2024年5月28日火曜日

2024.05.28 那覇空港のケンミン食堂

● 那覇空港に着いて,まず行ったところは空港ビル3Fにあるケンミン食堂。那覇の最も都会的な場所にある地場食堂だと思っている。
 朝にガッツリ食べているんだけども,“トーフ野菜そば” を食べた。790円。

● 沖縄って豆腐が旨いじゃないですか。チャンプルーの豆腐もゆし豆腐もジーマーミも。
 沖縄に来たら豆腐は食べとかないとね。ぼくが注文したのは,沖縄そばに豆腐チャンプルーを載せたようなもの。

● 沖縄そばは沖縄の若い人は食べなくなっていると聞く。アレってオジサンの食べ物でしょ,ってなものらしい。
 確かに鋭角的に旨いものではないけれども,こちとらオジサンどころかジイサンでぇ,だったら俺が喰ってやろうじゃないか。
 こういう悪く言えば田舎びた安い食べものが,ぼくの胃袋には合うようだ。いい胃袋を持ったと思うぞ。

● 那覇に来るたびに思うこと。なぜ,沖縄の大学に入学しなかったのか。18歳から22歳までの若い時期を沖縄で過ごしてみたかったよ。
 って,琉球大学はぼくの学力では入れなかったか。そういうことか。

2024.05.28 那覇に来た

● JAL917便,那覇行き。この時期はガラガラで,この状態ならエコノミー席も特等席になる。座席の仕切りを上げて胡座もかける。
 詳細は略すが,今年もここまで色々あった。明日はどうなるかわからないものだと思わされる体験をした。

● どうなるかわからないなら,遊べるときに遊んでやれ。どうにか遊べるようにもなったわけだし。
 お金は使い切って死にたい。残す理由も必要もないわけだから。誰に憚ることもないんだしね。

● 出発が遅れた。体調の良くない人がいて,降機したらしい。荷物を探して降ろすのにどうしたって時間がかかる。
 全然急がないので,長く機内にいられてラッキーだわ。

● 今回,初めて機内の Wi-Fi につながったよ。座席に置いてあるパンフレットのQRコードを読み込んで接続しないとダメなのか。
 ネットに繋がれば,機内はアミューズメントルームになりますわ。機内の映画なんかなくてもいいッス。これ,ぼくは一度も見たことがないッス。

● 無事に 愛が飛び立つ那覇空港 に到着。沖縄はすでに梅雨入りしている。台風1号も近づいている。
 が,空港に着いたときには降っていた雨も,ゆいレールのホテル最寄駅に着いたときにはやんでくれた。ホテルまで濡れずに到着。ほんに今日の天気はういヤツじゃ。

● 今日に限っては関東の方が大雨で大変そうだな。
 羽田行きの便案内の放送で,天候の影響で成田か関空に着陸することもございます,ご了承くださいませ,とやっていた。無事に羽田に着陸できたろうか。

2024年1月4日木曜日

2024.01.04 能登大地震

● 元日の昼。地震があった。震度は大したことはなかったが,嫌な揺れ方だった。
 東日本大震災を体験しているから,震源に近いところでは大変な被害が発生したことは,直感できた。

● 2011年3月11日の夜,靴を履いたままでないと自宅に入れず,足の踏み場もない状態で,どうにか布団を置いて寝たが,屋根の向こうに夜空がチラチラ見えた。
 今回,それどころではない被害に遭った人たちが多数おられるだろう。

● ぼくにできることはない。できることはないが,やってはいけないことはある。
 この件について SNS で何かを発信してしまうことだ。部外者が何を言ってもノイズにしかならない。
 自分の家族,友人,知人の安否を必死にネットで手繰っている人が何人もいるはずだ。ノイズはその妨げになる。


● お悔やみ申し上げます,お見舞い申し上げます,ご無事をお祈りいたします,と 𝕏 で発信するのも余計なことだ。もし本当にそう思っているのだとしても,自分の胸に収めておけばよい。
 𝕏 に上げて誰に伝えようというのか(しかも,匿名アカウントで)。被災者以外に伝えても無意味なのだし,仮に被災者に伝わったとしても,通り一遍の,ありていにいえば薄っぺらな,決まりきった文言に鼻白むだけだろう。


● ましてや「助けてください 住所は○○」のポストを不用意に拡散してしまうなどもってのほかで,こういう状況下ではバカの善意が最も害を為す。
 この種のバカは,こういう状況でこそ元気を出すから始末が悪い。

