2025年9月10日水曜日

2025.09.10 ホテルの正月プラン

● プリンスホテルからこんなの(右の写真)が届いた。お正月をホテルで優雅に過ごしてみませんか,というお誘い。
 12月30日から1月3日まで2人で4泊すると,プリンス高輪の一番安い部屋でも504,000円。花香路の一番安い部屋だと884,000円。

● 価格差の比率は普段より狭まるんだな。館内全体が祝祭空間になるわけだから,それが当然ではありますかね。
 つっても,ポケットマネーで泊まれる人がいるのかい? 会社の金を自由に使える羽振りのいい中小企業のトッツァマか,接待で泊まるエラいさんくらいじゃないか。

● いや,これくらいなら出す,そんなに高くないじゃないか,という人がけっこういるのかね。
 ただ,こういうことは言えるのではないか。ポケットマネーで泊まる人たちの中に富裕層は極めて少ない。こういうものは「貧乏人がたまにする贅沢」の範疇に属するものだ。世界一周クルーズや “四季島” と同じね。
 もちろん,強度の貧乏では “たまの贅沢” もできないわけだが。

● 貧乏人しかいないのだから,優雅な気分に浸れるとはあまり期待しない方がよい。演し物は良くても,舞台がダメなんだから。
 そして,貴方も貧乏人の一員であることをお忘れなく。こんな “たまの贅沢” をしてるからいつまで経っても貧乏なままなのだと,自覚あるべし。

● コロナ禍の頃は,こんな企画は絶対に出せなかった。コロナが収束して旧に復した。慶賀すべきことではあるんだけどね。
 ぼくはもちろん,年末年始は自宅でマッタリ。毎日が日曜日で,年がら年中マッタリしているわけだが。

2025年8月28日木曜日

2025.08.28 成田線,銚子電鉄,総武本線

● はい。今日は成田線と銚子電鉄に乗ってきます。上野駅から始めます。
 北関東の芋っぽには,何だかんだ言って,上野駅はホームだ。「ふるさとの訛なつかし停車場」でござるよ。

● 上野駅,常磐線ホーム(6番線)。10時何分発かの成田行きに乗る予定にしていたのだが,早く来すぎた。とりあえず,常磐線で我孫子に出る。
 日暮里,三河島,南千住,北千住。どれも魅力的なところだ。そうは思わない人も多かろうけど。
 もし,東京に住めるなら,一番は墨田区だが,荒川区と足立区もいいなと思っている。遠慮なく言わせてもらえば,港区はバカが住むところだ。

● 荒川を渡り,中川を渡って,堂々たる構えの松戸駅に着く。この列車は快速なので,次は柏まで停まらない。
 宇都宮線や高崎線には京浜東北線が並行して,細かく乗客を拾ってくれるが,常磐線は自らそれをやらなければならない。柏まで停まらなければ,立派な快速運転ということ。

● 一人旅のトッツァマが乗ってきた。角ハイボールの缶を口に運びながらの気楽な旅。
 退職組の “青春18” ならぬ “老春68” 族だろう。ぼくの同族。良い旅を。

● 柏の次が我孫子。10:30着。10:46発の成田行きに接続。常磐線下りは1番に着き,成田行きは4番線から出る。
 成田線のうち,佐倉〜成田〜成田空港間は成田エクスプレスで乗っているが,それ以外は未乗。まず,我孫子支線から。

● 常磐線と別れるときは,地べたを走る常磐線を下に見るから,こっちが格上のような気がするが,もちろん,そんなことはない。新参者ほど上になる。
 湖北なんていう雅な駅名もある。のだが,普通の新興住宅地。50年後には廃墟になっているかもしれない。総じて,丘陵地を坦々と走る。

● 乗客は寝てるかスマホを見てるか。今どきは珍しくもないが,外人さんともけっこう乗っている。彼らを含めて,生態は同じ。
 人種民族を超えて,スマホは人々の生態を一変させたなと思いますよ。

