしい。であれば,一介の旅行者が無理に渡ってホテルに迷惑をかけるわけには行かない。

● 渡れないとなると,V字に歩かなきゃいけない。まぁ,いい。今日は快晴中の快晴。散歩日和だ。
 稲荷川の左岸側を下流に向かって降る。橋を渡って,今度は右岸側を上流に向かうことになる。右岸側の道は「史蹟探勝道」と名付けられた一本道。迷いたくても迷えない。

● 勢いよく水が流れ下る。その脇を登っていく。
 と言っても,右岸側は勾配が緩やかだから,息があがることはない。快適な散歩になる。WALKMANで音楽を聴きながら歩くのに恰好だ。

● 開山堂(右)と観音堂。観音堂には将棋の駒(ただし,香車のみ)が並んでる。その所以が説明されているが,読んでもよくわからん。
 開山堂とあれば勝道上人のゆかり。つまり,ここが日光発祥の地。日光はここから始まったのだ。


● 舗装された道路の脇にこんな道もある。古道なのだろうと思いたくなる。ので,ここからはこの道を歩いた。
 ほどなくして瀧尾神社に到着。隣に白糸の滝と名付けられた,まぁ滝には違いないのだと思うが,水が落ちている崖がある。

● 瀧尾神社は二荒山神社の別宮となっているが,片腹痛いとはこういうことで,逆でなければおかしい。
 まぁ,しかし。史跡のあり様は時系列では整理できないのがむしろ普通だから,こういうことはママあるよ,ということね。
 楼門をくぐって,唐門・本殿に。弘法大師
伝説も残るようだが,弘法大師に日光まで来るほどの暇があったとは考えにくい。
 無念橋。橋と呼んでいいのかと思うほどの小さな橋だが,由縁は立派だ。なくてはならないモノだったのだろう。
唐門・本堂


● 御神体の三本杉。御神山は女峰山。山頂に瀧尾神社の奥宮があるらしい。
 途中に女峰山参道の標識もあった。いくつかある登山道の代表的なものというか,最も古いものかと思うが,じゃあちょっと登ってくるかというわけには行かない。登るには登山届も必要になるのだろうし,片道6時間もかかるらしいから。死んでしまうわ。

● いくつかの附帯施設がある。瀧尾稲荷神社と子種石。将棋の駒の観音堂もそうだったのだが,妊娠,安産,子孫繁栄を御利益とするところが多い。女峰だからかね。
 この御利益はしかし,ずいぶんと後になってから作られたものだろう。


● 道路を挟んだ対面に瀧尾高徳水神社があるが,これは滝尾神社とは縁もゆかりもないというか,別系統のもの。

● ここから宿泊しているホテルが見える。ぼくらが泊まってる部屋はあそこだよ,というのもわかる。
 間近に稲荷川が流れる。横切っていいなら,千歩も歩かずにホテルに着けるのだが,二社一寺の配電ナンタラ施設があるらしく,立入禁止になっているわけだ。V字を辿って買えるしかない。少し,忌々しい。

● 日光市街に引き返してきた。神橋の近くに天海の像がある。初めてしみじみと眺めてみた。江戸期最大の怪物。108歳まで生きた。生命力の強さが並じゃない。
 あやかりたいものだが,こういう人は凄すぎてロールモデルにはならない。

2023年2月9日木曜日

2023.02.09 日光の外山に登った

● 外山の頂上まで登ってみることにした。日光の名前の付いてる山に登るのは,初めてのことだ。
 参道の登り口には鳥居が。けっこうなところを登っていく。

● しばらく登ると,ニの鳥居。このあたりは,まぁ,余裕。
 しかし,この先でゼイゼイしてくる。最初の休憩。引き返そうかとチラッと考えた。

● 三の鳥居が見えてきた。二度目の休憩。引き返すならここだな,と思った。
 どうにか気を取り直して三の鳥居を潜り,しばらく行ったところで三度目の休憩。
頂上はたぶん近いのだと思うのだけど,辿り着けるか。自分の体力の衰えを痛感。齢を取るとはこういうことか。この程度で身体が音をあげるのだ。

● 手摺りが登場。勾配がキツくなることを表す。同時に頂上が近いことを示す(のだと思いたい)。手摺りに掴まりながらしばらく登って四度目の休憩。
 太陽が近くなった。見通しがよくなってきた。

● 頭頂成功。頂上には毘沙門天を祀っている。東照宮の北東にあたる鬼門。鬼門封じというわけらしい。
 いやいや,達成感がありましまよ。やれるじゃん,俺。

● 下山。木の葉が積もっていて滑りやすい。二度,スッテンコロリンをやってしまった。
 スニーカーにトートバッグという街歩きスタイルで登ったんだけど(日光市内を散策した帰りに,ついでに登ってみようと思ったわけなんで),スニーカーはいいとして,トートはダメだ。軍手も必要かな。

● 休憩は前向き姿勢を支えてくれる。何度も休憩して,小刻みに刻めばいいのだね。一気呵成に決着をつけようとすると,敗北に至りますな。休憩は大事ですよ,ロートルのご同輩。
 登り始めてから下山終了までの時間は1時間と15分。体感ではもっと長かったのだけど,こんなものでした。
 もう1回やるかといえば,もう結構。男体山にも登ってみますか? いやいや,やめときます。

● ところで。めっきり使用頻度が減ったWALKMANのイヤホンを耳に突っ込んで登ったんだけど,いや,音がしみじみ染みてくるんでした。外界に騒音がないからだ。
 これほどの静寂は望めないとしても,わが家の近くにもWALKMANに適した散歩道があるだろう。上手くすれば,楽しみが1つ増えるはずだ。