● というわけで,やってはいけないことをやらずにいられるように,今回の地震発生後3日間は 𝕏 を絶つことにした。
 で,4日の午後になって,再開したのだけれども,地震についてはポストしないのは当然。

● 𝕏 を絶っている間,まったく痛痒は感じなかった。𝕏 なんてなくてもいいと思ったよ。
 メモ代わりに使ってる人が多いと思うのだが,Google Keep やツイメモなど,その用途に使えるアプリはいくらもある。
 が,再開してしまっている。半ばは惰性かもしれんね。

2023年11月15日水曜日

2023.11.15 ブランド品が放つ上品ならざるもの

 ● 丸の内仲通りを歩いてみる。イルミネーションの準備は完了している。もう灯っているんですかね。夜は行かんからわからん。


● 仲通りのエルメス。店に行っても売り物がない状態が続いていたらしい。
 生産量を厳しく制限して人為的に品薄状態にするのはブランドの常套戦略だけども,ロレックス指数が暴落してラグジュアリーバブルが弾けたと聞く。今はどうなっているのかね。


● 誰でも知ってることだけど,ブランドはどれも中国製。九分九厘できたところで本国に送る。パリやミラノで最終工程を施して,市場に出す。
 MADE IN 〇〇 は最終工程をどこで行ったかで決まるから,MADE IN FRANCE や MADE IN ITALY として,世界に流れて行く。


● 当然,レシピが中国側に渡ることになるから,本物と寸分違わぬ偽物が出回る。素材も染色も縫製の糸もピッチも本物と全く同じ偽物が。
 ブランド側にとっては真贋の判定権を独占することが死活問題になる。けど,そうなると本物性じたいが揺らぐよね。本物って何? という話になる。


● ちなみに,その昔,香港で買物するときはペニンシュラの裏側にあったアーケードで買ってたでしょ。あそこにあったのは,ほぼ全てが偽物だったことも知っておこうね。

● 結局,ブランド品に血道を上げるのはオツムの弱い人っていうイメージをぼくは拭いきれない。でなければ,湯水のごとく現金を使える成金。
 ブランドをまとっている人に上品さを感じないのは,以上の理由による。

2023年7月10日月曜日

2023.07.10 日本人が国内旅行からも締め出される

● Twitter を見ていたら,エミン・ユルマズ氏がこんな Tweet をしていた。彼はトルコ系日本人ということになるんだろうか。投資界では名を知られた人のようだ。
 その氏がアメリカに行ったようなのだが,アメリカでの朝食を紹介した Tweet だ。

● かなりおざなりな肉と卵とパンのワンプレート。これで5,000円(35ドルだそうだから,1ドル=140円で計算)。プラス,チップが1,400円。
 となると,アメリカ人はこぞって日本に来るよねぇ。値段が一桁違うもん。アメリカで稼いで日本で仕えば,アメリカ人にとって日本は竜宮城のはずだ。インバウンドが減ることはないね。

● 八重洲に開業したブルガリホテル,一番安い部屋でも50万円程度はするんじゃなかったけ。自分のお金で泊まれる日本人はそうそういない。泊まれるのは会社の経費で落とせる人だけだ。
 ブルガリホテルもそんなことはわかっている。つまり,日本人なんか眼中にないんだろうね。来日した欧米人に泊まってもらうための開業だ。欧米人は日本人の10倍近い所得があるのだから。

● やつらは日本で甘い汁を吸いたいだけ吸って帰国する(そしてまた来る)んだから,ふんだくれるだけふんだくってくれよ。
 日本人の50万円は,やつらには5万円程度の感覚だろうから,全然高くはないんだ。もっとふんだくってやれよ。って,ブルガリも外資系か。まぁいいや。

● 帝国ホテルもずいぶん高くなって5万円くらいは出さないと泊まれなくなっているけれども,ブルガリとの価格差ほどに両者に違いはあるのか。ないのであれば,帝国ホテルは格安のまま放置されていると外国人には映る。
 ので,彼らが殺到して5万円が10万円になる。それでも客は来るのだから,それが正当な価格だ。

● 10万円でも日本人にはきつすぎる。かくして,日本の宿泊施設の料金は玉突きのごとく上昇していく。
 日本国内のホテルはお金持ち(外国人)に占拠され,貧乏人(日本人)は締め出される。日本人は国内旅行もままならないことになる。