● 11:27,成田着。11:40発の銚子行きに接続。改札を出てみた。出ただけですけどね。成田山新勝寺とか,まぁ,行かなくていいでしょ。
 ここから先はボックス席で景色を楽しみながら進んで行きますわ。ボックス席を1人で占領しながら,網棚に荷物を載せることを,ぼくらは全くしなくなったな,と思いました。

● 成田を出るとグッと鄙びた風景になる。均衡ある国土の発展なんてのを長くお題目にしてきたんだな,この国は。そんなことできるはずもないし,もしできていたら,つまらん国になっていたことだろうよ。
 一方で,そのために鉄道や道路を張り巡らせたから,この程度の鄙びですんでるのかもしれない。

● ところが,佐原(サワラ)に至ると,がぜん様相が違ってくる。大げさに言うと,別の国に来たような。
 違う文化圏に入った感じ。水郷文化圏とでも名付けたい。このあたりから茨城県の霞ヶ浦まで一体なのか。

● 12:53,松岸着。これで成田線は完乗。ここから銚子までのひと駅は総武本線。
 12:58,銚子着。銚子でまず連想するのは,元巨人軍の篠塚がいた頃の銚子商業なのだが,そういうことはどうでもよろしいな。
 自分の寿命を考えれば,もう一度銚子に来ることはまずあるまい。せめて数時間は銚子の空気を吸いたいものだが,バカは先を急ぐしか能がない。

● 銚子電鉄。JR銚子駅の2,3番線ホームの先ッチョが銚子電鉄のホームになっている。
 切符は車内で買うのが原則らしい。ぼくは “青春18” で入ったのだが,銚子電鉄に乗るのだと言えば切符なしで改札を通れるんだろうか。通れるんだろうね。

● 車内に入ると車掌さんが来て,切符を確認に来る。彼から1日乗車券を買った。
裏面
 つまり,ワンマン運転ではなく,車掌も乗車している。一々確認できるのは,確認できる程度の乗客しかいないからではある。

● 乗客の過半は鉄道マニアと観光客。が,久留里線と違って,地元のおばあちゃんや高校生も乗っている。地元客がいると,車内が殺風景にならずにすむ。
 ちなみに,マニアなら銚子電鉄などとっくに卒業しているはずだとも言われるらしい。こんなものに卒業もクソもあるか,このボケがッ,と言ってやりたい。

● 鉄路恙なく,外川に着いた。着いた電車に乗って銚子に折り返すつもりだったのだが,気が変わった。
 犬吠駅までのひと駅区間を歩いてみることにした。ちょっとだけ,ここにいないと来た甲斐がないと思ってね。この後,東金線にも乗るつもりだったのだが,東金線はいつでもいいかな,と。

● 売地あり,の立札。たぶん,売れないんじゃなかろうか。
 太平洋が見えた。眼福というべきだが,これは道を間違えたから出会えたもの(車窓からは見えない)。

● 犬吠駅。売店もある。ぬれ煎の売上げが乗車券収入を上回ったと聞いたことがある。ささやかながら,ぼくも貢献。これで昼食にする。
 2階には電鉄の写真も掲示されている。主には,昔の駅舎や沿線の写真なのだが,基本,“昔” は絵になるものだな。
 14:37発の電車に乗車。先ほどの車掌がいた。同じ列車が往復しているわけだ。

● 復りは総武本線で。銚子発14:57の千葉行きに乗車。総武本線も佐倉までしか乗ったことがない。要するに,千葉にはほとんど来ていなかった。
 総武本線は成田線より鬱蒼としたところを走るんだな。飯岡の手前でトンネルになる。そのトンネルを出ると一気に開ける。が,人の乗降があるのは飯倉からチラホラと。