● 彼らとて,本国では日本人が日本でやっている程度の生活を維持するのがやっとだろうけれども(それほどに物価が高い),日本に来れば豪遊できるのだ。
 かつて日本人が韓国や東南アジアでやってきたことだ。それが攻守所を変えて行われるのだ。
 それゆえ,日本の方々よ,まだ安い今のうちに国内旅行を楽しんでおけ。早晩,できなくなるぞ。

● 問題は,日本がいつまでチープ国でいるかだけだ。日本人が日本の国内旅行から弾かれることを避けようとすれば,日本も高物価高賃金の国になるしかない。おそらく,そうなるだろう。
 政治だの権力だのが竿させるような話ではない。日本の特に左巻きは妙にお上万能論を信奉しているようで,政治で何でもできると思っているようなのだが,メカニカルな変化を止めることなどできるはずがない。

● 本格的なインフレはこれから始まる。貨幣価値は大きく下落する。
 だから,なおのこと,今のうちに国内旅行にお金を使ってしまえ。貯めておくと泣きを見るぞ。

2023年6月8日木曜日

2023.06.08 鳴虫山登頂のリベンジに成功した

● 日光に来た。コンビニで水と非常用食料(?)を買って,この前(5月18日)失敗した鳴虫山登頂のリベンジに挑もうと思う。
 前回の失敗は,前の晩の飲み過ぎにあると自己分析。今回はと言うと,白ワインに赤ワイン,日本酒にハイボールまで勧められるままに飲み続け,やはり飲みすぎている。しかし,睡眠はけっこうまともに取れたと思うので,前回よりは体調がよろしい。

● 登り始めてすぐのところにお堂がある。山岳仏教の名残りかね。名残りというより,現代でもそうなんでしょうね。
 仏教も神道も,自然との相性がいい。日本的な現象なのか世界的にそうなのかは知らないけれども,おそらく後者であろうと思う。アニミズムというやつですか。

● たしか前回はこのあたりまで来て引き返した。何度も休憩したあげくに。
 今回は休憩も少なくてすんでるぞ。この先に進めそうだ。ゼイゼイと息はあがってますがね。この時点で,今回は頂上まで辿り着けると確信しました。

● 神主山に到着。前回はここまでも来ることができなかったのだ。
 鳴虫山までは今まで歩いた分の倍の距離があるのだけど,高度は半分ほど稼いでいる。ということは,ここからは平均勾配が緩くなるのか。
 いや,山には(というか自然には)平均という概念はないからね。登っては降り,また登るの繰り返しだから。ここまでは登りのみだったけど。
 神主山からの眺望はこんな感じね。これが眺望と言えるかというのは,別の話だけど。

● ここまで来る間に,ごみは1個しか見かけなかった。ティッシュが1枚落ちていただけ。皆さん,マナーはよろしいようだ。
 ビニールや紙は自然界にはないものだから,そういうものは持ち帰って,ゴミステーションに出さんとね。この点では,富士山とエベレストの登頂者は世間に対して恥じるがよい。
 放尿くらいはよろしかろうけどね。ぼくの糖分たっぷりの小便を栄養にして,スクスクと育ってくれたまえ,山の神よ。

● ここからはアップダウンがいくつも登場。頂上に着いたかと思いきや,その先があり,いったん降ってそれ以上に登るという。
 こんなところを登っていく。しかし,総じて言うと,神主山から先は造作もないとまでは言わないけれども,けっこう楽ではあった。体が慣れるのかもしれない。あと,水が減るので荷物が軽くなるせいもある。

● これはハイキングなのか。ハイキングのイメージからはだいぶ遠いんだが。
 といっても,これを登山というのは全く当たらないから,ハイキングでいいんでしょうな。けっこう難易度の高いハイキングではあるけどね。

● そうこうするうちに鳴虫山頂に到着。リベンジ成功。眺望はこんな感じ。
 
こんなに低い山なんだけど,頂上に着くのに3時間を要した。だいぶ遅い方だと思う。所要時間は歩行速度ではなく休憩の多寡で決まるから,頻繁に休憩したわけですね。
 山頂では20分ほどグズグズした。包み紙に包まれたままのキャンディーが1個と若干のゴミがあったので,拾ってきた。

● 鳴虫山の頂上付近も杉や檜が植林されている。よくやったねぇ。金のためという動機は発奮力が強いんだな。
 しかし,山が荒れるというか腐るというか。そういうことは感じた。だから植林は悪だというのではないんだけど。杉の根っこが地表に張っていて,おかげで歩きやすくなっているってこともあるし。

● 帰りはいま来た道を引っ返すのではなく,憾満ヶ淵の方に降りることにする。これは当然ね。誰でもそうすると思いますわ。
 ところが,いきなり急勾配なんですよ。かなり本格的な階段が設置されている箇所もある。行くほどに思いましたよ。憾満ヶ淵の方から登っていたら,途中で引き返していたに違いない。ぼくほどのヘタレがこの道を逆に登って来れたはずがない。

● 合峰。これはどういう意味? 読んで字のごとしかね。分峰としてもいい?