● 線路はずっと単線のまま。成東を過ぎても単線。佐倉まで単線なのか。東金線が分岐する成東も想像していたより鄙びたところでした。
 こんなものか。総武本線は長大なローカル線なのだった。千葉は広いのだ。県都の千葉市の他,内房線と常磐線沿いの都市部。それ以外の広大な田舎。

● 佐倉に着く手前で成田線の線路と並行。一気に幹線らしくなった。
 16:15,佐倉着。総武線も完乗。成東に引き返して東金線に乗って行くかと思ったのだが,その気力なし。千葉まで乗って,蘇我から潮見のホテルに戻ることにする。

● 千葉駅は巨大だ。4年前に千葉都市モノレールに乗りに来た。そのときにも驚いたものだ。
 新幹線はないのに,これだけ巨大なのは何事ならん。こんな巨大駅からは早々に撤退することにする。16:38発の君津行きに乗車。久里浜か逗子から来た15両編成。ふた駅で蘇我。

● 蘇我で外に出てみたのだが,別に用事があるわけじゃない。しかし,京葉線ができて栄えているんだろうね。
 千葉県も千葉市に一極集中か。どの県でもそうで,それでいいんだとは思うんですけどね。

2025年8月27日水曜日

2025.08.27 山手線車中の仕様な集団

● 山手線の中吊り広告や広告動画を片っ端からスマホカメラで撮影している集団あり。若い女性と一部男性。
 何なんだ,こいつら。見た目は普通の生活者なんだが,たぶん日本人ではない。インバウンドには色んなやつがいる。

● だいぶ執拗なんだな。入れ替わり立ち替わり。同じものを隈なく,漏れなく,何度もカメラに収めている。
 彼女たちの様子からすると,遊びでやっているわけではなさそうだ。あとでSNSやYouTubeに上げようというのではない。

● ひょっとすると,C国の諜報機関に雇われたアルバイトかとも思ってみる。だとしても,日本の法律では拘束できない。
 違法なことをしているわけではない。迷惑行為にもなっていない。異様なだけだ。

2025年8月26日火曜日

2025.08.26 久留里線

● 今日から3日間,潮見駅をベースに千葉県に残る未乗路線,未乗区間に乗ってきます。今日は,内房線の館山〜安房鴨川間と久留里線。
 結果的に房総半島を一周することになる。まずは,京葉線の蘇我行きに乗車することから。

● 行程を紙に書いて手帳に挟んでおいた。手帳ごと忘れてきた。
 こういうことが,最近,多くなった気がするな。齢のせいにはしたくないんだけどね。

● 蘇我駅。京葉線は3番線に到着。6番線に回って,10:18発の上総一ノ宮行きに乗る。
 行程表を忘れてきたが,行程自体は憶えている。というか,単純だから忘れようもない。
 その行程に従って,来た電車に乗るだけのこと。“青春18” なんだから,普通か快速にしか乗らないわけだしね。

● いったん乗ってしまえば,後はやることがない。よほどのことがない限り,時刻どおりに列車がぼくを運んでくれる。
 こんなものの何が楽しいのか。宮脇俊三さんが仰られたとおり,鉄道趣味は “児戯に類する” もので,あまり大っぴらに吹聴するようなものじゃない。でも,退屈はしないんだな。

● 忽然と現れる田舎の大都会,大網。総武本線の成東まで結ぶ東金線が分岐する。その東金線には明日,乗る。
 大網以上の大都会,茂原。乗客のほとんどが降りて,最後尾の車両はぼく一人になった。
列車は順調に外房線を南下中。

● 上総一ノ宮駅に着。サーフボードを抱えた大学生が数名降りた。上総もたんと暑いんでした。
 駅前の様子は,先月行ったひたちなか海浜鉄道の那珂湊を連想させる。こちらの方が栄えているんだろうけど,街の構造が似てる印象。碁盤の目とは対極の街と言うかね。
 もうひとつの共通点。美人率が高い。山民と海民では,後者の方が美人が多い。なぜだ?

● 40分後に安房鴨川経由で木更津まで走る列車が出る。ぼくにお誂え向きなんだが,これに乗ると安房鴨川でも館山でも下車しないで,乗り続けてしまうな。
 ここまでは11両or8両編成だったのだが,安房鴨川経由木更津行きは2両。

● その内房線直通の木更津行きに乗車。2両とあってはさすがに立ち客も出る。
 大原でドッと空くのかと思ったが,こんなことはなかった。
 長者町という駅がある。どうしたって,横浜の “関外” にある長者町をイメージすることになる。長者はいそうにない。

● 太平洋に沿って走っているわけだが,そこは日本の地形だ。御宿に着く前にトンネルを潜る。そうして,太平洋はなかなか見えない。
 以後も短いトンネルをいくつか潜って勝浦に着く。海も見えた。やっと外房線という名のイメージの路線になるのだが,以後もトンネルは次々に現れる。すぐ先が海なのに,山岳列車の趣がある。
 トンネルを抜けると現れる集落の様は,先月,西武秩父線の車中から見た秩父を彷彿させる。秩父でもトンネルを抜けると山の斜面にへばりつくように小集落があった。

● アラフィフの女性がひとり,座席に空きがあるのに,ドア側に立ってスマホを向けている。時々現れる太平洋をカメラに収めているようだ。
 贅肉もそれなりに乗った年齢相応の体型だが,ぼくから見れば充分にお若い。独身を満喫しているようで,良き光景だと嬉しくなった。
 が,安房小湊から友人が乗った来たようで,以後は中国語で話し始めた。たぶん,台湾の人だろうか。この列車を落ち合う場所にしていたようだ。
 願わくば,女性の一人旅であってほしかったんだが。こちらの勝手な希望だけどね。

● 安房鴨川着。ここでしばらく停車してくれるのかと思ったのだが,こんなことはなし。
 外房線の終着駅を単なる通過駅にして,2両の普通列車は木更津を目指すのだった。

● ここからは内房線になる。その内房線の館山までが乗っていない区間。
 安房小湊までは二度,安房鴨川までは一度乗っている。いずれも特急。乗ったこと自体は憶えているが,それにまつわる記憶は一切ない。

● 普通列車なら憶えているのかと言えば,そんなことはないのだけれども,乗る分には普通列車の方が面白い。入ってくる情報量が特急とは段違いに多いからだ。
 新幹線に東京駅から乗ったとする。静岡に入っても愛知に入っても大阪に入っても,新幹線の車中は東京のままだ。普通列車はそういうことがない。地元の空気が入ってくる。
 新幹線には閉じ込められたような閉塞感があるが,普通列車には開放感がある。

● 安房鴨川で全員が降りるのかというと,そんなこともなし。乗ってきた人もそんなにいない。
 安房鴨川を過ぎてもトンネルは現れる。が,山岳列車の趣はだいぶ少なくなる。電車から海を眺めるには,この区間がいい。特に,和田浦〜南三原(ミナミミハラではなくミナミハラ)間。
 その南三原から館山圏に入るんだろうか。ひと駅ごとに何人かずつ乗ってくる。

● 館山でも停車時間なはし。結局,そのまま乗り続けてしまった。
 館山ではドッと人が乗ってきた。久々に立ち客が現れた。東京近郊列車の趣も生まれる。その後,乗客は増える一方だった。

● が,1つ前の君津で誰もいなくなる。君津から快速の久里浜行きが出るからだ。久里浜行きが早く発車するのだ。
 ぼくはといえば,上総一ノ宮から運んでくれたこの電車で終点の木更津まで行きたいから,久里浜行きには乗らず。

● ワンマン運転の2両編成で木更津着。ともあれ,安房鴨川〜館山間に乗って,内房線の未乗区間を解消。
 海を眺めたいなら,外房線より内房線がいいが,乗ってて楽しいのは外房線かなぁ。田舎びていると言っては失礼だが,東京近郊列車に乗ってても面白くないんでね。
 ちなみに,上総一ノ宮〜安房鴨川〜木更津は普通列車の運転区間のユニットになっているようで,1日に何本も走っているようだ。