 山岳修行地でもあったんでしょうかねぇ。修行地というより修行後の寝ぐらがあったのかなぁ。


● “独標” を過ぎてしばらくしたところで,どうやらハイキング道から外れてしまったらしい。外れようがないところを外れてしまったわけで,どうしてなのかわからない。ハイキング道を示すテープを巻かれた樹木が倒れてあらぬ方向を示していた?
 道なき尾根を降っていくことになった。なかなかにワイルドな。

● ほうほうの体で降ると沢に出る。沢に沿って行けばいい。沢には人が入っている。獣道のようなものだが,歩けるスペースがある。
 麓に近いし,遭難などどいう大げさなことになる可能性はないけれども,道を外れたことにどれだけ早く気づいて修正できるかが大切ね。

● まともな道に出たときにはホッとしましたよ。これがハイキング道。
 はい,憾満ヶ淵に降りてきました。やれやれだ。
 降りにも1時間半を要した。道なき道を行くなんて場面があったしね。
 途中,誰にも合わなかった。熊にも猿にも合わなかった。
 憾満ヶ淵には今回も外国人しかいなかった。ここには外国人を惹きつける何かがあるんでしょう。化け地蔵なんか,彼らには興味津々の対象なんだろうねぇ。

● 憾満ヶ淵側の登山口はこんな感じ。日光市街側からはすぐに登りになるが,こちらは最初は平坦だけれども,この平坦さはごく短いからね。こっちから登るのはシンドいよ。

● 街歩きの格好で登ったんだけど,靴だけはね,トレッキングシューズというのか登山靴というのか,山登り用の靴を履いた方がいいね。ガレ場がけっこうあってスニーカーだと足首を捻りやすいのでね。道なき道を降るときに二度捻ってしまって,けっこうヒヤッとしたよ。
 初めての山行きは単独行じゃない方がいいかもしれない。山登りが好きな人の多くは分裂気質で,孤独を愛する(あるいは孤独を苦にしない)のだと思うんだけど。孤独になれるから山はいいんじゃないか,と言われそうなんだけど。

2023年5月18日木曜日

2023.05.18 鳴虫山登頂に失敗

● 日光市街から簡単にアクセスできる鳴虫山に登ってみるかと思ってね。サンダル履きじゃさすがに無理だろうけど,散歩気分で行けるだろうと軽く考えてたんですよ。
 標高1,103.5mで,登山口の標高が540mだからね。標高差は600mもない。スカイツリーより低いわけですよ。

● で,こんなところから登り始めた。ところが,10分も歩かないうちに1回目の休憩。数分歩いちゃまた休み。3回目の休憩を取ったところで,Googleマップを確認したら,途中の神主山までまだ半分も来ていない。神主山から鳴虫山までは相当な距離がある。
 これは無理だ。引返すことにしましたよ。

● 下界は真夏のごとく暑いんだけど,山に入ってしまえば,基本,日がささないから涼しいんですけどねぇ。脳内で名探偵コナンのメインテーマを鳴らしてみても,ダメでしたよ。
 二晩連続で(自分的には)大酒を飲んでいるのが効いているかなぁ。深酒の結果,睡眠も浅いのかもしれん。体調を整えて捲土重来を期すことにしますわ。それでもダメなら人間も引退すべきかね。
 2リットルの水を持ってきたんだけど,この時点で半分消費。飲むそばから喉が渇く。腹に力が入らないんすよ。情ない。

● 地面に落ちている青い花びらは藤の花ですかねぇ。ぼくらが考えているより山は豊かなところで,水も獣肉も山菜も薬もある。
 姥捨山の暮らしは深沢七郎が描くような悲惨な世界ではなく,むしろ当時の娑婆より楽だったんじゃないかと思うんだよね。年寄はお山に登れる日を指折り数えて待ったんじゃないか。
 もちろん,姥捨てが実在したという証拠はありませんよ。念のためね。

● 近いうちにリベンジしたいです。酒を飲まずにたっぷり寝てね。
 加齢による体力の減退だとは思いたくないし,実際にそうではないことを証明しないとねぇ。