● 次は久留里線だが,40分以上の待ち時間があったので,木更津の駅周辺を歩いてみた。
 率直に言って煤けた印象を受ける。寂れたというか。アクアラインの影響はあまりないんだろうか。アカデミアパークは最悪のタイミングだったしね。むしろ,君津の方が栄えていくんじゃないかと思わせる。
 駅に隣接する駅そばも閉店。隣に吉野家ができちゃってた。駅そばに勝ち目はない。以上,ほんとに駅周辺から受ける印象。

● さて,久留里線。久留里〜上総亀山間は廃止が決まってる。乗ってるのは鉄道マニアだけで,地元民は利用しないらしいから廃止は当然と思うが,さてどんなところなのか。
 15:53発。久留里から先は運転本数が少なくなる。15:53発は上総亀山まで行く。これに乗れないと少々辛いことになる。

● 久留里線は Suica が使えない。わが方の烏山線と同じ。烏山線はそれでもバッテリーカーに転換されたが,久留里線は気動車のまま。
 2両のワンマン運転で運行されているようだ。さて,どんなところなのか。

● 少なくともこの時間帯の久留里線は,木更津を発車する時点で乗客の過半は鉄道マニアだった。
 山に分け入っていくのかと思っていたのだが,そうではない。内陸に向かうので,登り勾配ではあるのだが,山に分け入るという感じではなかった。丘陵地帯ですらない。田んぼの中を突っ切って行く。車窓は単調だ。

● 下郡を過ぎると勾配が少しキツくなるが,それでも農村地帯を走る。久留里まで来ると,だいぶ登ってきた感がある。いつの間にこんなに登ったのだ,と。
 しかし,ずっと田んぼの中だったのだ。久留里で急に山感が出る。そういう地形なのだな。

● で,久留里から先は完全に山間部を走る。車窓が面白くなる。乗ってて面白いのは,廃止が決まっている久留里〜上総亀山間だ。
 しかし,トンネルはない。このままトンネルなしなのかと思っていたら,上総松丘を過ぎて2つのトンネルを潜った。

● 要するに,路線の保持にコストが嵩むのは久留里から先。乗客はいない。鉄道マニアを運んでいても仕方がない。
 JRとしては,できれば久留里線は全廃したいだろう。

● 上総亀山の駅舎は駅名も消えかかっている。自動販売機で缶コーヒーを買った。営業している飲食店も雑貨屋もない。
 「休日おでかけパス」のフリーエリアに久留里線が全部入っている。が,当然,「休日おでかけパス」を上総亀山駅で買うことはできない。久留里まで行かないと。上総亀山から乗る人はいないんだろうねぇ。

● 横田で50代の男性が乗ってきた。シャツに汗が染みている。ニコンの一眼レフを提げていた。撮り鉄のオッサンだと思う。
 結婚指輪をしていた。実直そうな人だ。今日は会社を休んで,この暑い中を好きな写真にいそしんでいるのだろう。彼にどうぞ良きことがありますように。
 その彼,久留里で降りていった。お城の写真も撮るのかね。

● 上総亀山に着いた気動車は15分後に折り返すのだが,久留里までしか行かない。久留里で木更津行きに接続。
 久留里駅で11分の猶予がある。で,改札を出てみたのだが,ほんとにね,鉄道マニアしか乗っていませんわ。明らかに地元の人と思われたのは1人だけ。

● 久留里にはスタンプもあった。もちろん,押してきましたよ。
 久留里からの列車は3両編成。車掌も乗務していた。すべてワンマン運転というわけではないんだね。

● 木更津からは快速の東京行きに接続。グリーン車を連結する堂々の15両。
 蘇我で京葉線に乗り換えて,19:57に潮見着。久留里線の久留里〜上総亀山間に乗れたので,思い残すことはありませんね。

2025年8月24日日曜日

2025.08.24 5日間有効の「青春18きっぷ」を買った

● 今月の最終週は潮見に4泊することにしてるんす。3日間は完全フリーなわけですよ。何して過ごす?
 洲崎には何度も行ったし,都内の文具店巡りももういいかなぁだし,美術館に行くなんてガラじゃない。

● んで,千葉と茨城に未乗の鉄道路線,区間がけっこう残ってるんで,乗りつぶしておくかと思ってね。「青春18」を使えるわけでね。
 時刻表をめくりながら(こういうときはアプリはダメ。紙の時刻表が必須。路線図も付いてるし),無印のB5の “らくがき帳” に行程を書き出していく(こういうときに使うのは,北星の4Bの “かきかたえんぴつ”)。

● ところが,3日間の行程をあーでもないこーでもないと考えつつ決定した後に,このとおりに動くのがイヤになってきた。
 ひたすら電車に乗るんですよ。鹿島神宮駅に行くのに,鹿島神宮には寄らない。香取にも行くのに香取神宮はパス。せっかく潮見にいるのに水戸まで行ったりするんですよ。
 電車に乗るのは好きなんだけど,何か違うなぁと思えてきてね。

● かといって,潮見に4泊しても,東京で行きたいところもやりたいこともないんす。どうしたもんかなぁと思っとります。

● 結局,東京でやりたいことが見つからず,考えた行程どおり,電車に乗ることにした。5日間有効の「青春18きっぷ」を買った。
 25日と29日は自宅〜東京の移動だけ(でも,5日券を買うのがお得。3日券と2,050円しか違わないので)。間の3日間で,東京を起点に,千葉の未乗路線,未乗区間に乗って来ようかなと思っとります。
 いすみ鉄道の一部区間が復旧していないので,小湊鉄道と合わせて後回しにしますが。5日券が使えて嬉しいです。

2025年7月29日火曜日

2025.07.29 東京の別荘(?)に行く

● 宇都宮発12:18の上野東京ライン平塚行きに乗車。品川まで乗る。
 着いた先は「高輪花香路」。東京の定宿になった。というか,ここに泊まりたいから東京に行く。

● 今月は3回目。計6泊。東京に別荘ができた感じ。ただし,安い宿泊プランが出たときに限る。
 実際の話,リアルに別荘を持つのは,どう考えても割に合わない。ホテルを使うのが良いと思う。
 富裕層はたとえば上高地の帝国ホテルでひと夏過ごすといったことをやるのだと想像するが,上高地に別荘を持つよりはトータルコストは安いんじゃないかと思う。自動車を所有するよりタクシーを使う方が安いというのと同じじゃないかね。

● ラウンジ「桜彩」でチェックイン。ここで抹茶と和菓子が供されるんだけど,酷暑の夏には冷たいお茶。頼めば温かい抹茶も持ってきてくれると思う。
 このあたりのスタッフとのやりとりの様子を詳しく書ければ面白いんだけれども,さすがにそれはできない。

● この和菓子は西王母というらしい。こうして出されると貴重感があるが,以前,段ボールで運び込んでるところを見たときには,うぅ〜んと思った。
 これは自分で勝手に取ってくる方式の㈱アルプスの桃ジュース。信州産桃のストレート果汁。りんごとオレンジもあるが,桃が一番旨いかな。
● 17時から19時まではラウンジでカクテルタイムになる。高輪,新高輪,さくらタワー,花香路と4つあるホテルのラウンジのうちの3つを廻るのが,何となくできあがったわが家の流儀。
 廻る順番も決まっていて,まずさくらタワーから。

● 酒はワイン,日本酒,ウィスキーなどひと通り揃っている。が,目を剥くような高級酒が置いてあるわけではない。そりゃそうだ。コスト計算もしなきゃ。タダで供しているわけだから。
 肴も色々あるが,さくらタワーが最も原価が高いものを使っている。

● サントリーオールドのハイボールを1杯飲むと決めている。昔はダルマと呼ばれていた。郷愁を誘う。
 トリスバーが全国にあった昭和30〜40年代(栃木県だと烏山にもあったからね)。その頃にもハイボールはあった。カクテルグラスで飲んだ。ウィスキーと炭酸水が半々くらいの濃ぉいやつ。

● 高輪のラウンジ「花雅」ではジンのソーダ割り。肴は冷製豚シャブと寄せ豆腐。ソーメンもある。

● 花香路の「桜彩」には,数年前まで「山崎」があった。それが「余市」になり,今は「白州」になっている。
 ここでもウィスキーのハイボールを飲んでいたんだけれども,前回から日本酒に切り替えている。「獺祭」の二割三分。

● 19時でカクテルタイムは終了する。肴は引き上げられるが,酒は残る。21時(「桜彩」は22時)まで飲むことができる。
 静かに飲みたい人は19時以降に行くのがいいだろう。ぼくは行ったことがないんだけれども,19時以降は肴(=料理)がなくなるのだから,カクテルタイムに人は集中するはずだもんね。

2025年7月27日日曜日

2025.07.27 所沢へ

● “青春18” の3日目。今日は用事があって出かける。西武新宿線の航空公園駅に行く。
 ここに行くときは,大宮から川越に出て,本川越駅まで歩いて西武新宿線に乗ってた。今回は浦和,南浦和と乗換えて,武蔵野線の新秋津駅から西武池袋線の秋津駅まで徒歩移動。所沢で新宿線に乗換えるルートにしよう。
 というわけで,宇都宮発9:56の湘南新宿ライン逗子行きに乗車。

● ところで。“青春18” の仕様変更は評判がよろしくないようだ。
 けれども,自動改札機を使えるメリットはそれ以上だと思う。気兼ねなく下車できる。

● ぼくはいつも一人行動なので,グループで使えるメリットはなかった。無職爺で毎日が日曜日のお気楽な御身分(ゴミ分)だから,3日(5日)連続の縛りもまぁまぁ対応できる。
 夏は電車内避暑のためだけに使ってもいいかなぁと思いますよ。

● ただ,いかにも “青春18” 族だなと思える人を見なくなった。一人旅の爺に多かった。“青春68” かと思うほどだったのだけどね。
 “青春18” 族は激減しているのかもしれん。仕様が変わると目立たなくなるということはないだろうから。連続となると,“青春68” 族には体力的に厳しいか。

新秋津駅
● 新秋津駅から秋津駅までは道を迷うことはない。人の流れについていけばいいからだ。秋津駅に向かう流れ以外の流れはないので,迷いようがない。
秋津駅
 距離もわずか。武蔵小杉駅で湘南新宿ラインから南武線に乗換えるよりは,ずっと短い移動ですむ。

● 秋津から航空公園までは190円。秋津から所沢まではひと駅。所沢からひと駅で航空公園。
 秋津駅ホームの案内板には,秩父方面との表示もある。西武池袋線なのだから当然なのだが,秩父へも行けるわけだ。所沢には特急も停まる。
 また,秩父に行きたくなった。秩父ではモツ煮うどんを喰っておくべきだった。

● 時間はたっぷりあるので,所沢駅構内を散策。都会だねぇ,所沢。ホームには冷房の効いた待合室もある。
 浦和,南浦和,新秋津,所沢と4回の乗換えがあるルートだったが,けっこう楽しかった。初めてだったからかもしれないけど。

● 帰りは川越経由にしようかと思っていたのだが,同じルートを引き返すことにした。埼玉も楽しいぞ。
 西武鉄道の路線図。西武はまず乗らないので,全然頭に入っていない。しかも,相互乗り入れもあるから,所沢から新木場や元町・中華街に乗換えなしで行けると言われても,まるでピンと来ない。